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新しい形態への移行過程? [2020年03月26日(Thu)]

当財団では、3月1日以来、在宅勤務、テレワークが基本となっています。

オリンピックや業務円滑化に向け、さまざまな作業の電子化を進めている折、今回の新型コロナウィルスの問題が発生し、システムの方々などが予定を前倒しで進めてくれています。まだ、アナログな作業が必要な部分もありますが、1年前に比べれば、かなり電子化が進んでいます。

先日、友人と話す機会があり、状況を俯瞰して(ある意味他人事として)雑談しました。そこで一致したのは、災害は人の意思に関わらず、社会を変えることがあるということ。例えば、在宅勤務は特別なものであり、基本的に仕事が進まなくなるだろうという固定観念がありましたが、この10年でアップグレードされた社会インフラの下で、できるではないかと。

また、今後はヴァーチャルなものと現実のものの境界線があいまいになっていき、一方で、直接人に会う、会話する、食事をする、握手する、音楽やダンスなどのパフォーマンスをライブで見るなどリアルなものの価値が高まるのだろうと。

しかも、これは、一つのコミュニティ、町、国のレベルではなく、世界が共通して迎えている変化の局面でもあると。



そのようなことを思い出していたのですが、ふと、自分の例えばこの4年間の当財団での太平洋島嶼国との仕事を振り返ると、「あれ?」と。

自分はこれまで出張が多く、現地(複数の国)に入ったり、日本にいたりですが、さらに当然オフィスワークもあるわけです。

現地に入っているときには、現地の人々と直接会って、話し、食事し、最新の情報と事象の理解を促進しますが、一方で、オンラインで日本のオフィスでの業務も可能な限り行いました(現地のインフラにもよる)。

日本のオフィスにいるときには、日本国内での関係者との意見交換や、通常のオフィスワークも行う一方で、オンラインで現地(複数の国)とキャッチボールを続けてきました。

現在の状況と非常に似通っており、すなわち、太平洋島嶼国でも日本でも、ある意味テレワークを行ってきたということが分かりました。

背景には、海底ケーブルの接続により、多くの太平洋島嶼国のネット環境が改善されてきたことがあります。例えば、2年前のパラオ、15年前のマーシャルでは、100kバイトを超える添付ファイルをメールで送るのに数十分かかるような状況でしたが、今はユーチューブもネットフリックスも見ることができるレベルになっています(場所を選びますが)。


というわけで、新型コロナという害がないとすれば、自分の仕事のみを考えれば、在宅では事務作業の他、資料調査を行い、作文し、課題や改善点を考えながら、オンラインで海外の関係者と意見交換を続ける。そして、あるタイミングでは現地に入り、生の情報をとり、また招聘することで生の情報を日本で共有するという形が考えられ、これは今までとあまり変わりがないようにも思えます。そこでは、状況を活用しつつ、質を高める努力が必要になります。
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