さて、自殺予防団体-SPbyMD-は、筆者と代表理事内田の2名で旗揚げした北海道のNPOです。しかしながら当初は、現在のようにメンバーも多く増え、事務所も立派に構えるまでになるとは想像もできませんでした。ここまで見事に発展できたのは、支えて下さった多くの皆様のおかげだと思っております。
江戸時代には、社会からはぐれてしまった人や、こころの不調に陥ってしまった人、どこにも自分の居場所だと思えるところがなくなってしまった人などが、すがれる支援先として『駆け込み寺』という存在がありました。
筆者は、自殺予防団体-SPbyMD-がまさしく、令和という時代に合う『駆け込み寺』のような存在になると良いと考えております。混沌とした社会に揉まれ、悩みを抱えても誰にもすがることができず一人で抱え込み、最悪の結果に繋がってしまうことを防ぐ機関として。こころの不調に陥ってしまった人が、『駆け込み寺』に辿り着くことができるようになってほしい。
自殺予防団体-SPbyMD-は、将来構想として障害者の社会参加(社会復帰)を支援する事業を中心とした、複合的な施設を構えたいと考えております。これは、筆者が考える『駆け込み寺』そのものだと、代表理事の話を聴いて感じました。
『駆け込み寺』にきた人たちは、ゆっくりとスローペースで温かく見守りながら、こころを癒していきます。そして、自分の得意なこと好きなことを仕事として就労支援を受けます。現代の制度でいうところの就労継続支援B型が当てはまるのだと思います。そうして、こころの不調をゆっくりと回復し、自分の得意分野を見つけて少しずつ伸ばしていき、じっくりと社会復帰をする。これが、自殺予防団体-SPbyMD-の目指すところの『駆け込み寺』だと筆者は考えております。
さて、2020年元日から、自殺予防団体-SPbyMD-は、北海道新聞社から協力を得てクラウドファンディングをスタート致しました。設立以来初めての挑戦で、目標額は50万円です。ひとりでも多くの方に、自殺予防団体-SPbyMD-を知っていただき、渾身のご支援をお願いしたく存じます。
どうぞ、今後ともご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。
以上
自殺予防団体-SPbyMD-
相談役 尾垣洋輔
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