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スバ [2025年04月24日(Thu)]

APLNの招待で、アジア太平洋の安全保障に関する非公開のスバ・ダイアログに参加しています。
4/23の12時過ぎに家を出て、成田午後4時半発。+3時間の時差のせいか機内で寝れないままで4/24午前5時ナンディ着。

国内便に移動し、6時半ナンディ発
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わかりやすっ

午前7時、スバのナウソリ空港着。
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わかりやすっ

空港からタクシーで会場に向かうものの、まんまと渋滞にハマり、通常より2倍の1時間半かかって目的地に着いたのが午前8時半過ぎ。

会議は9時からで、急いでチェックインし、部屋でスーツケースを広げ、シャワーを浴びて、会場入りが午前9時5分。

ぶっ続けで先ほど午後6時に終わりました。

4つのセッションがあり、自分がスピーカーとして出るのは最後のセッション。しかも最後。

参加者の多くは学者・研究者で、知識は豊富ですが議論が表面をなぞりがち(それでも1層、2層下まで削っていくイメージ)。自分は実務も行っているので、ポイントを絞り実際の経験に基づく垂直方向の話をしたところ、質問が多く出て最後の最後になって議論が白熱しました。

最後生き返りましたが、結構きつい。この後、午後7時からレセプションです。

早く寝たい。
セントルシア、西回り [2025年04月19日(Sat)]

今日は午後のフライトなので、早めに宿を出て、西回りで空港に向かいました。
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パイレーツオブカリビアンのロケ地らしい。外国のVIPの家もあるそう。

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バナナプランテーション

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漁業の村

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大西洋側よりも雰囲気が良い印象

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プチとグロのピトン山、硫黄の村

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ダイヤモンドフォール、硫黄の匂い

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活火山の証、200年周期で噴火しているそうで、前回が1760年代だとか。近隣の村出身のローカルガイドに案内してもらいました。

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40年前に現地ガイドのガブリエルが踏み抜き、沸騰する泉に落ちた穴で、ガブリエルの穴と言われているそう。ガブリエルは今も生きているそうです。


最後に大西洋側に向かい、サルガッソー。
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4年以上、海藻サルガッソーが大量に漂着しているそうで、現地の人は西アフリカからだと言っていました。

これは発生源がなんとかならないと終わらない問題だと思います。

現地の人はたくましく、農業用の肥料に使ったり、漁業をやめて農業に転向し、大成功を収めた人もいるそうです。コントロールできない状況を逆手にとる強かさは、コロナ禍の時代を思い起こさせます。


そして、午後9時過ぎに経由地につき、先ほど宿のジムで少し走りました。

10日ほど前に、パラオで痛風の発作が出て、札幌で悪化するか回復に向かうかの境目。幸運にも回復に向かったものの、運動を控えながらのセントルシア出張でした。

それでもう大丈夫だと思い、ゆっくりペースで20分だけのつもりでしたが1時間行けました。今の運動が2週間後の体調に繋がります。やれるときにやれることをやるのが大事。
きっと良い感じ [2025年04月18日(Fri)]

時差の影響で昨晩早めに寝てしまい、午前3時前に目が覚めてしまいました。
携帯をみると着信あり。

笹川会長と話しました。
会長の声を聞くと元気が出ます。
疲れが一気に吹っ飛びました。

たまたまのタイミングでしたが、自分がカリブ地域にいるときにお話しできたのは、おそらく方向性が間違っていないということだと思います。動いて正解。
セントルシア、坂道多し [2025年04月18日(Fri)]

今日4/17は、ランチを摂る時間もなく朝から夕方まで、ミーティングと移動が続きました。
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今朝も同じ場所に虹

最初が外務省(Ministry of External Affairs, International Trade, Civil Aviation and Diaspora Affairs)で副次官らと意見交換。

外務省は観光客が多いカストリーズから離れたデナラウのような場所ロドニーベイにあり、故に台湾大使館もここにあるのだとわかりました。ただ他の政府機関はカストリーズにあります。

カストリーズからは10キロ弱ですが、道路が混むので片道30分程度かかります。頼んだドライバーがショートカットだといって急な坂道を登り降りするルートを飛ばして25分くらい。セントルシア、坂道多し。

