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慌ただしい一日 [2021年02月09日(Tue)]

今日は、早朝からSDGs関連のフィジーでの会合にバーチャルで参加したのを皮切りに、かつての上司と1時間近く話し(かつて部下の時を含めても初めてこんなに話したように思いますが)、何かこう言葉が通じる人と話せてよかったというか。

そして、パラオの海保関係の協力者(というか友人)とあれやこれや連絡し、冗談を言い合いながら、次いでパラオの観光関係の協力者と現地ツアータイトルを出し合い(炎の弾丸ツアーとか、ローリングサンダーとか、ネバーエンディングツアーとか)つつ、フィジーにいる現地の友人とも意見交換し(以前は、自分が上司のような位置づけの同僚でしたが、そういった関係ではなくチームとして共に戦っていたイメージでした。今回いろいろ教えていただきました。先生と呼びたい。)その後、国内の友人やシドニー在住の方とのやり取りがあり、気づくと夕方になっていました。

急に忙しくなった感じです。炎の弾丸ツアー。

そういえば、祈りが通じたのか、プライベートな部分ではちょっとした奇跡もありました。正直諦めていました。コロナできっともう会えないでしょうが、心穏やかに、安らかに。


地域秩序変化、バイとマルチの使い分けについては、確か2018年の第8回太平洋・島サミットの後に何かに何度か書いてきた覚えがあります。そのはるか以前から現地に入り、変化の過程というか渦に巻き込まれていた肌感覚で、感じているものを書いてきたもので、全て繋がっているように見えます。

このような変化の時には、自分のような中からの視点と、もっとクールに事象を見る外からの視点の両方が重要になります。近年、この大きな変化の渦の中で、PIF事務局と外交官として直接週に何度も3年間も通って雑談や議論をしてきた経験があり、かつ、現在民間で発言できる立場の人はあまりいないはず(自分が特別と言いたいわけではなく、肌感覚て知っている人は他にもいるはずですが、立場上言えない場合が多いと思います)。チョコレートを持って行って、お茶を飲みながら喧々諤々議論や調整をしたり、時に厳しい交渉になったり。あの時のお茶は楽しみでした。今、その時の友人の一人はNZのオークランドに、別の友人はカナダのトロントにいます。あの時間が戻ればいいのに。

そんなこんなで、自分の場合は、国のお金で経験を積ませていただいたので、国のためにその時得た知見を使うというのは当然のこと。故に、自分はあえてそういった経験から得た中からの視点を強調することで、国内の情報としてはバランスがとれ、広く情報を掴む人が全体像を把握できる、もしくは変化に驚かずに対応できるようになるものと思います。クラウンでも良いし、自分の役割はそんなところでしょう。


今日ちょっと、古くからの日本の友人から言われて思い出したことがあります。

かつてフィジーがクーデターによりPIFから資格停止処分を受け、いろいろあり、日本とも関係が悪化したとき、2012年頃ですが、自分のフィジールートの情報では、駐日大使館を閉鎖し駐中大使館が兼轄しかねない深刻な状況でした。一方で、国内のフィジーをよく知る先輩方は「フィジーなんて、ほっとけば折れるよ」などと軽視する意見が主流でした。それに怒りを覚えたことが、自分が一度SPFを離れ、たまたま公募ポストがあり、運よく採用されて、フィジーに赴任ということに繋がりました。

その時の怒りというのは、何というか、自分が青過ぎたのか、ゾッとしたというか、愕然としたというか、なぜそこまで他人事でいられるのかと。本気で理解していなければ、外交当局も影響を受けてしまうレベルの方々。

それでも、現地では、日本とフィジーのオフィシャルな関係がぎごちなかったにもかかわらず、マタイトンガ大使を始めとする駐日フィジー大使館の皆さんのおかげで、空港到着時から丁寧に温かく迎えていただいたといったことがありました。そして、最初は同僚や現地職員に笑われながらも、最終的に山は動いたと、勝手に美化しています。

話がずれましたが、今回の地域で起こっているざわめきですが、ブラフか本気かという点では、現地の友人からは本気度が高いと捉えられているとのことでした。ここに至るまでの伏線がいくつもあります。それは中国関連がかすむほどのもの。

例えば、小さい国だからと頭のどこかにあるのかもしれませんが、5カ国首脳が正式に署名した文書の意味はどれだけ重いものか。それを覆すのが、どれだけ大変なことか。首脳が署名して公式文書を発出するという行為そのものが、強い決意の表れだったということ。

この一連の動きでダメージを受けてしまうのは豪州、次いでNZになります。

かつてフィジーがPIFからはじかれたとき、豪州・NZおよび2国に近い島嶼国と、フィジーの間を繋ぐ役割を日本は期待されていました(フィジーや豪州・NZに不満があったいくつかの島嶼国から)。しかし、先進国であり民主主義陣営の日本は豪州・NZ側に立ちました(その後、何とか修復し2015年に至るといった感じですが)。

今回は、そういった繋ぐ、仮に脱退した国があるとして復帰を促すという意味ではなく、脱退した国々と豪州・NZの間を取り持つ役割も日本にはあるかもしれません。そのためには、日本は日本で各島嶼国との関係(二国間関係)を改めて大事にする必要があるでしょう。頑張りどき。豪州・NZの地位を落とすことなく、日本の影響力を高めることができるかもしれません。

それにしても。
やっぱり頭に浮かんでくるのは、「リセット」という言葉です。
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