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パラオが観光再開に向けて必要な考え [2020年07月21日(Tue)]

太平洋島嶼国の中で、経済が特に観光に依存している国々と言うのは、フィジー、パラオ、クックになります。国以外では、タヒチ(フレンチポリネシア)、ニューカレドニアがあげられます。

これらの国や地域は、観光が国の財政、経済、雇用など社会問題の改善のカギであるため、その再開を模索しています。

南半球の国々では新型コロナの感染者数が抑えられているニュージーランド、北半球のパラオにとっては台湾がまず重要なパートナーになるのではないかと思います。

まぁそんな中、パラオの友人とここ数日、いろいろ話をしています。パラオが観光再開を検討する上で、もしかすると伝わっていない情報もあると思い、いくつか伝えました。

まずは日本で報道などを通じて一般的に理解されている3つの点。

1.PCR検査の偽陰性率が20〜40%ある可能性があること。

2.感染者の中で、無症状の人が20%程度いるようだということ。

3.70代以上の方の重症化率が高く、死亡率も高そうだということ。

すなわち、感染者がいる国との人の往来があれば、検査をすり抜けてウィルスがパラオに入る可能性があるということ。

そして、新型コロナウィルスが本当にパラオに入ったならば、特に高齢者を守る必要があることを伝えました。(肥満や生活習慣病の話は、恐怖感を煽る可能性があるため、あえてしませんでした。)

次に、新型コロナウィルスが国内で見つかった場合の対応について。

その前に、対応方法については2段階あるだろうとしました。

1段階目は、十分な水際対策を行い、感染者一人一人の行動を確実に追跡し、接触者も掴めるレベルのもの。コロナ・フリーを追求するもの。

2段階目は、感染者がある程度増え、バランスをとりながら、新型コロナウィルスの存在する社会を許容するもの。ウィズ・コロナ。しかし、十分な医療キャパシティが必要というもの。

パラオは今1段階目にあり、コロナ・フリーを可能な限り追求する必要がある。一方で、日本は2段階目にいるということ。

そこで、仮にパラオで感染者が見つかった場合、どのようなことが考えられるか想像するため、フィジーの対応を簡単に共有しました。

1.感染者の隔離と観察。

2.町のロックダウンと全国の夜間外出禁止令。集会禁止。とにかく人の動きを止める。

3.感染者の行動を追跡し、家族、接触者など潜在的にコロナウィルスに触れた可能性のある人のリストアップ。

4.3の人々全員のPCR検査。

5.新たな陽性者が出るかどうか観察。出た場合には1.3.4.の実践。

6.フィジーの場合は、国内で徹底的に検査を進め、6週間以上新たな陽性者が確認されなかったことで、さまざまな制限を緩和。


パラオでは、仮に重症者が出た場合には治療ができず、今から現地で重症者を治療できる医療レベルに上げることも難しいので、感染者を出さないことが第一。

感染者が出た場合には、感染拡大を防ぐために、フィジーがとったような徹底的な対応が必要。その基礎になるのは入国者の動きを常に追跡できるようにすること。この点は何かアプリを導入することである程度はカバーできるようです。


とにかくまだ感染者が出ていないということは、感染者が出た場合の対応やウィルスがある社会について実感がないはずなので、簡単ではないというニュアンスを伝えようという思いが強くありました。


最初の3点に話を戻すと、パラオの友人はグアムは大丈夫かと。グアムには在留パラオ人が一定数おり、近くグアムからそれらの人々の帰国便を飛ばす話もあるので。

そんな話を午前中にしていたのですが、午後にグアム滞在中のパラオ人2名がコロナ陽性というニュースがありました。

パニックになる必要はありませんが、この結果、新型コロナはより現実的な感覚を持ってとらえられるでしょう。

とにかく焦らず、うまく他の国々の対応を参考にしながら、賢い選択を続けて欲しいと思います。
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