事前の連絡ではあまり関心が無さそうでしたが、話してみると結構深い内容になりました。


その次がカストリーズ市内にある東カリブ諸国機構(OECS)。

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初めて会った人たちですが、同じ仕事人気質なのか、どんどん率直にアイデアを出し合うようになり、話が弾みました。

事前の連絡ではあまり関心がない様子だったのに、30分の予定が90分に。

そして最後に台湾大使館。

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女性がスー大使、男性がICDF所長のダニエル

ここも30分のはずが90分に。
大使には3日間で良くここまで調べたね、と褒められました。

今日の会議で一貫していたのは、例えば、気候変動だとかブルーエコノミーだとかの表面をなぞるのではなく、垂直方向に実際の特定の課題に対してアプローチするのだという意識でした。おそらく、それ故に、相手からも興味深い話を聞くことができたのだと思います。

最後、ドライバーがビーチを見せてくれました。

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初めてカリブ海の水を触りました。

宿題がたくさんできてしまったので、帰国してからますます忙しくなりそうです。いや、なるに違いない。
セントルシア、一歩前進 [2025年04月17日(Thu)]

今日は今後の活動を想定したいくつかの場所の確認の他、サー・アーサー・ルイス・コミュニティ・カレッジで、学長、副学長と意見交換を行いました。
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真ん中が学長のDr. Madgerie Jameson-Charles

大学名となっているSir William Arthur Lewisはカストリーズ出身のノーベル経済科学賞受賞者(1979年)です。

意見交換の内容は大変面白く、いくつか考えが繋がり、今後の取り組みについてまた一歩前進しました。

私は太平洋島嶼国に20年以上関わっていますが、外国人としての客観性を維持することを意識しています。誤解を恐れずに書くと、かわいそうなどと思うことはないし、助けてあげようという感覚もありません。

かわいそうなどと思うことはないし、助けてあげようという感覚はありませんが、彼らを見下したり馬鹿にしたりする言動や態度には強い怒りと拒否感があります。

外の人間としての感覚を維持しつつ現地の人々の視点をできる限り肌感覚で理解して、彼らと同じ目線で課題を解決できるよう共に考え取り組むという感覚です。島嶼国系日本人という感じかも知れません。

自分の最初の外国は協力隊でのザンビア、任国外旅行でマラウィ、ジンバブエに行きました。太平洋島嶼国に関わったのちでも、超短期隊員でセネガル、JICA専門家研修でフィリピンに滞在し、太平洋島嶼国だけの視点に埋もれないようにしてきました。

今回、セントルシアを知ることで太平洋島嶼国をまた知ることができます。

セントルシアは、経済レベルも社会の安定感もパラオ、クック諸島に近く、人もおだやかな印象です。もっと厳しい環境の国を選ぶ方が良いのかも知れませんが、現地に長期滞在できず現地にほとんど伝手がない中で、短時間で最初の一歩を踏み出すには適していると思います。

明確には本年度からグローバルシナジー効果の促進を目指すプロジェクトを立ち上げました。日本人の私でさえ多くの気づきが得られるので、地域間交流を実現できれば、関わる人ひとりひとりに何かが起こるはずです。

自分は今、さまざまな政府機関がある首都カストリーズの街中に近いところに滞在していますが、今日ひょんなことから在外公館的な事務所や台湾大使館が10キロほど離れた観光客が8割というような場所にあることを知りました。フィジーで言えばデナラウのような場所です。
セントルシア、カストリーズ [2025年04月16日(Wed)]

今朝の2時〜3時半のワークショップは、インド、スリランカ、モルジブ、セーシェルなどから研究者が参加し、とても興味深くあっという間に終わってしまいました。
モデレーターはイスラム研究員。牧野所長も参加しました。イスラムさんに任せて良いというすごい安心感。
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ホテルのネット環境が不安定で、PCよりもスマホのローミングの方を主に使いました。

2時間ほど仮眠し、朝食。

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正面に虹。虹は約束の象徴。

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小鳥

あまり比べないようにしていますが、セントルシアは先住民がいないことを除けば、バヌアツ、ソロモン、フィジーを訪問したことがある人であれば、違和感なく過ごせると思います。

