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ちょっと響いた話。 [2020年10月11日(Sun)]

先ほど、ユーチューブのテレ東Newsチャンネルで、Nikkei日曜サロン、北岡JICA理事長の回を見ました。タイトルとしては菅政権に関する分析が出ていましたが、内容はより深いものだったと思います。

特に響いたのが、途上国との関係について。北岡理事長は途上国の人々が、Nation Buildingに取り組んでおり、日本の明治維新以降の状況に近い雰囲気があるといった話をしていました。恐らく、現地で活動したことのある方々には、この話に共感できる人も多いのではないかと思います。

開発協力の実施現場を離れたところでも、例えば、書記官時代も現在の研究員としても現地の高級官僚や首脳・閣僚などとも非公式に話を聞いたり意見交換できる場面がありましたが、真剣に国の将来、国の発展と繁栄について日々考え、実行していることが分かります。

そういった意味で、日本のような、ある意味成熟した、あるいは老齢化した国よりも、新興国、経済力を持った途上国の方が、感覚やテンポが近く、親身な話ができ、関係が近くなりやすいのかもしれない。何年か前に、そのようなことを思ったりしていました。こちらが「ちょっとまって」と言っている間に、あちらではスススっと話が進んでしまうようなイメージです。しかし、その場合、グッドガバナンス、透明性、質などの面で後々問題が出てくることも珍しいことではなく、やはり先進国には重要な役割があると思います。

自分の周辺環境をみると、現在の国際情勢の中で、大国の視点で途上国を押さえつけるように捉える見方が主流になりがちであり(極端な言い方をすると「金を出すんだから、言うことを聞け。」「自立できない国なんだから、言うことを聞け。」「自分たちで判断できないのだから、従え。」といったような立ち位置)、目指すところは同じだとしても、自分のような相手国の視点を理解した上での自助努力支援、開発協力といった考え方は理解されにくい状況にあります。

どちらが正しいかは分かりませんが、自分が関わってきた島嶼国の現地の人々は、ずっと国の変革・発展の過程にいるわけで、彼らの意思、積み上げてきた経験と知恵というものは、そこに存在しています。それを軽視する人もいれば、尊重する人もいるということかもしれません。
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