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ヤウボリ新駐米フィジー大使! [2020年05月26日(Tue)]

前職および現在の職場でお世話になったフィジーのヤウボリ大使が、フィジーの駐米大使に就任されました。

https://www.fijitimes.com/yauvoli-is-fijis-us-ambassador/

ヤウボリさんの話をするときには、また昔話になってしまいます。

自分が外務省の任期付職員としてフィジーの日本大使館に赴任したのが2012年10月。いろいろあり、日本とフィジーの関係が拗れており、特に閣僚以上のレベルではコミュニケーションを取りにくい状況にありました。

島嶼国に関する専門性があるということで、任期付ポストに採用されたこともあり、おそらく本省からは正規職員とは異なる視点で何かやってほしいということだと言外の意味を読み取り、現地で上位者に確認しつつ、いろいろ動いたりしました。

任期付前は、2012年9月まで笹川平和財団で研究員を務めていましたが、マタイトンガ大使を始め、駐日フィジー大使館の皆さんに大切にしていただいたこともあり、フィジー赴任時には、単なる一書記官にも関わらず、ナンディ空港でフィジー政府職員の方に、丁寧に丁寧に対応していただいたことも覚えています。


2012年10月下旬の赴任当初、現地では、フィジー政府とのやり取りがなかなか不自由で、大使クラスが動きにくい中、その下位者が動くことも難しい状況のようでした。スバの天気も1か月ずっと曇りか雨で、気持ちは滅入るし、住居はなかなか決まらないし。

そこで、当時、本省に確認しつつ、自分のフィジー人脈を活用し、事務官レベルから対話を始めることとし、自分は経済や経済協力担当だったので、フィジー経済や経済協力に関する相談ということで、フィジー外務省を訪問する機会を作るようにしました。専門調査員の経験はあったものの、自分は民間から移っただけの、プロパーではない外交官だったので、とにかく実践で学ぼうというところもありました。

2012年11月以降、しつこく理由を見つけてフィジー外務省を訪問するうちに、当時外務次官であったアメナさん(ヤウボリさん)が、おそらくフィジー人脈の中でも人物像を共有してもらっていたのだと想像しますが、「お、ヒデ。今日は何だ?」と声をかけてくれるようになり、あるOB会にも誘っていただけるようになりました。

パラオの共通の友人が、アメナさんによろしくということで、繋いでくれたこともありました。(振り返ると、気候変動や環境系の話で、財団で培ったパラオでの人間関係が、フィジーとの対話を進める中で、側面から助けてくれていたことが数回ありました。)


その後、例えば日本政府から正式なメッセージがあるときには、その周辺情報や考えられる意図などを説明したりし、クンブアンボラ外務大臣(当時)の来日、バイニマラマ首相の来日、日・フィジー首脳会談に繋がる、一番底の部分の地ならしになったのかもしれません。


ヤウボリ大使は、環境系のバックグラウンドがあり、ポスト・リオ+20、持続可能な開発目標(SDGs)、地域住民と国際社会を繋ぐ考え方について、ワークショップにも誘ってくれたり、たびたび教えてくれました。2013年にはG77+China議長を務め、国連の場でも活躍されました。

確か、外務次官になる前は、太平洋共同体(SPC)ミクロネシア事務所長、外務次官のあとには、太平洋諸島開発フォーラム(PIDF)の暫定事務局長、フィジーの気候変動大使、メラネシアン・スピアヘッドグループ(MSG)事務局長を務められ、今回、駐米大使に就任されました。

財団では、2016年2月のパラオでの国際会議にフィジー気候変動大使として参加していただいたのち、2017年〜2018年には、PALM8に向けた意見交換に協力していただき、2018年1月に開催した国際シンポジウムには、フィジー気候変動大使および地域機関のメラネシア・スピアヘッドグループ事務局長として参加いただき、モデレーターや講師を務めていただきました。

その後は、仕事ではなかなかご一緒できませんでしたが、プライベートでは何度かキャッチボールをしてきました。

次にお会いできる機会があるのかないのか、、、ない可能性の方が高そうですが、米国でも、ご活躍されるものと思います。

ヤウボリ大使は知日派であり、太平洋島嶼国全体をよく知る人で、気候変動、ブルー・グリーンエコノミー、開発パートナー関係など、実務をベースとした深い知見を持つ方なので、米国でヤウボリ大使とお会いする機会がある皆様には、是非、交流を深めていただければと思います。

率直で、大変温かい方です。
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