人口は18.5万人で、通貨は東カリブドルがありますが、米ドルを使うことができ、米ドルの方が好まれます。1人あたりのGNIは約1万3000ドルで高中所得国、もうすぐOECD-DACのODA被援助国リスト卒業レベル(高所得国)です。

太平洋島嶼国ではクックが既に卒業、来年1月にはナウルが卒業予定。セントルシアはクックやナウルの人口の15倍ほどで一人当たり所得は同等です。ちなみにカリブではアンティグア・バーブーダ、セントクリストファー・ネイビスは卒業国。

事前に聞いていた話では、首都カストリーズは小さいので、各オフィスは歩ける範囲だということでしたが、嘘です。やはり実際に現地に来ないとわからないことが多い。

電話の国番号は+1。基盤は英国系ですが、周辺国も+1が多く、国の米ドルが使われていることからも米国圏だという印象です。観光客も米国の人が結構います。

急いでタクシーを呼んで、3か所で会議を行いました。

ゴミ問題に関して廃棄物管理局、災害管理について緊急事態管理局、気候変動と海洋ガバナンスに関して持続可能な開発エネルギー科学技術省。

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緊急事態管理局長のキーシャと。昨年11月のフィジーでの気候レジリエンス会議以来。約束を果たすことができました。

ちょっと気になったのは、最近カリブ海諸国で通常よりも地震が多いと言っていたこと。何か蠢いているような感じと。

持続可能な開発エネルギー科学技術省での会議では、ほぼワークショップ状態で、急にモデレーター役となりましたが、現地課題について深掘りすることができ大変勉強になりました。

やはり直接話すことで理解が深まります。正直なところ、これまで聞いていた話と全然違う。人から聞いていた内容は表面をなぞるようなものばかりで、垂直方向の実際の現地課題に届いておらず、故に自分としては興味が湧きませんでした。

詳細は書けませんが、今日一日で、かなり前に進むことができました。来た甲斐がありました。
セントルシア [2025年04月15日(Tue)]

4/13朝、札幌を出て羽田経由で4/13夕刻トロント着。日付変更線を跨いでいるのでややこしいですが、今朝6時に宿を出て9時台のフライトに乗り、午後3時過ぎ、サカナクションの新宝島を聴きながらセントルシアに着きました。
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同僚のためにも、地ならしをしたいと考え、1人で来てみました。

空港から首都カストリーズまで車で約1時間20分。途中大西洋岸で海藻のサルガッソーの漂着が大きな問題になっていることを確認しました。

一休みし、このあと午前2時からはインド洋島嶼国の方々とオンライン会議に出て、9時から当地での会議が始まります。
札幌 4/12 [2025年04月15日(Tue)]

4/12、プライベートで北海道に行き、札幌のシアター・キノで、2月〜3月の沖縄環太平洋国際映画祭でお話しした東盛あいかさん主演の「馬橇の花嫁」を観てきました。
https://www.basori-movie.com/

昭和30年代の北海道十勝の農村が舞台の短編映画で、調べた限りではこの日には札幌のシアター・キノでだけ上映されていました。

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まるで当時の映画を観ていると錯覚する様な空気感で、人生だとか家族、地域社会など、自分が忘れてきたものを思い出させました。

それと、なぜか今のパラオで感じるものと近いものがあり、さらに以前の日本統治時代の日本人とパラオ人は、現地で今よりもより近い感覚で交流してしていたのかもなと想像させられました。

そして、最後の場面、馬橇の馬の足取りから、この花嫁の未来はきっと明るいのだと信じることができました。

そのあとは、真駒内でPerfumeを観て、夜は北海道の酒と肴。

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キンキの煮付け

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こまいの一夜干し。都内のスーパーで時々買って焼いて食べていましたが、大きさも身の柔らかさも全然違いました。

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北寄貝の刺身と桜マスのルイベ(ルイベというとゴールデンカムイ、アシリパが脳裏をよぎる)

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そして、ニシンの刺身。これは味も食感も初めてで絶品でした。

