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フィジー内政 [2019年02月19日(Tue)]

現在のフィジー議会の構成(全51議席)は、与党フィジーファースト27議席、議会野党24議席(ソデルパ21議席、NFP3議席)です。

感覚的にですが、先住民系フィジー人(イタウケイ)の1〜2割とインド系の7割以上(モスリムとビジネス系は9割以上)が、フィジーファースト支持、先住民系フィジー人(イタウケイ)の7割〜8割がソデルパ支持、残りのイタウケイとインド系2〜3割(いずれもインテリ系)がNFP支持とみることができます。

昨年11月の選挙では、フィジーファーストを支持するイタウケイが減り、またインド系住民の票もNFPに多く流れたようです。

与党フィジーファーストとしては過半数を確保したものの、3名が議会を休めばタイになってしまうため、過去4年間よりも、活発な議会における議論が期待される状況になりました。議会制民主主義の発展のためには良い状況といえるかもしれません。

そのイタウケイの人々の強い支持を受け躍進したソデルパですが、2014年9月の選挙前には、その性格が先住民系フィジー人、特にエリート層(酋長系)の権利を確保するための政党であり、中には過激なインド系住民排除派も含まれていました。

今回、ランブカ元首相・元陸将がソデルパから出馬することになり、多くの議席を獲得することとなりましたが、一枚岩のフィジーファーストに比べて、既に内部で分裂が生じているのではないかという話があります。

ソデルパ内部は、大きく見ると、ベテラン組のランブカ支持派、若手のインド系住民との融和派、若手の先住民系優先派(やや過激な思考も含む)に分かれているようです。ランブカ氏はどういう立ち位置かというと、かつてはインド系政権を倒すためにクーデターを2度起こしましたが、実際には世界情勢をよく認識しており、インド系住民を含む民主化を支持していると考えられているようです(ただし、先住民系の権利は守れと)。

昨年末ルベニ議長が他界し、先日与党がナイラティカウ前大統領を議長に指名する意向を示したところ、議会野党の集会でランブカ氏は話し合いの結果、これを支持するとしました。しかし、集会に参加していなかった議員はこれに反旗を翻し、別の議長候補を推薦したようです。


議会では、ナイラティカウ議長が就任したことで、雰囲気が変わったという話があります。これはジェンダーの観点から失礼な話かもしれませんが、ルベニ議長の時には女性ということもあり、議員の中には態度が悪く、レベルの低い発言が散見されたそうです。まるで小学校の女性教師と児童のような雰囲気だったという人もいました。

もしかすると、これからの4年が、フィジーの民主主義の発展にとり、重要な時期になるのかもしれません。

ちなみに、ランブカ氏は、中国との関係は近すぎると批判する立場にあるとのことです。
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