計算ミス+中国ソロモン関係 [2022年05月08日(Sun)]
昨日、残り7時間としていましたが、11時間の間違いでした。あと、5時間必要。今日は諦めようか…。
中国・ソロモンの安保協定に絡んで、豪州がやり玉に上がり、選挙も近いので現政権批判にも利用されているようです。 しかし、これはこの3〜4年の話ではなく、政治的には、少なくとも2000年ごろからの豪州・ソロモン関係、とりわけソガバレ首相の歴史が関わっています。 さらに遡れば、感情的には植民地時代、独立後の根底にある住民の認識も影響しているでしょう。 中国は、豪州をはじめ、米国、NZ、日本、とりわけ豪州が慌てていることをしっかり見ています。今回の件は、地域を見ていれば以前から可能性を想定できていたものだし、先進国インテリジェンスの人たちのは想定の範囲内だと思います。 先進国側は慌てる必要はなく、冷静に次の2手、3手先の対応を進めれば良いでしょう。 フィジーの2006年から2016年ごろの動きが参考になります。 ただし、ソロモン諸島とフィジーには大きな違いがあります。例えば、 1. フィジーは軍事暫定政権であったことから、自ら主導してロジカルにしっかりと仕事を進める能力がありました。 2. インド系フィジー人の存在により、自ら画期的な経済・財政政策を立案し遂行する能力がありました。都市部の発展、教育レベル、多民族国家であることなども関係しています。 3. 明確な国の開発プランがありました。知識層も深い。 そういった国主導の考えの下で、先進国の制裁の中、中国がプレゼンスを高め、フィジーの特別な友人になりましたが、民政復帰後、先進国の関与が高まり、中国は多くの友人の一人になりました。フィジーは自らの正義に基づき、中国に対し、言うことは言うという強さもあります。 その点から言えば、ソロモン諸島は脆さがあると言えます。その脆さが、どちらに影響するかは今後の関与次第。日本は他の島嶼国とともに役割を担えるポジションにあると思います。 |
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