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中国民間の対ソロモン諸島超大規模融資話 [2020年03月03日(Tue)]

ここのところ、民間部門の話になりますが、中国からソロモン諸島に1000億米ドル(11兆円?)規模の秘密の融資話があり、それにソロモン財務省が絡んでいるとか、年利11%だとか、話題となっています。

https://www.solomonstarnews.com/index.php/news/national/item/22882-suidani-queries-grants-from-china

「反中国、新台湾のマライタ島のスイダニ首長が政府を追及しています。同首長は、別記事ではマライタ選出議員9名に対し、現在のDCGA政府(The Democratic Coalition Government for Advancement )から離脱せよとも発言している」ようです。ソロモンスターニュース紙(3/2付)


ADBのKey Indicatorsを見ると、ソロモン諸島のGDPは約8.6億米ドル(2016年、約900億円)(*2019年も恐らく9億米ドル程度とみられる)、政府歳入は約4.9億米ドル(2018年、約500億円)。GDPに民間部門が占める割合が400億円未満という経済構造。

このような経済状況で、民間とはいえ、1000億米ドルの借金、年利11%とは、利子だけで年に11億米ドル(GDPを超える)を超えるもので、通貨単位を間違っているのかと思っていました。


しかし、先日パプアニューギニアのマラペ首相がソロモンを訪問したことで、もしや?と思いました。

パプアニューギニアは資源経済で高度な経済成長を実現し、2018年のGDPは約242億米ドル(約2.6兆円)、政府歳入は約41億米ドル(約4500億円)。GDPの官民比率が概ね1対5と民間経済が強い形となっています。


もし、パプアニューギニアからの助言があるとすれば、鉱物資源の開発で、一気に経済を変えることができるとソロモン政府側が考えているかもしれません。

過去に洪水などの災害をもたらしたという話を耳にしたことがありますが、環境懸念もあるといわれるGold Ridge鉱山があり、他にも未開発のニッケル鉱もあるという話も聞いたことがあります。

鉱山開発を考えているということであれば、1兆円を超える融資の意味も現実的な数字として考えられます。鉱山開発があれば、地域への電力、通信、道路、港湾開発もセットとなるでしょう。


新型コロナの影響で中国経済が大きく減退したとしても、中国が安全保障上の要所として選択と集中を考える場合、さらに純粋に利益を期待できる投資である場合、積極性は変わらないのではないか。

ソロモン諸島国内情勢と共に、注意深く追う必要がありそうです。
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