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2025年05月01日

本日は創立12周年記念日

こんばんは。
自殺予防団体-SPbyMD- 会長 内田貴之です。本日、2025年5月1日は自殺予防団体-SPbyMD-の「創立12周年記念日」です。そして本日から13年目に突入しました。ここまで長く活動を継続してくることができたのも皆様のお陰です。ありがとうございます。

僕が自殺予防団体-SPbyMD-を立ち上げたのは2013年5月1日ですが、立ち上げより数年前から自殺予防に取り組んできました。一番初めは勉強からスタートしたわけですが、当時どういうふうに勉強していたかというと、自殺予防関連の本を読みあさって基礎知識を学ぶことからスタートしました。そして、僕の高校時代からの親友(尾垣洋輔)も僕を見て自殺問題に関心を持ち始めたので、一緒に勉強するようになりました。お互い大学時代の頃です。

僕たちはお互いに同じ1冊の本を読み、毎週末に会って「読んだ本の感想を言い合ったり、疑問を持った部分について一緒に考えてみる」という勉強スタイルになりました。例えば、自殺者数について本に書かれていて、「自分たちの暮らしている北海道ではどうなっているんだろうか?」といった疑問をもち、次週までに調べてこよう!等。ネットで調べてみると、その当時、北海道の年間自殺者数は約1500名で、その人数に驚いたものです。

そうした勉強会スタイルを続けて、お互いにある程度の基礎知識を学習できてからは、お互いにそれぞれ勉強したことを発表し合いました。インプットからのアウトレットは大切で、活きる学びになりました。発表するためにテーマを決めて、発表内容を考えて整理して、どういう流れで話すかという構成を考え、配布資料も作成しました。当時やっていた勉強会のスタイルが、現在の自殺予防活動、特に講習会や講演会でそのまま活きていますね。

そうした個人の活動から、自殺予防団体-SPbyMD-を立ち上げようと思った最大の理由は、生涯をかけた使命たる自殺予防活動を続けていくためには個人だけでできる活動の幅やクオリティには限界があると感じ、仲間を集めて団体として自殺予防活動を展開していったほうが、本格的に実現できることが絶対に増える!という確信を持ったからです。

この12年間は、紆余曲折ありましたけれど、質の高い仲間がどんどん集まりまして現在こうして北海道内各地へ赴いて「こころの通う対話のできるゲートキーパー養成講習」を開催し続けることも可能となったのです。

団体を立ち上げて本当に良かった。正解の道だったと僕は創立者としても感じています。そして実は本日また新たに仲間が1名増えたところです。臨時理事会にて入会希望者の入会が承認されました。集ってきてくださり本当に嬉しいです。

ブログ読者の皆様も今後とも自殺予防団体-SPbyMD-を力強く見守って応援してくださいますようお願い申し上げます。

以上
自殺予防団体-SPbyMD-
会長 内田貴之

※団体を立ち上げる前に僕が取り組んできた話は、僕の著書から一部引用しました。まだまだ濃く書いておりますので、興味関心ございましたらぜひ↓↓よろしくお願いいたします。
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posted by 内田 at 21:33 | TrackBack(0) | コラム

2025年04月21日

「関携者(かんけいしゃ)」という言葉を造語した想い

おはようございます。自殺予防団体-SPbyMD-の内田貴之です。Twitterのプロフィール欄に誰でも分かりやすいよう「自殺対策従事歴約15年間」と掲載していたり、一般向けの記事や書籍においても僕は「自殺対策従事者」と名乗ることがよくあるのですが、実はその都度悩むのです…。「自殺対策従事者」というと職業として自殺対策に関わっている者のようなニュアンスを感じています。僕は職業ではなくあくまでも団体活動として自殺対策に関わり続けている者なので、僕が「自殺対策従事者」と名乗って良いんだろうかと…。

「活動者」「実践者」「関係者」「参画者」類義語は多々存在しますが、僕にとってどれも、しっくりきません。それぞれの言葉のニュアンス的に「う〜ん…微妙」と感じてしまうからという理由だと思います。こういう疑問と悩みを10年ほど前にも持ったことがあります。当時の私は「関わり携わっている者」という意味で「関携者(読み方:かんけいしゃ)」という造語を創ったことがあります。本日は「関携者(かんけいしゃ)」という造語について、想いをエピソードを振り返るテイストで記事にしたいと思います。