他に生牡蠣などをたらふく食べた結果、翌日腹を壊しました。。。すぐ出張だというのに。
パラオ 4/3-8 [2025年04月15日(Tue)]

いつ何処にいたのか、今何処にいるのかわからなくなる時がありますが、4/3-8、パラオにいました。

ニライ人材文化観光開発大臣
アイタロー外務大臣
ヴィクター環境大臣
エランゲル人材文化観光開発省観光局長
アイヴォリー国際観光顧問
ティナSPTOコミュニティツーリズム担当官
青少年部の方々
テムディック海上法執行部長
ガードマオ州知事
カンベスさん
などとの会議

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ニライ大臣、観光部門、青少年部門、映像製作部門の集まり

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ガードマオ州知事らと

マルキョク州
ガラード州
ガラロン州
での各終日のパイロットツアー

ガラードは土曜開催で、休日にも関わらず日本大使館の小野次席と中島専門調査員に参加していただけました。

まだ一般の方に参加いただけるモニターツアーのレベルにはないのですが、少しずつ前進しています。

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マルキョク州

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ガラード州。タロの葉のスープ「デモック」料理体験で、ナイフの使い方を褒められたのですが、写真がありませんでした。残念。

彼らにとっては普通のことなのですが、このココナッツの実を削った後の搾りたてのココナツミルクが濃厚でほんのり甘くて最高です。毎回感動します。

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ガラロン州

ただ、このプロジェクトを始めた1〜3年の頃に皆が気づいて改善されていたいくつかの項目が、今回スポーンと抜けていました。

そのため、自分が帰国する夜に急遽ワークショップを開催し、少し噛み砕いて説明と意見交換を行いました。

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ワークショップ

この出張では、大臣それぞれから、ウィップス政権2期目にあるので、この最後の残り4年弱の間に国のレベルを上げて次の政権に引き継ぐ、という強い考えを伝えられました。

政権が交代して、またスタートライン戻らないようにする、そのために30代半ば以下の人材への実践を通じた教育を続ける、ガバナンスを改善する、能力のある若者に機会を与えるなど、話していました。

パラオでは副大統領以外の閣僚は大統領が民間から選びます。ウィップス大統領の国のレベルを引き上げるという考え方が閣僚に浸透しており、今の内閣は政治家ではなくプロの仕事人の集まりのようです。
ひさびさパラオ [2025年04月03日(Thu)]

今朝1時過ぎにグアム経由でパラオ着。宿で眠りについたのが4時過ぎ。6時半に起きて、7:00から19:00まで一連の会議を行いました。昨日は緊張して3時間しか眠れなかったので、さすがにヘロヘロです。
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相手は大臣、局長、部長、現地メディアで、私がお願いして個別の会議を設定させていただきました。
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トピックは10数個ありましたが、面白いことに、大臣や局長との会議では、事前に情報共有をしていないにもかかわらず、日本とパラオで同じような取り組みをしていたことがわかりました。抱えていた問題意識も、期待している成果も同じ。

不思議なものです。

というわけで、今日はもう寝ます。

明日からは、3日連続で終日版パイロットツアーに参加します。
日豪太平洋島嶼国レジリエンスT1.5会議(ブリスベン) [2025年03月25日(Tue)]

本日、ブリスベンで太平洋島嶼国のレジリエンスに関する日豪太平洋島嶼国官民連携会議に出席しました。オーストラリア戦略政策研究所(ASPI)・オーストラリア外務貿易省豪日交流基金によるもので我々はパートナーとして協力しています。チャタムハウスルールの非公開会議でしたが、どこかの時点でレポートが公開されるかと思います。
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この会議は昨年3月のキャンベラでのラウンドテーブル、昨年7月8日の太平洋島嶼国ウィークスで実施した公開セミナー・非公開会議に続いて開催されたものです。

太平洋島嶼国政府からは、パプアニューギニア、パラオ、ツバル、地域機関・シンクタンク経由でトンガ、サモア、バヌアツ、ソロモン諸島、他にパシフィック・フュージョン・センター、日豪からICT専門家、防衛、警察関係者、スタートアップ企業の方などが参加しました。

