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BCETの“C” [2019年09月08日(Sun)]

3年ほど前から、国内外のさまざまな専門家の方々の協力の下、パラオで地域密着型エコツーリズムの実現に向けた取り組みを続けてきました。

対象はバベルダオブ島の10州で、最初に8州が参加し、他の2州もスポットで入ったりしていましたが、「外部からは見えない理由」で、参加州が6州になり、本年度に入り、特に情報管理の理由で、こちらから最終的に4州に絞らせてもらいました。
そのサバイバーである4州は地道な作業を継続し、実現に近いところまで来ています。
自分としては、その4州のいくつかで、しっかりと住民が収入を得て、無理せず続けられる地域密着型観光が実現できれば、他の州やコミュニティにその手法が広がって行くと信じています。
そのため、昨年末ごろからは、参加者自身に徐々に主導権を渡し、自分はキャッチャー・イン・ザ・ライのように、崖から落ちないようにキャッチし、軌道修正する立場でマネージしています。
例えば、過去に参加していた州で、我々の目指す観光に似ているようで、最も重要なコンセプトが異なる文化活用ツアーが始まっています。住民には労働の義務感・負担感の割に収入が非常に少ないもので、住民から不満の声も聞こえ始めていますが、ルーティン化の影響か、多くの観光客を集める必要性があるためか、提供された現地食で体調を崩した日本人のケースが発生しました。
我々の取り組みは次の4つのステップからなります。1.パラオで認識されてきた、いわゆる「エコツーリズム」と我々が実現しようとしている「地域密着型エコツーリズム」の違いを知ること。すなわち、概念の理解、2.新たに何かを作るのではなく、日常生活・自然・文化・神話から観光資源を発掘すること、3.発掘した資源をいくつかピックアップし、コミュニティが考えるテーマでこれらを繋ぐことでツアー案を作成することと、現地ガイドを育成すること。そして、4.現地マネージメント能力向上・ツアー開始。
今年の3月で、4の途中まで進み、今は最後の段階に近づき、衛生管理・安全管理意識の向上に取り組んでいるところです。
というわけで、昨日から参加州で実際に参加する観光客に食事を提供する方々が、事前に2日がかりでクリニックで検査を済ませて、衛生管理ワークショップに参加しました。これで正式にサーティフィケイトが与えられます。
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実は、参加者のいわゆる研修員の間では、今年の3月ごろまで、食事は普通に提供すれば問題ないという認識が高く、なかなか衛生管理ワークショップの重要性を理解してもらえませんでした。
そんな時に、上記の似て非なるツアーでちょっとした問題が生じたことで、今回のワークショップ実現に繋がりました。研修員がそのようなところなので、参加住民はまだ少し、理解が遅れている状況でした。
そんな中、今回関心を持って20名以上の住民が参加してくれたので、ワークショップで、自分から今回の目的などを説明しました。
何よりも、住民の皆さんが、新たに証書を授与されたことを喜んでいて、さらにツアーに限らず、経済活動に参加する意識が生じたことが大きいように思います。
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それで、Cについて。
彼らはこれまで、Babeldaob Eco-Tourismとして、BETの略称を使用していました。今後ウェブを立ち上げるためロゴ作りもしているのですが、その過程で「地域密着型」を主張すべきと参加者に伝え、CommunityのCを入れてBCETとし、現在彼らはBCETとして活動を進めています。
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