こんばんは。自殺予防団体-SPbyMD- 会長 内田貴之です。久しぶりにコラム記事を「13年目の原点回帰〜私たちのメンバー綱領〜」と題して執筆します。
自殺予防団体-SPbyMD-は、今年で創立13年目を迎えました。この13年間、私たちは北海道の各地で多くの方々と出会い、自殺対策講演会・街頭演説啓発・自殺予防パネル展・ゲートキーパー養成講習などの活動を続けてきました。
時代が変わっても、私たちの根幹にある想い、それを言葉にしたのが公式サイトにも掲載している「メンバー綱領」です。この綱領は、活動を始めた当初から掲げ続けている、SPbyMDの理念の象徴とも言えます。今回は、その1つ1つの言葉に込めた意味を、改めて読者の皆様と共有したいと思います。
まずは「メンバー綱領」全文を以下に載せます。
一、我々は北海道を慈しむ者である。
一、我々は幸せに生きて幸せに死ぬことのできる北海道をつくる尊い理念を掲げる者である。
一、我々はその理念に使命感と誇りをもって活動に邁進する者である。
一、我々はその理念に基づいて障害者や自殺未遂者と健常者を区別せず共に手を携える者である。
それでは1つ1つの言葉に込めた意味を説明します。
★我々は北海道を慈しむ者である。
「地域に根ざす活動でありたい」という想いが込められています。北海道という土地で生き、悩み、支え合う。その現実の中に私たちの自殺予防活動の原点があります。北海道民として自分たちが暮らしている北海道を愛していてこそ、北海道民に自殺予防を行うことができるという考えです。ちなみに「慈しむ」とは「愛する」という意味ですが、SPbyMDの理念「幸せに生きて幸せに死ぬことのできる北海道をつくる」という尊さ(※崇高さ)を鑑みて言葉を選んだ経緯があります。
★我々は幸せに生きて幸せに死ぬことのできる北海道をつくる尊い理念を掲げる者である。
「幸せに死ぬ」という表現は、誤解を招きやすい言葉かもしれません。しかしながら私たちは、それを「命を尊重しながら最期の瞬間まで幸福を感じられる社会」という意味で使っています。死を遠ざけるのではなく「生と死をともに見つめる」ことです。それが本当の意味での「自殺予防」であると、私たちは考えています。どんな人生にも幸せな終わり方がある。しかしそれは自ら命を絶つという終わり方であってはならない。その希望を社会全体で守り育てたいのです。
★我々はその理念に使命感と誇りをもって活動に邁進する者である。
綱領の3つ目は、メンバーである私たち一人ひとりの「活動に対する姿勢」を示す言葉です。活動には迷いや葛藤がつきものです。しかし、理念を胸に抱くことで、その道に誇りを持つことができます。たとえ小さな一歩であっても、それを積み重ねることが社会を動かす力になります。私たちは、北海道民の命を守るという使命感を、一過性の熱ではなく日常の責任として持ち続けていきます。
★我々はその理念に基づいて障害者や自殺未遂者と健常者を区別せず共に手を携える者である。
これは私たちがもっとも大切にしている精神です。支援する人とされる人、健常者と当事者。そのような線引きをしない社会を目指しています。誰もが同じ人間として、共に歩むことができる。「自殺未遂を経験したからこそ伝えられる言葉」も「当事者ではないからこそできる支え」も、どちらも欠かすことはできません。私たちは、違いを越えて「共に生きる力」を育む場所であり続けたいと願っています。
自殺予防団体-SPbyMD-が創立13年目を迎え、駆けている今。私たちは改めてこの「メンバー綱領」に立ち返ろうと思いました。題名に込めた「原点回帰」です。それは単なる理念文ではなく、これからの北海道をどう生きるかという問いでもあります。
社会が変化し、人の生きづらさが多様化していく中で、私たち、自殺予防団体-SPbyMD-はこれからも「幸せに生きて幸せに死ぬことのできる北海道」を目指して歩み続けます。この理念やメンバー綱領に込められている想いに同感し、共に活動してくださる仲間を私たちはいつでも歓迎しています。公式サイトの「メンバー募集」ページを貼っておきます。
自殺予防団体-SPbyMD-公式サイト|メンバー募集
ご精読ありがとうございました。
以上
自殺予防団体-SPbyMD-
会長 内田貴之
https://spbymd.jimdofree.com
2025年11月10日
13年目の原点回帰〜私たちのメンバー綱領〜
posted by 内田 at 22:13
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