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The Pacific [2020年06月14日(Sun)]

The Pacificという米国のドラマを初めて観たのは、フィジーにいたときだったか。
英語字幕もなかったので、大体の意味しかわからなかったのですが、米国の英雄譚ではなく、米国の視点でありつつ、客観性を感じました。

その後、やはり英語版のままDVDか何かで全編観たのだと思いますが、ペリリューで見た廃墟がドラマで再現されていて、衝撃を受けました。

アマプラにあるのでので、何か感じるかと思い、また観ています。

映画「硫黄島からの手紙」が後だと思っていましたが、The Pacificの方が後だったんですね。


自分がマーシャルやパラオで現地の友人やお年寄りから聞いた話では、日本人と現地の人々の近さを感じていました。マーシャルでは若い人たちに、なんで日本は負けてしまったんだと言われたこともあります。

初めてThe Pacificでガダルカナルの戦いを観たときには、現地の人はただ場所を使われたのだという印象が残りました。

その後、前職でキリバスに出張した際には、マキン・タラワの戦いについて少しは知っていたつもりでしたが、就遊館でキリバスに派遣された(確かトラックから移動となった)若い日本兵の家族への手紙を読んでいたこともあり、タラワで外洋を見ながら、このようなところまでと切なくなりました。

また、そこでは、やはり、現地の人々は関わりなく、戦場となったという印象が残りました。


「太平洋戦争では利用された。」「大国の争いは、自分たちの争いではない。」という考えをいろいろな立場の人に言われたことを思い出します。

伝統的安全保障という場合、太平洋島嶼国を巻き込まなければならないのか。現地の人々の意思は無視されるのか。疑問が残ります。
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