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2020年10月11日

報告:GK北区レポート(写真付き)

おはようございます、自殺予防団体-SPbyMD-の土屋さつきです。10月10日(土)10時〜16時、札幌市北区民センターで「こころの通う対話のできるゲートキーパー養成講習」を開講しました。今回のプログラムは以下の通りでした。
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10:00 オリエンテーション
10:10 グラフで学ぶ若者自殺の深刻さ
10:30 トイレ休憩
10:35 統合失調症から学ぶ自殺予防と支援
11:30 受講者交流コーナー
11:45 ランチタイム
12:50 こころの通う悩みの聴き方〈対話法〉
13:35 トイレ休憩
13:45 こころの通う悩みの聴き方〈対話法〉
14:20 トイレ休憩
14:30 伝達前整理チェックリストの使い方
15:00 ゲートキーパーのためのストレスコーピング教室
16:00 終了
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(写真:演習に取り組む風景)


(写真:受講者の質問に真摯に答える講師のウチダ氏)

私の前半の担当講義では精神障害を扱い、通常は「双極性障害から学ぶ自殺予防と支援」なのですが、前回の深川市で開講した回から「統合失調症から学ぶ自殺予防と支援」に切り替えてお話しています。この統合失調症は私の親友が患っていた精神障害で、自殺と深い関わりのあるものです。


(写真:受講風景をパノラマ撮影)

ところで今日は、眠剤を誤って多く服用してしまったせいで朝になっても効果が抜けず、呂律がうまく回らない体調でした。必死に話そうとしたけれど、なかなかうまく話すことができず、たどたどさが目立ってしまいました。次から、薬は一錠と用量を守りたいと思います、反省…。

さて、この「統合失調症」という精神障害に切り替えて講義を行う回では、通常の私自身が患っている精神障害でもある「双極性障害」よりも内容が一段と難しく、どのように表現していいかわからないほどです。それでも、親友が自殺に追い込まれるまで侵された病気なので、私の役目だという気持ちで、しっかりと受講者に伝えなければならないと思い私なりに頑張りました。たどたどしさがまだ残りますが、頑張ったつもりです。

そして、講習の締めくくりに行なった「ゲートキーパーのためのストレスコーピング教室」も私の担当講義でした。気軽にできるメンタルセルフケアとしてパステルアートを紹介し、受講者にも実際に描いて楽しんでいただきました。10月10日は、世界メンタルヘルスデーというWHOが定める国際啓発記念日なので「健康」または「健康づくり」をテーマにしました。ワイワイとにぎやかに会話も弾ませながら、大変楽しんでもらうことができました。


(写真:パステル画材)

作品が全員完成した後は、まぁるく輪になって、自分の作品を見せあっこしました。そのときの楽しさったら他に類を見ない盛り上がりようでした!みんな自分の作品に込めた思いを語り合い、お互いの作品を褒め合いました。受講者のこの笑顔のために、私はパステルアートを教えたんだと思うと、大変うれしく思いました。きっと親友も、空から見守ってくれているのだと思います。


(写真:まぁるく輪になって作品を見せあっこ)

さて、今回も「統合失調症」という難しいテーマを取り上げて「こころの通う対話のできるゲートキーパー養成講習」に挑みました。たどたどしさが残る結果となりましたが、自分なりに一生懸命やったつもりです。それが受講者に伝わっているのだと信じたいところです。反省を生かして次回は、練習を何度も行なったり、処方された薬の量を守り、精神障害に対する理解をしっかり伝えていきたいと思います。

本日お越しいただいた6名の受講者には、とても感謝します!足を運んでいただいてありがとうございました。


(写真:受講記念写真)

以上
講師 土屋さつき
posted by 内田 at 04:36 | TrackBack(0) | 活動報告
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