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2020年01月07日

なぜ毎回スライドを作るのか

よく聞かれる疑問に「ゲートキーパー養成講習の準備をするとき、なぜ毎回スライドを作る必要があるのですか?」「前回と同じスライドを流用すれば準備の手間や時間も大幅に削減されて効率よくなるのではありませんか?」...この2つがあります。


まず、自殺予防団体-SPbyMD-は自殺予防策としてゲートキーパー養成講習を年間2〜3回開講しています。ゲートキーパー養成講習は、1回につき複数の講師による各種講習を組み合わせて約5〜6時間行います。そしてスライドは、プロジェクタで投影し、受講者にも配布資料としてテキスト化します。


複数の講師による各種講習とは、
・グラフで学ぶ若者自殺の深刻さ
・双極性障害から学ぶ自殺予防
・確認型応答による悩みの聴き方
・危険度評価のグループワーク体験版
・こころを癒やすパステルアート教室


毎回同じスライドをそのまま流用する場合もあります。多くの開講回数を経てブラッシュアップされまくり完成度が高まっている「双極性障害から学ぶ〜」や、「危険度評価グループワーク」「パステルアート」などの決まった手順通りに進める系のものだけです。


例えば「グラフで学ぶ〜」は最新の統計資料からデータを引っ張ってくるため、そのまま流用というわけにはいきません。ですが、変更点はそこだけなので作業はサクサクと完了します。問題なし!


というわけで、毎回全てのスライドを大きく作り直しているように思われてしまうのですが、実際に、大きく作り直しているのは「確認型応答による悩みの聴き方」だけなのです。それは筆者が講師を担当している講習です。


その担当講習に限っては、対話法研究所と協働で行なっています。浅野良雄所長が考案開発したコミュニケーション理論〈対話法〉を公式導入して、こころを病んでいる友人の悩みを効果的に傾聴するスキルを、学べるトレーニング講習なのです。


〈対話法〉を学んでいけばいくほど、どんどん奥深さを体感するようになります。すると、教える側としても、教えたい範囲と深さがどんどん広がっていくんですね。


そしてトレーニングの内容についても、毎回やるごとに改善点がどんどん見つかります。見つかるたびにどんどん改善しています。しかし、受講者の職業傾向が変わるたび、教える側も気づかなかった新たな発見!を、逆に教わるんですね。すると、そこも次回はブラッシュアップしたいと思うようになります。


奥深い内容である上に、毎回が試行錯誤で改善途中なので、毎回スライドを大きく作り直しているというわけです。


お分かりいただけたでしょうか?


自殺予防団体-SPbyMD-
代表理事 内田貴之

#双極性障害 #自殺予防 #スライド #流用 #奥深さ #ブラッシュアップ #コミュニケーション理論
posted by 内田 at 22:03 | TrackBack(0) | コラム
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