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フィジー:ガラセ元首相逝去(4/21) [2020年04月22日(Wed)]

昨日、ガラセ元首相が亡くなりました。79歳だったそうです。2000年から2006年、フィジーの首相を務められました。

短期の暫定首相を除くフィジーの首相は次のとおりです。

1970-1987 カミセセ・マラ *先住民系政権
1987 ティモジ・ババンドラ(先住民系)(労働党)*インド系との連立政権(1カ月のみ)
      
*1987 ランブカ軍司令官(陸将)による軍事クーデター、5月と9月の2回

1987-1992 カミセセ・マラ *先住民系主導
1992-1999 シティベニ・ランブカ *先住民系主導

1999-2000 マヘンドラ・チョードリー(インド系)(労働党)*インド系主導、フィジーの選挙制度を上手く計算し、選挙に勝利

*2000 民間人によるクーデター(フィジー系市民スペイトが武装勢力と起こしたクーデター):どのように武器を調達したのか、資金源は何なのかと調査がなされた。表はスペイトだが、現地では裏の繋がりが公然の秘密として理解されている(正式な文献もなく、危険なので、ここには書きません)。
*2000 バイニマラマ軍司令官(海将)がクーデターを鎮圧

2000-2001 ライセニア・ガラセ(無所属)
*2000 バイニマラマ軍司令官暗殺未遂(11月)
2001-2006 ライセニア・ガラセ(SDL) *先住民系優先

*2006 バイニマラマ軍司令官による無血クーデター
2007-2014 ジョサイア・ヴォレンゲ・バイニマラマ(暫定政権)*多民族国家、平等
2014- ジョサイア・ヴォレンゲ・バイニマラマ *多民族国家、平等


このように振り返ると、特に1990年代末以降のフィジー内政には、先住民系優遇から多民族国家への改革の流れがあり、主要人物としてランブカ元首相・退役陸将(先住民優遇側)、ガラセ元首相(先住民優遇側)、バイニマラマ首相・退役陸将(多民族国家・国民は皆平等)が関与していることが分かります。

その一角であるガラセ元首相が亡くなりました。ご冥福をお祈りいたします。


ちなみに、これは自分の観察に基づくものですが、バイニマラマ首相に対してあまり良い感情を持っていない勢力や反対側の人は、バイニマラマ首相を「フランク」と呼んだり、「フランク・バイニマラマ」と書く傾向があるようです。間違いではないのですが、首相自身が、軍司令官時代のフランクと現在のフィジー系の名前を使い分けているようにも見えます。
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