―職業ではなく、関わり携わるという生き方―

約10年前、僕はふとした疑問にぶつかっていました。

自殺対策という言葉はあっても、それに「関わっている&携わっている人」をどう呼ぶべきか、どう自分を名乗るべきか。「関わっている」だけでは「受動的」ですし「携わっている」だけでは「主体的」だけで、どちらも包含するニュアンスを持つ言葉が欲しかった。

職業として携わっているわけではない。けれども傍観者でもない。僕は、自殺対策に携わる当事者として、あるいは1人の市民として、真剣に、継続的に、命と向き合いながら活動してきました。

そのとき「自殺対策従事者」と自称するには、どこか違和感がありました。「従事者」という言葉には、「職業的・専門的」なイメージがつきまとう。僕の立ち位置は、それとは少し違う。もっと市民的で、もっと関係的だけど、もっと自発的なものだったのです。

そうして、僕はある言葉を創りました。

関携者(かんけいしゃ)
―「関わり、携わる者」という意味を込めた造語です。

この言葉には、立場を超えた繋がりへの願いを込めています。職業であってもなくても、制度の中にいても外にいても、命に関わり、命に携わる者としての存在の在り方。それを名乗るための言葉がほしかった。

関携者は、命に「無関心ではいられない」人たちのための言葉でもあります。専門性があるかどうかよりも、関わり方が深いかどうか。支援するorされるの二項対立を超えて、同じ時代を共に生き、手を携えていく存在として。

もし、この言葉が誰かの心に届いたなら、もし「私も関携者かもしれない」と思ってもらえたなら、それは何よりの喜びです。命に関わることは、とても静か、でもとても大きなこと。この言葉が、その静けさの中に灯るひとつの明かりになれたら、と思っています。そしてこの造語「関携者」が広まってくれたら、対外的に文面で使用しても「何それ?辞書にない言葉ですよ?」などと疑問視されることがなくなります。そういう社会になってくれたらと更に嬉しいなと思います。

以上
自殺予防団体-SPbyMD-
会長 内田貴之
posted by 内田 at 06:57 | TrackBack(0) | コラム

2025年02月15日

自治体主催「ゲートキーパー研修会」に対して「本気を出せよ」と思わざるを得ない理由

自殺予防団体-SPbyMD-のメンバーがたまたま見かけて共有してもらいました。厚真町主催「ゲートキーパー養成講座」が3/13(木)に開かれるという情報です。その10日間後に新ひだか町で「ゲートキーパー養成講習」を控えている私たちにとっては強敵のライバル到来か!?と思いましたが、開催時間を見て卒倒(汗)


『1時間45分間という短さで「ゲートキーパー養成」を名乗れるのか?内容的にも精神科医による講義のみなので「ゲートキーパー養成を啓発する講演会」くらいの名付けレベルじゃないか?』って僕は個人的に思ってます。自治体主催のゲートキーパー養成に対する態度はこんなもんです。道内大都市の札幌市主催のだって「傾聴ロールプレイぷち体験会&精神科医による鬱病基礎解説」てなもの。貧弱。


あっ、自治体主催の「ゲートキーパー養成講座や研修」を見下しているわけじゃないですからね、誤解なきように。ライバル視する価値もないという捉え方なだけです。逆に言えば、それだけ僕は、SPbyMD主催「こころの通う対話のできるゲートキーパー養成講習」のほうが内容もクオリティも上だと自信を持っているという意味です。


それでも、SPbyMDの「GK新ひだか」よりも自治体主催「ゲートキーパー養成講座」への参加を町民たちが選んでしまうのであれば、選ぶ動機は自治体主催という不思議な信頼感&精神科医というネームバリューかなと推測しています。


と、言いたい放題なケチを付けましたが、実際どれくらいの学び内容なのか、集客数はどのくらいか?と気になるので「内偵」しに行くことにしました(^^)僕は自殺予防について貪欲に学んでいく姿勢を学生時代から貫いていますからね。以前、「自殺予防活動にゴールはない」という投稿をしたように、自殺予防についての学びにもゴールはないと考えています。


自治体主催の「ゲートキーパー研修会」は短時間かつ内容が貧弱だ、という僕の意見の意図は『そんな低クオリティならやるなよ』ではなく『自治体の権力行使をしてでもハイクオリティになるよう改善してもらいたい』のです。


