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PIF新事務局長にプナ前クック首相を選出 [2021年02月04日(Thu)]

https://www.forumsec.org/2021/02/04/pacific-leaders%e2%80%afplace-focus-on-covid-19%e2%80%afvaccine-select%e2%80%afhenry-puna-as%e2%80%afnew-secretary-general%e2%80%af/

候補者5名の中で最も高いキャリア、より小さな島嶼国のクック、NZとの深い関係があるプナ前クック首相がPIFの新事務局長に選出されました。

ミクロネシア諸国5カ国の脅しには屈せず、といったところでしょうか。

首脳側からの視点から言えば、本来PIFというのは加盟国・地域の首脳が地域政策の方向性や合意を取り決める枠組みで、首脳が合意した内容を実行に移すためのとりまとめ機関がPIF事務局となります(現在の課題は、新型コロナ、地域経済、ローカル経済、各国財政、観光、そして何よりも気候変動、大国間の競争など)。

ところが、個人的感触になりますが、時にPIF事務局は首脳の上に立ち、勝手に判断しようとしたり、PIF事務局長が首脳よりも強い立場のようにふるまったりといった傾向が、ここ数年あったように思います。

その視点から言えば、プナ前首相は、首脳グループのメンバーだった人であり、首脳側から見れば、やり易く(話が通じやすく)なるでしょう。

また地域の大国ではなく、PIFの枠組みの中でもSIS:Smaller Island States(より小さな島嶼国)から選ばれたということで、SISからなるミクロネシア諸国としては各国対応が変わるかもしれませんが、意見をPIFに反映させやすいとして、妥協できたのかもしれません。

域外国にとっては、まさに外交のど真ん中にいた人が事務局長となるので、言葉が通じやすいかもしれません。

ミクロネシア諸国のうち、パラオなどいくつかの国は、離脱はともかく、是々非々の対応になるでしょうか(離脱しないにしても、参加レベルを下げるなど)。

ミクロネシア諸国の脅しは、地域では深刻に捉えられていましたが、仮にパラオが離脱したとしても、PIFという枠組みは、英連邦系の南側の国々が作ったものなので、実際のところ大勢には影響ないとは思います。地域の結束という意味では弱まるように見えますが、現在の新型コロナの対応を見てもミクロネシア3国特にパラオは、独立国でありながら、グアム、北マリアナ、米領サモアに繋がる感じで米国の強い影響下にあると見なされているようなので、経済・財政・新型コロナに関しては、南側諸国にはニュアンスが共有できないといった印象を持たれているようにも思います。

NZ、豪州としてはやり易く、米国はバイデン政権となったので影響力も弱まっているように思います。

首脳は、最も安定した現実的な判断をしたということでしょう。
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