中国調査船がパラオEEZで無許可調査 [2018年09月26日(Wed)]
先日のナウルでのPIF会合といい、このように太平洋島嶼国でルールを破る態度を示すことは何の得にもならないと思うのですが、何が起こっているのか。 国連海洋法条約第246条に関わる部分でしょうか。 「純粋に」科学的調査であれば、調査する国や国際機関が沿岸国に対して航路や手法や目的や期間などの情報とともに調査実施の申請を行い、基本的に沿岸国は同意することになっています。しかし調査結果については、沿岸国側が求めた場合、共有する必要があります。。。ということだったかと思います。 中国はパラオとは直接の外交チャンネルがないことが理由なのかどうなのか。 一方、明らかにルールを守らない態度を示すのであれば、かえって地域で日本も動きやすくなる気もします。 と書きましたが、上記記事を読むと、246条と書いてありました。また中国は調査をする際には通常パラオに申請し、パラオは同意してきています(海洋調査申請が条約による正当なものの場合、同意することになっている)。 っつうことは、中国は今回の調査では航路、場所、手法、目的を明らかにしたくなかったということになるかもしれません。 |
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