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ABC予想証明と世界の変容と [2020年04月04日(Sat)]

ABC予想が証明された!というニュースを聞いても、学生時代に、波動方程式の証明くらいで四苦八苦していた自分の頭のレベルでは、「簡単」な説明を読んでも、まっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっったく分かりません!
ただ、感覚的には、これから、数学や物理が変わっていくのだろうと感じます。

実際のプログラムが分からなくてもPCを使っているように、いずれ一般人が、生活上利用するものに変化が出てくるのでしょう。ブレイクスルーと言われる出来事なのではないか。


さて、自分は太平洋島嶼地域に17年継続して関わり、現地にも通算で10年ほど居住していましたが、外交を行う中で、地域秩序を超えて、いやその根底にあると言ったほうがいいのかもしれないですけども、国連を中心とした戦後秩序を強く意識させられる場面が何度もありました。

戦後秩序と言うと、日本は敗戦国な側であり、まさにその立場を意識せざるを得ない時があったのです。

安保理改革も進まず、どう考えてもこのままではこの現在の国連の枠組みの中では、日本はこれ以上地位を向上させる事は難しいんじゃないかと、途上国側にとっては途上国の声を反映することがなかなかできないんじゃないかと、まぁそのような議論を、非公式の雑談のようなもので行ってきたということがあります。まぁ相手はいろんな国の大使クラスの人だったり政府高官であったり外交官だったりしますけども。

特に活発化したのは、2013年から2015年の範囲で、ポストMDGs、すなわちSDGsに何を反映させるべきかと言う議論をしていた頃の事でした。

戦後秩序に代わる次の世界秩序は何かなぁとか、その時には必ず日本は勝ち組側にいるんだとか。ただそのためには、何か大きな事象が起こらなければ何も変わらないとか。

そのようなことを話していたなと、ふと思い出す時、今起こっている新型コロナ災害の中で、ああこれかと。みんな無意識に話していたのかもしれません。

今、大きな事象の中にいて、今までできないと思っていたようなこと、身近なところで言えば在宅勤務とか、人との接触を減らしつつ世界各国とリアルタイムでオンラインでつながるとか、古い観念が壊されつつあります。

機械を通して話すのなら、それこそホンニャクコンニャクのような翻訳ソフトを使ってそれぞれ母国語を使いながら、ほぼリアルタイムで話せるようになるだろうし、5Gが普及すれば、外を歩きながらでも、ほぼリアルタイムで世界各地とつながりながら、いろいろなことができるようになるんでしょう。

新型コロナ収束後には、いろいろな概念が変わり、新しく変容した世の中で生活するようになるのだと思います。

5Gも始まったし、今回のABC予想の証明は、世界が変化を受け入れられるという意味でも、まさに今が最適なタイミングなのかもしれません。(記事を読むと、まさに天才の京大望月教授が2012年に証明していて、その査読に8年を要したとあります。)
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