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体力、抵抗力、免疫力 [2020年02月15日(Sat)]

新型コロナウィルスについては、一昨日以降の日本国内の報道だけを見ていても、局面があきらかに変わったと思います。

治療薬もワクチンも開発が済んでいない感染症なので、次にできることとすれば、爆発的な感染を防ぐこと、防げないのであれば、範囲を国内に留めることや、時間稼ぎをすることではないかと思います。

20代半ばの頃、ザンビアにいたときには4回脳性マラリアにかかりましたが、それはウィルスではなくマラリア原虫によるもので、治療法が確立されていました。症状は急激な体温の上昇でひどい風邪といえばその通りなのですが、放置するとマラリア原虫が脳の血管に詰まり泡を拭いて死ぬと言われていました。

地方にいたため、最終的には20時間かけて民間のバスで首都ルサカに向かい、一週間ほど入院、アスピリンで解熱し、キニーネの錠剤と点滴でマラリア原虫を殺す治療を受けましたが、副作用が地獄で、毎日吐きまくり、マラリア原虫のせいで赤血球も減少したため、回復には2〜3カ月要しました。

フィジーにいた2014年には、デング熱にかかりましたが、デング熱はウイルスで、治療薬がないため、基本的に自分の体力と免疫力勝負となりました。出血熱にならなければ死亡率は低いのですが、症状は急激な体温の上昇と節々の痛み、頭痛などでした。

40度を超えないように体温をチェックしながら、できる限り解熱剤を飲まないようにし、またこの場合はアスピリンは出血熱に移行する恐れがあり禁忌で、タイレノールにしなければなりません。概ね出血熱にならなければ、解熱剤なしで4日程度、解熱剤ありで1週間程度苦しむことになります。

自分の場合は、3〜4日部屋に篭り、ピークは過ぎ、職場に職場に戻りました。ただし回復期の3週間は酷い虚脱感、倦怠感に悩まされました。

マラリア、デング熱、いずれの場合も人人感染はなく、蚊が媒介するものです。


なぜこのようなことを書いたかというと、新型コロナウィルスに感染し発症すれば、インフルエンザもそうでしょうが、高熱を伴う症状はかなり辛いと想像でき、体力、抵抗力、免疫力の弱い方は、出来る限り感染を防ぐ必要があると考えたからです。

論文など読んでいないので、単なる印象になってしまいますが、体力、抵抗力、免疫力の弱い方々の場合、重症化する確率はどの程度なのか、重症化した場合の回復率はどの程度なのか知っておく必要があるのではないか。

自分自身については、体力、抵抗力と、免疫力勝負とすれば、栄養、休養、睡眠を普段よりも意識してとり、備える必要があると思います。

そのため、このようなケースでは、減量のしすぎは避け、運動に関しても過度な疲労を避けつつ、疲労回復、体力向上の閾値を探りつつ行う方が良いと思います。

また、悪い場合を想定し、体力、抵抗力が落ちているであろう高齢の両親や幼い甥っ子姪っ子がいる実家には、しばらく戻らないようにします。

さらに、パラオやフィジーではまだ日本人の渡航制限はありませんが、医療体制が脆弱な国々なので、現地にウィルスを持ち込まないように、現地への渡航に関しては慎重な準備が必要だと思っています。

渡航制限は現地経済にとっての大きなリスクとなるのでギリギリまで判断しないと思いますが、日本の感染拡大の状況次第で(さらにWHOの日本の状況に対する評価や、欧米メディアの日本の状況に対する報道が影響すると思われる)、何らかの対応が行われることも想定しておかなくてはと思います。
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