昨日朝6時台のフライトで羽田を発ち、夜11時半ごろホテルチェックイン。7時過ぎに一度起きたものの体が重く、二度寝してしまい、夢から覚めると8時25分。会議は9時開始。急いでシャツにアイロンをかけ、シャワーを浴び、整えてギリギリ間に合いました。

今日の会議は、儀礼的でも表面的でもない垂直方向の本当の意見交換ができる雰囲気で、個人的にもいくつかヒントを得ることができました。

ASPIのアレックス、今はDKI-APCSSのスージーさん、カナダ出身で米国関連のクレオ、フランスのセリーヌ、あとは自分が直接関わる太平洋島嶼国のしかるべく人たちとの会議は、今回のように率直で垂直方向にディグできることが多いです。

表面をなぞるような、本当は知らないのに知っている風の話が続く退屈な会議の場合、自分はあからさまに態度に出てしまうからかもしれません。

自分は幸運にも本気の仲間に恵まれています。
シミナFSM大統領・笹川会長会談 [2025年03月20日(Thu)]

3/18、シミナ・ミクロネシア連邦大統領閣下がバカランド司法長官、フリッツ駐日大使らと日本財団を訪問され、笹川会長、南里笹川保健財団理事長と会談されました。
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攻撃ではなく自らを守る強さの象徴として

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ミクロネシア連邦におけるハンセン病制圧に向けて、左から、南里笹川保健財団理事長、シミナ大統領、笹川会長

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自分はバカランド司法長官と

バカランド司法長官とは、この2年の間、ポンペイで3回、日本で3回ほど会っています。法律の専門家であり、海洋管理に関する内容など、お会いして話すたびに大変勉強になります。


実は、2018年ごろ、7〜8年ぶりにポンペイを訪問した際、私が財団を離れてフィジーにいた時期(2012-15)に、過去の関係者の言動や行動によりミクロネシア連邦と笹川平和財団の関係がギクシャクしていたことを知りました。その話を現地で聞き大変ゾッとし、血の気が引いたことを覚えています。

その後、自分としては我々がしっかり現地の話を聞き、現地を理解し、行動する組織であることを見せることで、信頼回復に繋げるというのが隠れた目標の1つでした。

昨日3/19のミクロネシア連邦大使館主催のシミナ大統領訪日記念レセプションが都内で開催されました。

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フリッツ大使

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シミナ大統領

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生稲外務大臣政務官

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古屋先生・日本・ミクロネシア連邦友好議員連盟会長

私も参加させていただきましたが、その際大統領がスピーチで、日本政府、JICA、OFCFに続き、最後に笹川平和財団の名前を出していただけました。心の中で号泣。

漸くこの数年の厳しかった状況を乗り越えられたように思います。特にこの2年、海上保安庁モバイルコーポレーションチームの皆さんが、初めての難しい条件にも関わらず、現地を訪問され良い人的関係を作りながら現地訓練を実施していただけたことが、大きく影響しています。あらためて感謝いたします。

我々ができることには限りがありますが、今後さらに日本・ミクロネシア連邦関係、日本・ミクロネシア3国(米国自由連合国)関係の強化に貢献していければと思います。
第3回太平洋島嶼国若手実務者フォーラム映像公開 [2025年03月17日(Mon)]

編集無しですが、映像をアップしました。

日本語
https://youtube.com/live/3MibsDlii_Y

英語
https://youtube.com/live/AFpSjkgxd1I

オフ 3/16 [2025年03月16日(Sun)]

福井はおそらく9年ぶり。前回は三国とあわら温泉に行った記憶が強く残っているけれども福井市内の記憶がほとんどなく、ほぼ初めて。
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動くし吠える

食べ物も美味しすぎる。
昨晩少し飲み過ぎました。

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ただ、痛風が怖いので、エビとカニは避けています。本当は食べたいけれど、食べると今週苦しむと思う。

昼はソースカツ丼とノンアルビール。
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先週の土日は久しぶりの連休でしたが、その前の金曜に行った歯の根の治療の影響で細菌が悪さをし(歯科医談)、顔が変形するくらい腫れて痛みもひどく、集中力も欠けるので家でぼんやりしていました。この1週間痛みも腫れもひかず、歯医者に2回行き、薬で抑えて昨日ようやく9割方回復。この土日が休みのリベンジでした。

