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トメイン元大統領逝去 [2020年10月15日(Thu)]

10/13、マーシャル諸島のリトクワ・トメイン元大統領が亡くなりました。1939年10月14日生まれでしたので、81回目の誕生日を前に。

弔文案を書いていたのですが、何か泣けてきてしまい、手に付きません。

2003年に自分がボランティアでマーシャル高校の生徒とイベントに取り組んでいた、自分がまだトメインさんを知らないときでしたが、自分の隣で優しく挨拶をしてくれたのが最初でした。数日後、ウォッジェの酋長、親日家で、当時国会議長だったと生徒に聞いて知りました。お孫さんが教え子にいたり、その子が自分が支援していたバンドのメンバーだったりしました。

自分が専門調査員として大使館で働き始めた後、政変を経て、2008年1月大統領に就任。当初は、中国との関係強化、一部酋長の利益のために大統領になったように見えました。周辺からはいろいろネガティブな評価がありましたが、自分はボランティア時代から知っていたので、本心は違うと信じていました。当時、自分のボス、臨時代理大使が本省に積極的に働きかけ、同年3月に日本政府の招聘で訪日することとなりました。大統領として最初の外遊だったと思います。その滞在中、天皇陛下に謁見し、帰国すると明らかに雰囲気が変わっていました。これが切っ掛けで更なる政変が起こるわけですが。

2008年4月、マーシャルに帰国後、大統領と臨時代理大使と自分と大統領補佐官とでランチをしながら感想を聞いたときのことを思い出します。「天皇陛下が予定を大きく超えて、話を聞いてくれた」「マーシャルとの関係をよくご存じで、とても関心をお持ちだった」「天皇陛下と時間を過ごせたことで、自分の役割が明確になった。国民のために政治を行う」、トメインさんはそうおっしゃっていました。

地域会議でも、それまで寡黙でニコニコ頷くだけだったマーシャルが物を主張するようになり始めたのも、トメインさんからです。もっと評価されるべき政治家だと思います。

その後も何度かお会いしましたが、政変の中、裏に回りキングメーカーとなっていたものの、病気のため昨年の選挙には出馬せず、時代が変わりました。

自分がウォッジェに行ったら、腕に油を塗った独身女性を一斉に走らせて、自分が捕まえることができた人と結婚させてくれると約束してくれましたが、残念ながらウォッジェを訪問する機会はできませんでした。

安らかに。
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