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似た感性を持つ人たち(2) [2019年11月22日(Fri)]

つづき

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リティアさんと。

またある時、あれは2013年の8月末か9月初旬だったと思います。

10 月に日本の熊本で、水銀に関する水俣条約会議が開催されることとなり、日本政府から当時のクンブアンボラ外相に招待状が出されました。

当時のフィジー政権は、2012年5月のPALM6を巡る出来事に関して日本に憤慨しており(日本政府がフィジーの首相を騙したことになった)、閣僚以上を日本に送らないような取り決めがあったようです。(日本は豪州・NZに配慮して首相はよばないとみなされていた時期)

その水俣条約会議への招待状ですが、当時の日本大使館は手交しませんでした。自分は経済協力班だったので、違う部署です。メールと現地職員に届けさせたんだったかな。(普通はこれを機に食事会を開いたり、いろいろ利用すると思いますが、それだけ)

で、自分はその状況を聞いてこれでは不味いと思い(秘までの公電は読める立場だったので水俣条約会議のものも読んでいました。大臣を呼ぶチャンスと思っていたものの、そのような態度)、本省にも本気で呼びたいのか確認した上で、急いでリティアさんにアポを取り、大使館内には経済協力の意見交換(実際に少しは話しましたが)と説明し、会いに行きました。

リティアさんに水俣条約会議の話をすると、「外相は、同じ時期に別の国際会議があるので、訪日しないと言っている」とのこと。

そこで、こちらからは安倍政権と前政権の違いを説明し、今後の二国間関係の回復についても重要なタイミングということと、踏み込んだ情報も共有しました。それで、大使館に戻ると、担当部署の方から、フィジー外務省からクンブアンボラ外相が水俣条約会議に参加すると連絡があったとの話がありました。加えて、担当者が、「日本のことは好きだから、ほっといても訪日するのはわかっていた」と。

後日、リティアさんに会いに行くと、「あの時、ヒデの話を聞いて、大事な話だとわかったので、すぐに外相に伝達した。すると、すぐに考え方を改めて訪日するといい、大使館に連絡した。」「外相は、フィジー政府内には、国連の会議ということで説明できると言っていた。」と話してくれました。

その時に、自分のことを、事態を変えるための重要な話を届ける人物だとして、「メッセンジャー」と呼んでいました。

この話は経済協力ではないので公電では書かずに本省にメールか電話で伝えたんだったかな。


実は、この件とまったく同じ状況が、2015年5月のPALM7の前にありました。2015年4月ごろだったと思います。

日本政府がついにバイニマラマ首相を招待するということになりました。そのために外務省は豪州、NZで環境づくりをし、日本は誇りある国なのだから豪州が何を言おうが首相を招聘すると(本省の幹部の方)、ついに動きました。

ところが、本省から招待状が届いても、やはり手交せず、何かの形で届けるだけ。大使館内では、「首相がPALMに参加するか反応がない」との話がありました。

自分は担当ではありませんでしたが、もう残りの任期も半年ほどだし、これで切られても本望と、友人を通じて首相府次官代理(当時次官ポストは空席だったかと)にアポを取り、会いに行きました。

その人とは初対面だったか。ただいろいろな人が自分のことを保証してくれていたのかもしれません。

次官代理には、安倍政権とは〜で、前政権とは異なる。おそらく安倍総理とバイニマラマ首相は馬が合うと思うし、フィジーの重要性を認識しているなどと話し、大使館に戻りました。

するとすぐに首相府から次席(だったかと思う)に「バイニマラマ首相がPALMに参加する」と連絡があり、そのあと改めて、次席と自分で首相府に説明しに行きました。

後日談として、首相周辺からは、バイニマラマ首相は、日本大使館から直接説明に来たことで真剣に訪日を検討するようになり、日本の現在の政府の状況もわかったことで訪日を決断した。しかし、バイニマラマ首相はその時、「安倍総理は信頼するが、今度は事務レベルも信頼できるんだよな?」と言っていたという話がありました。

(つづく)
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