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2023年06月02日

法人ではない任意団体は「人格なき社団」と呼ばれていますが、それは法的な「人格」がないだけであって実際にはどのような任意団体にも「人格」はあるのだということです

おはようございます。久しぶりにTwitterでコラムを書いてみたのでここに纏めます。テーマは「団体の人格」です。


色々な団体を並行して運営していく中で大事なことは、それぞれの団体の「人格は別」だということをいつも自覚することだと思っています。当然のことではありますが、特に小規模な団体、代表ひとりで活動しているような団体の場合はごちゃ混ぜにしがちだからです。


例えば「さっぽろ対話法同好会」と「自殺未遂当事者の会-芯-」は事務所が同じ場所ですが、あくまでも札対は僕が代表者、芯は嫁が代表者で「別の団体人格」を持っています。そして協同で講演会を開催することも多いですが「共同主催」という形にして、決して混ぜこぜにならないように注意しています。


例えば「自殺予防団体-SPbyMD-」と「さっぽろ対話法同好会」はどちらも僕が創立者で、講演内容も似ていますが「別人格」という意識をいつも持って、それぞれの特色を考えて講演内容を練っています。SPbyMDはあくまでもゲートキーパーを養成するために〈対話法〉を導入している。札対はあくまでも日本対話法研究会が行う〈対話法〉の全国推進を後押しするために〈対話法〉を札幌市内で広めるために活動している。という点が特色の違いです。


ちなみに僕が自殺予防団体-SPbyMD-からさっぽろ対話法同好会を切り離した形で新規団体を設立した動機は、年間2回しかゲートキーパー養成講習を開催しなくなったSPbyMDの活動では〈対話法〉の推進活動が足りなさすぎると痛感してきたからです。ゲートキーパー養成講習でも〈対話法〉の推進は可能で、これまでも300名以上の北海道民に〈対話法〉を広めてきた実績がありますが、年間2回では物足りなさ過ぎると感じるのです。そこで、〈対話法〉の推進活動に絞った「さっぽろ対話法同好会」を立ち上げることを決意したわけです。


あとは、SPbyMDのゲートキーパー養成講習で〈対話法〉を教えても「日本対話法研究会の会員数を増やす」ことには繋がっていない点が挙げられます。それは当然のことでSPbyMDがそういう目的ではない、存在意義ではないためです。...というような実例でも各団体の「人格」はとても重要なのです。


法人ではない任意団体は「人格なき社団」と呼ばれていますが、それは法的な「人格」がないだけであって実際にはどのような任意団体にも「人格」はあるのだということです。

以上
posted by 内田 at 08:25 | TrackBack(0) | コラム
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