これまでのところ良い感じ(それでもパラオ、豪州、バヌアツ、フィジーとの対応が続いていますが)。

やっぱりオフの時間が大切で、頭と心に余裕ができることで、さまざまな課題が頭の中で整理され、次の取り組みに進むことができます。
オフ 3/15 [2025年03月15日(Sat)]

今日はオフ。
グランクラスで日本酒を飲みながら北陸に出て、若狭マハタ丼。超絶うまい。

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温泉にも行き、露天風呂の寝ころび湯(うすーく湯が流れているところに寝るやつ)にハマってしまいました。マーシャルの離島の波打ち際で寝転んでるのと同じ気持ちよさ。

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3/12、佐野元春&The Coyote BandがHAYABUSA JET Iを出しました。待ちきれず配信で買い、CDも注文したところ何故か別々の店から1枚ずつ届いているという。どうも疲れていてやってしまったらしい。2枚あるので誰か若い人にあげよう。

また、最近ニール・ヤングがより活発に活動しているように見えます。79才。ニール・ヤングとパールジャムのライブに行ってみたいのだけれど、日本では客が入りにくいようでもあり、言葉が通じないためかノリが違うのか、ほとんど日本に来ていないと思います。

欧州か北米、休み取れるだろうか。
慌ただしい一日 [2025年03月15日(Sat)]

3/14、今朝は8:30から13:00までUnlocking Blue Pacific Prosperityワークショップに参加。パラオのヴィクター大臣、SPCのリヨンさんらと話をしました。
財団に戻り、豪州、パラオ、PNG、バヌアツとやりとりをし、15:00から第3回太平洋島嶼国若手実務者フォーラム。

17:45に財団を出て、一ツ橋でワンガPIF事務局長歓迎レセプションに参加。ここでは小林泉先生に今年に入ってようやく挨拶させていただくことができました。ソロファPIF次長とも昨年6月ごろのサモア以来の再会。道井駐フィジー大使とは2月のナンディでのワークショップ以来。マンギシ駐日トンガ大使、ケレラ駐日フィジー臨時代理大使とも1月以来の再会。

今年は4月から大阪万博が始まりますが、半年間アドホックの対応があるかも知れず、それとは別に事業のための出張も入るので、何がどうなることやらわかりません。人に会うたびに仕事が増えるので暫く対人恐怖症になりそう(一ツ橋でのレセプションは別)。

19:00に一ツ橋の会場を出て財団に戻り、留学生たちのレセプションに合流して20:30に終了。島嶼国・地域部のカリブ海担当デボン研究員と反省会をし、21:30に財団を出て、22:30頃帰宅。

明日、明後日は自分はオフ。もうすぐ3時ですが、早起きして国内旅行に行く予定です。
第3回太平洋島嶼国若手実務者フォーラム終了 [2025年03月14日(Fri)]

3/14、笹川平和財団国際会議場で第3回太平洋島嶼国若手実務者フォーラムが開催されました。
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4つのセッション(気候変動・災害への強靭化、幸福と公衆衛生の強靭化、強靭な太平洋のための社会文化と経済の連結、教育と調査による太平洋の未来形成)、そして昨年11月のエッセイコンテスト受賞者らによるプレゼンが散りばめられ、適切な時間進行で進められました。

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本来、外部の人たちとの議論ではなく(なぜなら現地を知らない人と現地の情報をできるだけ伝えようとする人の間の議論では、私が求める情報、より深掘りした話にならないため)、彼らの話を中心にしたかったのですが、当財団の参加者が持論を展開してしまい、求めていた成果が少し弱くなってしまいました。学術的な発表ではないにも関わらず、あのような長いコメントはいらない。今後、参加者の選定を慎重に行うことにします。

例えば、太平洋島嶼国の課題として、麻薬問題、HIV問題を彼らが提示したのに対して、それは世界で共通に課題だと批判的に指摘する声がありましたが、このような発言はすべきではない。自由な発言ができる環境にしたけれども、これにより現地事情を深掘りできなくなりました。15分の中で5分以上話続けるなど壊された感があります次回は現場は招待制にします。

