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太平洋島嶼国へのリスク要因にならないように [2020年02月24日(Mon)]

メディアが報じていますが、2/2411:00時点の新型コロナウィルスCOVID-19の感染者数は、日本が147名、韓国が763名(!)、イタリアが157名(!)。個人的には、この局面においては、細かな値よりも増加傾向(勾配)と重症者と亡くなった方の数を注視しています。
海外からの渡航に関しては、米国、オーストラリア、台湾が日本への渡航について警戒レベルを上げています(4段階で下から2番目など)。

素人考えですが、一時的に人の動きを鈍化させることは、爆発的な感染拡大の抑制、ピークレベルの抑制、時間稼ぎに効果があるのだと思います。


自分の立場で考えなければならないのは、太平洋島嶼国へのリスク。ここではマクロの話ではなく、極めてミクロな話で、自分たちが現地にウィルスを持ち込むリスク。

例えば、国にいるとわかりませんが、途上国で何年も生活した経験から言えば、日本はインフラの質が極めて高く、購買力、食の質もあり、基本的な健康状態が途上国に比べて高い。

これに関して2つの見方があります。

1つは、自分から現地の人を見て、「えっ。こんなことで体調崩すの?」というもの。現地の友人や職場の同僚などは、多忙で一食を抜いたり、仕事で休憩時間が短かったり、何時間も集中して仕事をしたり、眠いときに眠らなかったりすると、体調を崩してしまうことが多くありました。

もう1つは、日本人が現地で現地の人が食べているものを食べて、お腹を壊すなど。食中毒は論外ですが、水も含め衛生上安全であっても、普通に食べるだけで体が反応してしまうことがあります。

気になるのは1つ目の方。今は、新型コロナがインフルエンザのようなものという見方は減っていると思いますが、日本では重症化する割合が少ない場合でも、上記理由で現地では重症化することが多かったり、自分であれば「ちょっとした熱」が、現地の人の体には大きな負担になるかもしれません。治療法も確立していない。

加えて、現地の方々の顔や名前が見える関係なので、そこに自分がリスクを持ち込むのは避けたい。

今週の内外の動向を注視しましょう。
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