法律で強制的にどんな小さな自治体であっても自殺対策策定を計画して実行しなければならなくなったのですが、ゲートキーパー研修会の内容を見るとどうしても「はいはい、法律遵守しますよ。とりあえず有名な医療系大学の精神科医に依頼すっか…」という仕方なさそうな匂いを感じてしまうんです。偏見を持っているわけではないのです。


自治体主催という民間団体よりも強い権力という名の武器を持っているのですから「精神科医による精神疾患の講義」にとどまらず「自治体で自殺対策を担当している保健師や専門職による地域地区ごとの自殺推移・特徴・相談窓口の講義」「地元の相談窓口のひとつ社会福祉協議会による相談内容の具体例と支援方法の講義」「地元議員による福祉政策の取り組みの講義」「北海道カウンセラー協会等による傾聴技法の講義」くらいは、せめても含めるような改善をしてもらいたいんです。


開催時間も1回完結なのに、2時間未満では不十分過ぎると感じます。民間団体が不安がるような「長時間だと会場使用料が高くなっちゃう」など予算的課題は自治体管理の公共施設使えばどうとでもなります。奥の手ですが役場の広い会議室を使う手もありますから。


自殺対策は、国・自治体・民間団体・企業・大学・研究所・国民など、それぞれが連携し合うことによって、より促進されていくものです。国が主催するイベントって稀ですから、その下の自治体には特にしっかりしてもらいたいと、僕ら民間団体の立場では思わざるを得ません。本気出してもらいたい。。。


自治体が「自分たち主催のゲートキーパー研修会を開催するので町民・市民の混乱を防ぐため民間団体による同様の養成講習開催はお控え願います」という回答を、道内いくつもの市町から受けていますが、「そんなこと生ぬるいこと言うなよ、お前ら自殺対策に対する取り組み姿勢を改めたほうがいいと思うぜ?連携を何よりも大切にしている自殺対策基本法と大綱に則れよ」と毎度思います。遺憾。


いくら自治体で「ゲートキーパー研修会」主催するからと言っても、町民や市民には自殺予防について学べる機会を増やすこと、複数の選択肢を用意すること、が必要ではなかろうか?というのが僕の意見です。


自殺対策に関心のある読者の皆さんの声もお聞きしたいです。


以上
自殺予防団体-SPbyMD-
創立者 内田貴之
posted by 内田 at 06:36| Comment(0) | TrackBack(0) | コラム

2025年02月03日

ゲートキーパーの皆さんにお伝えしておきたいこと

ゲートキーパーの皆さんにお伝えしておきたいことがあります。大切な人のためにゲートキーパーとして自殺予防活動をする時に注意点があります。「ここまで予防策をやっておけば絶対安心」という指標はありません。かといって、ゲートキーパーの皆さんがご自身にできることには限界があります。

その時その時において「いま自分にできることをし尽くそう」と心掛けることによって、失敗したらどうしようという不安など精神的な負担を軽減でき、今やるべきことに注力できるようになります。

ゲートキーパーとして大切な人の深刻な悩みを聴いたり、適切な支援機関へ繋げることができたとしても、先ほど述べたように「ここまで予防策をやっておけば絶対安心」という指標はありませんから、もし、大切な人が最終的に自殺で亡くなってしまった時があっても「自分はゲートキーパーになれなかった…」と自分を責めないで下さい。

そうした時、皆さんはゲートキーパーとして自分にできることをし尽くした上での結果だということを、つらい現実だと思いますが受け入れて下さい。亡くなった大切な人に対して自分にできることをやって下さい。

このようなメッセージを皆さんにお伝えして、ゲートキーパーを養成する私たちのことが冷酷的だと感じた方もいらっしゃるかもしれませんが、私たちは自分たちが養成したゲートキーパーの皆さんを永続的にフォローアップしていきます。ゲートキーパーの皆さんも一人で抱え込まないで欲しいと切に願います。

2025年2月2日
自殺予防団体-SPbyMD-
理事 内田貴之
posted by 内田 at 00:17 | TrackBack(0) | コラム

2025年01月27日

2025年度のGK事業計画

こんばんは。
自殺予防団体-SPbyMD-の内田貴之です。

本日は臨時理事会を開き今月末日〆切の助成金について話し合いました。
この助成金は金額も大きく、対象地域も全都道府県とまではいかないものの
けっこう広いのでハードルも高いだろうと予想しています。
それでも応募しなければ何も始まらないというわけです。

