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IWC脱退方針というニュース [2018年12月20日(Thu)]

このニュース、驚きました!

「政府  国際捕鯨委を脱退の方針」
日本、IWC脱退方針 対立状態の打開困難  商業捕鯨再開目指す(北海道新聞)

IWCもともと鯨資源を管理し、資源の持続可能な利用が目的だったはずが、80年代から、生物保護を目的とする形に変化し、現在は資源の利用側と生物の保護側で全く相入れない対立構造になっています。

このニュースが本当ならば、内心スカッとする面がありますが、国際社会での立ち位置が「毅然とし誇り高い日本」となるか、悪いように言われるか。おそらく各方面と調整をしているのでしょう。

太平洋島嶼地域で言えば、まず豪州、NZが猛反発することが想定されますが、そこを外交的にうまくやれるか。太平洋島嶼国では、例えばもともと食料資源の少ない土地では鯨は食料になりますが(捕鯨というよりも座礁したものなど)、環境保護意識が強まっている国では、豪州、NZと同様の立ち位置だと思います。

しかし、一方で、国際社会では、先住民の権利、文化を守るという意識が高まっています。その文脈では、商業捕鯨となると説明が難しいかもしれませんが、日本では商業以外の捕鯨はないでしょうし、日本の文化の1つであることは間違いないでしょう。

まずはこのニュースに対する反響を知りたいところです。

実際に脱退ということになれば、個人的には時代の転換期という印象が高くなります。
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