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ザンビアも。 [2020年03月29日(Sun)]

自分は1996から98まで協力隊員としてザンビアに赴任していました。当時、20代〜40代で亡くなる方が多く、友人もほとんど死んでしまったので、繋がりはほとんどなくなっていますが、初めての海外がザンビアであったこともあり、海外の国々を見る基準がザンビアだったりします。

ああ、そういえば、2012〜15のフィジーにいたころ、現地UNWOMENの専門家がマラウィ出身で、自分はザンビア東端の同じニャンジャ語だったので、ニャンジャ語で挨拶したりしたことがありました。

今日、ザンビアの感染者数を見てみると28人。

20年以上前のことを考えると、これは現地の方々を見下したり、批判したり、あざけったりという意味はありませんが、自分が現地で現地の友人たちと生活していた経験では、日本から見れば非科学的なものや、迷信だろうというものが多くありました。

例えば、3人組の男女がマジックを使い人面ヘビを作り、操り、泥棒を働いていた。警察に捕まり、より強いウィッチドクターがマラウィから連れて来られ、公衆の前で人面ヘビのマジックを解くことになり、ヘビはしゅっとしぼみ、3人はその場で自然に亡くなったとか。

近所の遠くサウスルアンガまで続く道で、放牧されている牛もあるっていますが、あるザンビア人夫婦が歩いていたところ、旦那さんが札束が落ちているのを見つけ拾ったところ、いなくなり、一頭の牛が奥さんを悲しげに見つめていた。奥さんは、ブラックマジックだと即理解し、町の警察署に牛と共に訪れ事情を説明した。警察は、また強いウィッチドクターをマラウィから呼び寄せ、牢屋に牛とウィッチドクターを一晩留置した。すると、翌朝、旦那が戻ってきた。という話もありました。これは、町の外国人が経営している肉屋の陰謀だと噂が広まり、しばらくの間、その町では牛肉を食べなくなりました。人かもしれないということで。


他にも、ワニ人間だとか、ハエに姿を変えて政敵の家屋に忍び込み毒を盛るだとか、人が巨大な鳥類に変わっただとか、いろいろな話がありました。

すこし可愛い話では、現地ではカメレオンが毒を持っていると恐れられ、手に乗せて、「ほれっ」と近づけると、(本当に)「ヒ〜〜〜〜!」といって逃げていました。

彼らは冗談ではなく、本気で話していたので、皆が信じているのだから、そうなんだろうと。自分もそこに住んでいるのだから、そうなんだろうとしていました。日本の平安時代とかの似ているのかなとか、集団催眠みたいなものなのだろかなどと思いながら。

ただ、彼らは本気で、例えば、強い呪術師になるためには、(コンプライアンス上ここには書けませんが)ある事が行われており、確かに、川で犠牲者が見つかるという事件も度々起こっていたようです。幸い自分の近くにはありませんでしたが。

ある同僚は、当時28歳で、自分の2歳上。可愛い子供もいて、仕事や生活上の問題について助けてくれる兄貴のような存在でした。サカラといいますが。自分が任期が切れる半年前位に、彼がエイズを発症した(と思われる。誰もはっきりしたことは言わないので)ようで、日に日に体調が悪くなり、現地の一般的な病院を信じず、現地の呪術師に頼るようになりました(他のザンビア人の同僚は、呪術師に頼っても駄目だと言っていましたが)。錆びたナイフでお尻の患部を切られたりして、急速に容体が悪化し、結局、自分が帰国のため、首都ルサカに上った日に亡くなりました。

2年間の任期中、同僚25人のうち、5名が亡くなりました。原因はマラリアとか肝臓病とか言われていましたが、基本的に常に体がさまざまなウィルスや病原菌にさらされているので、そういう国。


もう20年以上たっているし、通信環境も経済も変わっているでしょうから、今のザンビアと当時は違うのだと思います。


ただ、途上国の中には、このような集団心理が作られていたり、非科学的な話が日常生活では普通に浸透していたりしているところもあるということ。そのため、新型コロナウィルスについて、しかるべき信頼できる機関が正当な方法で情報を伝達しなければ、尾ひれがついてパニックになる恐れもあるのではないかと思います。病気の怖さだけではなく、集団の怖さ。
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