応募した助成金の審査結果は2025年5月内に発表されるとのことで、
それまでの間は2025年度の事業計画も確定には至れません。
自殺予防団体-SPbyMD-のメイン事業である
「こころの通う対話のできるゲートキーパー養成講習事業」は
助成金がなければ開催困難だからです。

ともあれ現段階での計画をお知らせします。

2025年7月:GK稚内
2025年9月:GK清田区
2026年1月:GK根室
2027年3月:GK釧路

見事、助成金が採択となれば上記4回
「こころの通う対話のできるゲートキーパー養成講習」を開催できます。

不採択の場合はその時に理事会を開いて実現可能な事業計画を
再度検討することとなります。

助成金応募にあたって札幌市社会福祉協議会の職員から
推薦状も頂戴していますので「どうか通りますように…」と、
理事みんなで祈っています。

以上
自殺予防団体-SPbyMD-
創立者・理事・事務局長 内田貴之
posted by 内田 at 23:15 | TrackBack(0) | コラム

2025年01月21日

コラム:霊的価値観において過労死・過労自殺をどう考えるのか

こんばんは、眠れないので過労死等の自殺をテーマに呟いてみます。霊的価値観に基づいて物事を考えていると、自殺予防活動の中で躓きそうになるポイントがあります。霊的価値観において「逃げる」は善行動ではありません。嫌な現実から逃げていても、そのツケは来世に回ってくるからです。

学校の宿題と同じ。やりたくなくてやらずにいると、罰としてドリルを渡されたり補習があったりします。これは人生でも似たようなもので、今世の課題から逃げ続けて死んでも、来世も同様の課題と直面することになります。過重労働の末に命を絶つという過労死・過労自殺について予防することを考える時に躓きそうになります。

「仕事がつらい。夜中2時まで残業して朝5時出勤だ、眠る暇もない、死にそうだ、辞めたい」という状況に陥ったとき、退職という選択は「逃げ」に該当するか否かというポイントです。この場合の「退職」は確かに「逃げ」ですが、難しいのです。

仮に、逃げずにそのままの勤務ペースで働き続けたら過労死になってもおかしくない。過労死は自殺ですから、自殺は最悪の行為。最悪の行為を犯すことになりそうなら、それは避けなければなりません。そのための「逃げ=退職」であれば、善行動とは言い難いが、少なくとも良い行動ではあると思います。

この場合の「逃げ=退職」は、現実逃避の逃げではなく、自殺という最悪の選択肢を選ぶ精神状態に陥りそうになる一歩手前の状態を自ら察知した時、あるいは家族や友人など周囲が察知した時に伝え、その危機を回避する自己防衛の行動である。と考えるのです。過酷で辛い時は逃げても良いということです。

幸いというべきか?最近「退職代行」が流行しています。過酷な職場から逃げ難い場合には退職代行を活用してでも命を最優先にして逃げることを考えましょう。「自殺」は駄目だけど「休憩」なら幾らしても大丈夫。睡眠時間もロクに取れない勤務体制では、心身が尽き果ててしまうのも時間の問題です。

「自殺したい」が脳裏をよぎることもあるでしょう。過重労働を続けるのは善ではない。魂修行を全うするためにも「このままだと俺やばい」と感じたら、その環境から逃げる選択をしなければならない。「退職」や「療養=休憩」をして心身を整え直す必要があります。

ちなみに、こうした啓発も自殺予防活動の一環です。

以上
自殺予防団体-SPbyMD-
創立者 尾侍さん(愛称)
https://x.com/welfare_samurai
posted by 内田 at 03:25 | TrackBack(0) | コラム

2024年12月19日

SPbyMD設立12周年記念イベントを企画中

こんにちは、
自殺予防団体-SPbyMD- 創立者の内田貴之です。

現在、SPbyMD設立12周年記念イベントを水面下で企画中です。
2025年5月1日が設立記念日ですが平日なので、
5月4日の日曜に何かイベントを開催できたらと考えています。

