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«局面の転換 | Main | フィジー政府の緊急対応(3/19)»
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フィジーで初の新型コロナ陽性者判明(3/19) [2020年03月19日(Thu)]

本日現地時間13時(日本時間10時)、現地フィジー・サン紙(3/19付)がワンガイナンバテ保健大臣のTwitterを引用し報じました。*これを書いている時点で、政府の正式発表はまだありません。

https://fijisun.com.fj/2020/03/19/covid-19-case-confirmed-in-lautoka-dr-waqainabete/

陽性が判明したのは、西部にあるフィジー第2の都市「ラウトカ在住者で、先ごろ海外から戻ってきた」そうです。「現時点で周囲への感染拡大はない」としています。

問題は、一人感染者が判明したということであれば、無症状の人を含めれば、既にその何倍もの人が現地では感染している可能性が高いこと。そして、現地住民がパニックにならないようにする必要があります。

またフィジーは大きな島(ビチレブ島、バヌアレブ島)だけではなく、多くの離島が存在します。それらの離島の状況は環境的にはツバル、マーシャルなど小島嶼国と似ている一方、現地医療体制は非常に脆弱です。そのため、フィジー国内においても、それらの地域にウィルスが到達しない制限が必要となるでしょう。(昨年マーシャルでは、サモアで発生した麻疹の感染拡大を受け、海外から首都への渡航制限に加え、首都から各離島への渡航制限を導入しました)

経済への打撃は厳しいところがありますが、早い段階で、現在フィジー国内にいる人の動きを14日以上止めるなどの措置が必要になるかもしれません(誰が感染しているか見えないため)。


・・・西部ナンディ町では、パニックショッピングが始まっていると、現地フィジータイムズ記者がSNSに写真を上げていますが、これでは現地の人々の心情を煽ってしまうのではないでしょうか。もしかすると物流の制約が起こった場合には、田舎に土地と親類がいて自給自足できる先住民系住民と、そうではないインド系住民や移民系住民に、生活上の厳しさの違いが現れるかもしれません。少し心配になってきました。


昨日はニューカレドニアで感染者が判明、今朝はミクロネシア連邦チューク州にあるザビエル高校のマーシャル人の生徒が感染疑いで検疫を受けているとの情報がありました。

オーストラリアは感染拡大、ニュージーランドも海外からの帰国者に感染判明、マニラでも感染拡大、台湾も少しずつ感染者数が増大、グアムで感染者判明、ハワイでも感染者、南にも北にも徐々に脅威が迫ってきているようです。各国とも十分な複数のシナリオに基づき、準備していてほしいと思います。
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