(ブログリレー第2走者:ボランティア 田中沙苗)
はじめまして、
自殺予防団体-SPbyMD-体験ボランティアの田中沙苗と申します。
早速ですが、
第1走者の代表補佐土屋さつきさんの記事を
読ませていただきました。
ご自身の体験談と、
うつ病の恐ろしさがとても伝わってくる素晴らしい内容でした。
今回のブログリレー企画のテーマは
「うつ病はこころの風邪」という表現を改めて考えるとのことですが、
筆者は、
「なぜ『うつ病はこころの風邪』と言われるようになっていったのか」
を調べて考察したいと思います。
まず、
「うつ病はこころの風邪」という表現は1990年後半
(※引用サイトでは20世紀後半とありました)
日本の製薬会社がうつ病を知ってもらうためのキャッチコピーとして
使っていたのがきっかけとされています。
(※引用 https://www.bbc.com)
その頃の日本では「うつ病」という名前すら伝わっておらず、
日本にいる人々のほとんどがうつ病を知りませんでした。
それどころか病院に行っても「静養が必要なだけ」と、
言われることが多かったそうです。
(※引用 https://www.bbc.com)
そんな中、
登場したのがあのキャッチコピーです。
「うつ病はこころの風邪」
この言葉によって日本中にうつ病という言葉が広がっていきました。
(※引用 https://www.bbc.com)
このこと自体はとても良いことだと筆者は思います。
うつ病という言葉が広がっていったことで、
日本の医学が発展していったり、
認識が強まったりなど、確かに良いことはありました。
ですが、
このキャッチコピーは沢山の問題点も抱えていました。
その大部分が、第1走者の代表補佐土屋さつきさんが
述べていたうつ病に対する軽視です。
このキャッチコピーが出た頃、
長時間労働によりうつ病になり、自殺してしまった人もいたそうです。
(※引用 https://www.bbc.com)
これは「うつ病はこころの風邪」というキャッチコピーを
軽視してしまったが故に起こってしまった事件だと筆者は思います。
幸い、この事件の後から様々な企業で労働条件が見直されました。
最後になりますが、
キャッチコピーというものは人に様々なイメージを与えます。
この「うつ病はこころの風邪」もそうです。
このキャッチコピーを作った日本の製薬会社が
どのような意図でこのキャッチコピーを作ったのかまでは
分かりませんでしたが、
見た人は様々な感情を抱き、
これによって良いことがあった人、
悪いことがあった人、
様々な人がいたと思います。
ただ、筆者が思ったことは、
見る人によって意味も異なるのではないかということです。
先ほど挙げた自殺してしまった人の企業の指導者は、
もしかしたら「風邪と同じ程度の病気ならたいしたことはない」と
受け取ってしまったかもしれないし、
また別の人は、
「風邪みたいに頻繁にそんな重い病気にかかってしまうのか」
と思うかもしれません。
当たり前のことかもしれませんが、
これは自分の意志を開示する上では
どんなことでも言えることだと筆者は思います。
ですので、
このキャッチコピーについて調べていく上で
筆者は改めて大事な教訓を得られたと思いました。
以上
『うつ病はこころの風邪』という表現を改めて考える
ブログリレー第2走者:ボランティア 田中沙苗