内輪の祝賀会ではなく、
一般市民を対象とした講演会を開きたいですね。

それも「ゲートキーパー養成講習」ではないので
講演内容も別のものにできたらと思っています。

この企画はまだ練っている途中ですが、
3月23日の「ゲートキーパー養成講習@新ひだか」終了後に開く
理事会にて発議したいと思っています。

課題点としては「予算」です。
チラシ効果はあまり期待できないため無しとし、
Facebook広告・無料告知サイト・新聞に絞って集客費を最小限に
留めたいですね。

会場費は区民センターの視聴覚室を狙っているので
午前区分・午後区分を合わせて7,000円くらいかなと。
視聴覚室を狙う理由は「スクリーン・プロジェクタ・マイク」が
無料で備わっているからです。

アクセスの良い公共施設札幌エルプラザだと
そういうのは有料オプションかつ高額なので
全部持参しないとならない分、荷物が多くなるんです…。

お楽しみに。
posted by 内田 at 11:02 | TrackBack(0) | コラム

2024年10月20日

「やる気」は入会後の行動そのものが証明する

【メンバー募集】をした際、最初は「やる気があります!」と言って元気に入会する人も結構います。というよりは、自殺予防団体-SPbyMD-に入会する人はみんな最初はそうです。しかし、化けの皮はすぐ剥がれます。偽りはすぐ分かります。入会後の行動そのものが証明します。

やる気がある人の特徴は、「主体的」「能動的」な点です。これは共通しているのがよく分かりますよ。そして、「未来は創っていくもの」という意識も特徴です。未来が訪れるから生きるというのは受動的な生き方です。

自殺予防団体-SPbyMD-では、やる気のある同志を募集しています。入会するからにはSPbyMDの活動に参加すること!定款に明記されていないからといって、何もしない人は「やる気のない」人です。自主的に積極的に参加しましょう。

たとえ「多忙」でも参加できる活動はあります。Twitterもその一つです。寝る前に一行つぶやくだけでもSPbyMDの活動に参加していることになります。それもしない会員は、怠惰なだけです。やる気があるか否か、すぐわかります。

入会しても参加しないのでは入会した意味がありません。自殺予防団体-SPbyMD-は、「人数稼ぎしたいから名前だけ貸してくれる人を募集」するサークルではありません。「仕事が忙しい」というのは活動に参加できない理由にはなりません、却下。それはイベント行事に出席できない理由にすぎません。

「SPbyMDに入会したけど主催イベントつまんなそうだから参加してない」も、やる気ない人の決まり文句です。つまんなそうなら、つまらなくない・面白い主催イベントを創ろうと行動する人こそ、やる気ある人です。自殺予防団体-SPbyMD-では、やる気のある同志を募集しています。

自殺予防団体-SPbyMD-には会員種別がいくつかありますが、特に会費なしの会員(サポートメンバー)は、会費を取らない代わりに労働力で以って活動に奉仕するという特約があります。それなのに、「次の活動はいつありますか!?」といったメールを主体的に送ってくるわけでもないし、こちらから手伝いを呼び掛けても無視したりする会員ばかりなのが現実です。

僕に言わせてもらえば「あんたら何のために入会したの?」というものです。

以上
自殺予防団体-SPbyMD-
創立者・理事・事務局長 内田貴之
posted by 内田 at 13:06 | TrackBack(0) | コラム

2024年09月18日

コラム:SPbyMDで生計を立てたほうがいいのでは?という意見

本当ならおはようございます。
…ですが現在、25:56、まだ日付も変わっていません。
早寝早起き訓練4日目なのですが20:30に眠剤で就寝したものの、
23:30に目が覚めてしまいました。。。

ところで今月の始めにとある団体の新規設立話で
ミーティングがあったのですが、
その時「内田さんはSPbyMDで生計を立てたほうがいいのでは?」
という意見が出たのです。

生活保護を受給しながら福祉活動に勤しんだり、
別の職業をしながらボランティアのように福祉活動をするよりも、
SPbyMDを法人化できるようにメンバーと努力をして
そこに所属する人たちがSPbyMDで生計を立てられるような団体にしたほうが
よっぽど健全だと思いますよ…。と。

そうしたいのはSPbyMDを立ち上げる前からの僕の夢であり希望だったが、
生計を立て続けられるようになるような団体までの育成が困難なんです。
過去11年間さまざまな活動を試行錯誤でやってきましたが、
利益の出る活動は「ゲートキーパー養成講習」のみです。
しかも、そのゲートキーパー養成講習でさえ赤字大半、
利益が出る回は稀なのが現状です…。