それでも全体的には皆よくやりました。皆感謝してくれ、今後の活動に繋げられると思います。
明日へ向けて [2025年03月14日(Fri)]

今日、3/13、財団に留学生と南太平洋大学から来た学生たちが、明日の第3回若手実務者フォーラムに向けて朝9時から夕方6時まで、当財団ビルで準備を行っていました。
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自分も明日のフォーラムに向けて準備があったのですが、来客が3件あり、ツバル、豪州、バヌアツ、パラオ、パプアニューギニアなどとメール対応をしているとあっという間に午後4時。ようやく準備に取り掛かることができ、午後11時に終わりました。

明日は9時から都内で会議に出るので、なんとか終わらせました。9時からの会議は、東京に来ている地域機関の方から、おそらくLinkedInを見て自分の経歴や活動を確認したらしく、参加しないか?と連絡があったものです。

メールの最後に長年に渡り太平洋島嶼国の人たちと活動してくれてありがとうとあり、見ていてくれる人がいるんだなと心が熱くなりました。
南太平洋大学の学生・院生一行到着 [2025年03月12日(Wed)]

昨晩成田に移動し、午前4時起き、6時着フィジー航空で到着する南太平洋大学の学生・院生5名を出迎えました。
メンバーは、
Salote Nasalo (Fiji)
Viliami Vakapuna (Tonga)
Sanjita Maharaj (Fiji)
Gavin Smith (Samoa)
Mayren Wichep (Federated States of Micronesia)

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もともとの予定では車を用意していたのですが、若者に贅沢させてはいけないと思いキャンセルしてもらいました。到着早々みんなに電車とバスどっちがいいか聞くと、狙いどおり電車を希望。

成田エクスプレスで東京に向かい、出勤時間の東京を見せることにしました。荷物が多いので東京駅からはホテルまではタクシーにしましたが、バスよりも東京の空気に馴染む時間を短縮できたと思います。

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足!サロテ、足!!

ホテルに9時20分頃に到着。30分ほど部屋で休んでもらってから朝食会議に向かいました(本当はもう1人パプアニューギニア出身の院生がいるのですが、羽田着で部屋で休憩中)。


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朝食会議には、14日の若手実務者フォーラムの調整を担っている立命館アジア太平洋大学博士課程のマリニさん(フィジー)と熊本大学博士課程のアレタさん(サモア)も合流。

アレタさんとマリニさんは修士課程の頃からの知り合いだそうです。アレタさんは修士を取った後、サモアにある地域環境機関SPREPで数年働いたのち、自費で1年日本に語学留学し、今、JICAのグローバルSIDSプログラムで留学中とのこと。その人生の組み立て方がかっこいい。

実は南太平洋大学組もそれぞれ今回初めて知り合ったそうで、アレタさん、マリニさんとも初めて。自分もマリニさんとサロテさん、サンジタさんしか知らないところでしたが、とりあえずお互いに和平協定を結ぶため朝食に繰り出した、といったところです。

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赤坂のマック美味しい。驚きました。

マリニさんが彼らに私のことを「この人は日本人に見えるが、中身は太平洋島嶼国の人で感覚がわかる人だ」と言っており、良い雰囲気で、自分もすっと混じることができました。

今回はとにかく彼らの能力と創造性を信じて、自分は一歩引いて彼らを応援しています。

この後、国内の残り20数名の留学生が続々合流します。彼らはこの1週間、オンラインで議論してきたようですが、初めての全員の顔合わせになります。

揉めないようにカバを持っていったほうが良いだろうか。
インド洋に第一歩 [2025年03月12日(Wed)]

昨日、インドのクルクシェトラ大学のアトリ教授と意見交換を行いました。モーリシャスにあるIndian Ocean Rim Association(IORA)の議長をされていた方でもあります。

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左から、私、教授、イスラムさん

うちのイスラム上席研究員のおかげで初めてお会いしましたが、本気の本当の話ができとても建設的な内容になりました。今後のビジョン、フレームワークができてきました。
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