本日3月1日は、ほとんどの道内の高校では、卒業式が行われました。
今日、卒業した高校生の皆さん、卒業おめでとうございます。
私も10数年前に、小樽の私立高校をトータル4年かけて、卒業しました。
高校卒業したら、晴れて堂々と日の当たる交際ができると信じていました。
そして、当時彼が住んでいた2LDKのアパートで一緒に暮らすことができるんだと思って、
ワクワクしていた矢先のことです。
彼との卒業旅行の旅先で、彼が実家の余市に引っ越すことを告白しだしました。
彼のなじみの居酒屋で、笑ってごまかしたけれど。
あぁ今でも忘れはしません。
あの旅先の、函館の、温泉の、露天風呂で、泪が止まらずにいたことを…。
私は、高校の教師になるため、彼の家とは反対の町の大学へと進学しましたが、
一緒には暮らせないこと、時間も高校時とは違うのでなかなか会えなくなること。
それに最も淋しかったのは毎日校内にいた彼の姿をもう見ることはできないということ。
挙句に、彼は私の進学を心からは喜んでいなかったこと。
もう不安しかない中で、向かった大学では、校内の大きさ・人の多さ・自分自身で時間割やサークルを決める事などで、1対1で何もかもを教えてくれていた高校とは違い過ぎて、状況について行けなくて無性に怖くなりました。怖さのあまり3日で行けなくなりました。
そして半年で、高校教師の夢は破れ、退学しました。
今なら分かります。
彼が私の夢を反対したのは、彼自身が教師という仕事の辛さを身をもって痛感していたから、
私にも同じ目に合わせたくなかったみたいです。
今なら分かります。
わかるけど、一緒に夢を見ていたかった。
という、にが〜い春の想い出がこの季節になると思いだされます。
皆さんは、自分の人生、誰が何を言おうと、自分の信じる道を進んで下さい。
私みたいに後悔しないように…。
今でも教師になる夢は消えたわけではないけれど、この自殺予防を通じて、何か誰かを光ある道に導いていくことができればと思い、日々、自殺予防の活動を行っている今日この頃です。
以上
NPO・自殺予防団体-SPbyMD-
代表 土屋さつき