僕だって職業を名乗る時は「自殺予防団体-SPbyMD-」だと
述べています。これは「誇り」だからです。

それに僕だってその人の意見のようになれれば最高冥利ですよ。
学生時代から夢にまでみた「自殺予防活動を職業として生計を立てる!」こと。

そうなれるように試行錯誤してきたけれど、
うまく行かないんですよ…。

団体の役員の大半は「法人化」に対しても消極的ですし、
それで僕が無理矢理法人化させるような行動を取っても
反逆者です。

今、SPbyMDを法人化に向けて皆で努力しようとして、
例えば「道内各地でのゲートキーパー養成講習を毎月やって利益を出す」
というプランを立てたとしても助成金も無しに毎月は無理です。
百歩譲って莫大な助成金を採択されたとしても色々なメンバー事情があります。

そういうことにこれまで悩み苦しみ頭をひねったり抱え込んだりした結果、
SPbyMDは法人化は困難だから他に職業をもってそのポケットマネーを
手弁当にしたり、生活保護を受給しながらその扶助内でできることを
やっていく今の方針で固まったんです。

SPbyMDのことを何も知らない人間から
「生計を立てれる法人に団体を育て上げたほうが良いよ」
という意見をもらうのは、僕は個人的に腹が立って仕方ないんですよ。
「んなもん、昔から試行錯誤して考え抜いてきたんじゃい!!」とね。

以上、コラムでした。
自殺予防団体-SPbyMD-
創立者 内田貴之
posted by 内田 at 23:55 | TrackBack(0) | コラム

2023年06月02日

法人ではない任意団体は「人格なき社団」と呼ばれていますが、それは法的な「人格」がないだけであって実際にはどのような任意団体にも「人格」はあるのだということです

おはようございます。久しぶりにTwitterでコラムを書いてみたのでここに纏めます。テーマは「団体の人格」です。


色々な団体を並行して運営していく中で大事なことは、それぞれの団体の「人格は別」だということをいつも自覚することだと思っています。当然のことではありますが、特に小規模な団体、代表ひとりで活動しているような団体の場合はごちゃ混ぜにしがちだからです。


例えば「さっぽろ対話法同好会」と「自殺未遂当事者の会-芯-」は事務所が同じ場所ですが、あくまでも札対は僕が代表者、芯は嫁が代表者で「別の団体人格」を持っています。そして協同で講演会を開催することも多いですが「共同主催」という形にして、決して混ぜこぜにならないように注意しています。


例えば「自殺予防団体-SPbyMD-」と「さっぽろ対話法同好会」はどちらも僕が創立者で、講演内容も似ていますが「別人格」という意識をいつも持って、それぞれの特色を考えて講演内容を練っています。SPbyMDはあくまでもゲートキーパーを養成するために〈対話法〉を導入している。札対はあくまでも日本対話法研究会が行う〈対話法〉の全国推進を後押しするために〈対話法〉を札幌市内で広めるために活動している。という点が特色の違いです。


ちなみに僕が自殺予防団体-SPbyMD-からさっぽろ対話法同好会を切り離した形で新規団体を設立した動機は、年間2回しかゲートキーパー養成講習を開催しなくなったSPbyMDの活動では〈対話法〉の推進活動が足りなさすぎると痛感してきたからです。ゲートキーパー養成講習でも〈対話法〉の推進は可能で、これまでも300名以上の北海道民に〈対話法〉を広めてきた実績がありますが、年間2回では物足りなさ過ぎると感じるのです。そこで、〈対話法〉の推進活動に絞った「さっぽろ対話法同好会」を立ち上げることを決意したわけです。


あとは、SPbyMDのゲートキーパー養成講習で〈対話法〉を教えても「日本対話法研究会の会員数を増やす」ことには繋がっていない点が挙げられます。それは当然のことでSPbyMDがそういう目的ではない、存在意義ではないためです。...というような実例でも各団体の「人格」はとても重要なのです。


法人ではない任意団体は「人格なき社団」と呼ばれていますが、それは法的な「人格」がないだけであって実際にはどのような任意団体にも「人格」はあるのだということです。

以上
posted by 内田 at 08:25 | TrackBack(0) | コラム