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町田洋次のネット・ソフト化経済センター
ソフト経済についての最新のコラムです。
過去から蓄積したソフト化経済センターのホームページ・コンテンツは、06年1月14日・15日にupしてます。過去のコンテンツが載っているページのアドレスはここです。
http://www.geocities.jp/yymachida/index.html
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フランスの最も美しい村々[2007年10月08日(Mon)]
現在NHKTVでこれを紹介する番組をやってます。プロデューサーは安部さんの美しい国に対比し、フランスの美しい村を紹介するための企画だったんでしょう、しかし安部さんはもういない。

フランスの最も美しい村々、Les plus beaux villages de France、1982年に創られた協会で、148の美しい村を認定している。

ウッイキペディアで選定基準を調べると
1,2000人以下
2,最低2つの遺産、遺跡があり保護政策が行われている
3,コミューン議会で同意が得られている
となってます。

フランスでは80年代に分権化が始まり、その政策の一環だと思います。

目的は質の良い遺産を多く持つ田舎の小さな村の観光を促進することにある。景観を破壊するような建物や設備は制限されるので経済発展は妨げられるが観光客が来て潤う。

例えばこんな村です。

農家の戸と窓枠を自然な塗料(カーキ色の漆喰のようなもの)を塗って景観を統一した村、農家の家の壁が地元の赤い石でできてるのでそれを観光資源にした村、ワインが凶作で壊滅したあと栗の産地で復活し、マロングラッセのような加工品を生産し栗祭りをやっている村、りんごの加工産地、リンゴジュース、アップルパイ。。。これでりんご祭りをやるというぐあいです。

村の景観が美しい上に小さな産物がある所で、豊かだとは見えませんが楽しく小さな幸せを味わっている感じでした。

美しい景観の中に住み、時間はゆったりと流れ、近隣との共同体があり、ちょっとした仕事、農産物の加工などがあり、贅沢はできないが生活している喜びが画面にはありました。

日本の村だってこのぐらいの美しさはあり、同様な人生観で生きられるのに、日本の村はなんだか不幸な感じです。

都市との所得格差を叫びなんとかしてくれという、老人だけになり未来の展望がないとか、農家は壊滅寸前で補助金をくれとか、建設需要がなくなった公共投資をといろいろ不幸をいいます。

世界標準でみると、そんなに貧しいわけでもなく、不幸でのない、それなのに政治家におねだりして心が貧しくなった不幸な人たちです。

プロデューサーはそんなメッセージを発するためにこの番組をつくったのでないがそうみえた。こんなフランスの村の生き方に学んだらいいのにと思いました。
Posted by mics at 15:18 | この記事のURL
オープンソース・イノベションのオフィス[2007年10月05日(Fri)]
企業は社外の知恵を取り入れるためにさまざまな挑戦を始めているが、オフィスが画期的に変りそうな実験が始まっている話しである。

ウィリアム・テイラー、ホリー・ラバール「マーベリック・カンパニー」(日本経済新聞社刊)の3章に「イノベーション株式会社」がある。2人の著書はビジネス誌「ファーストカンパニー」の編集者と記者。

この3章にオープンソース・イノベーションを誘発する新しいオフィスの実験例が出てくる。会社はただイノベーションが起こるように姿を全く変える。

オレゴン州ポートランドのW+K(ワイデン+ケネディの略)、広告代理店でナイキの「ジャスト・ドウ・イット」の仕掛人で有名である。

ここが「経験効果を忘れ毎日まっさらな状態で歩く」ことを実現するために、2000年に全く新しいオフィスをオープンした。

ものづくりやアーティストが集まっていた倉庫街の築90年の冷蔵倉庫をオフィスにした。4階建で400席ある円形劇場、自然光をとりいれた事務室、フッド山やセントヘレンズ山が見える窓、ポートランド現代美術研究所と提携したアトリエ、地元の非営利組織が訪れる部屋、住民対象の講演シリーズをやる部屋、広告学校。。。いたるところに社外の人間を招く仕掛けがある。

外部の人を招き、その活力に学びアイディアを湧かせるのが狙いである。こうなると広場、バザールで、草の根クリエイティビティを起こすのがオフィスで、従来のものとは全く違う。

世界的な広告会社なので社内にはいろんな専門家がいるが、それだけに満足せずに素人のアイディアを取り入れたいと思っているのでこんなものをつくった。

これは特殊例なのか、それともこれから増えるオフィスの先端例なのか判定が難しいが、企業は創造力を増すためにオープンソースに徹するとこんな実験的なことも起こる。

知識経済になり企業は創造力競争で優劣を競っているが、その一端を見た思いがした。オフィスは10年もすれば想像もつかないものに変ってるのだと思う。
Posted by mics at 16:15 | この記事のURL
グループ・シンクとノウリッジ・オブ・クラウド[2007年10月03日(Wed)]
前者は組織知、後者は群衆知である。

組織知にはある方向への規律があり整然とならんでいるがクローズド、群衆知はランダムでゴミが多いがオープンな特色がある。キャッチアップするときは組織知は力になるが、先端を開発するには群衆知が有効である。

どちらかが正しいかではなく折々使い分けるのが知恵だが、日本では組織知が過大で群衆知は少ない。そこで群衆知を大きくしようとするが、ネット世界では群衆知が簡単に集められるのでこれを活用しようとする試みが盛んに行われるようになっている。

この新しいやり方はネットの本場アメリカで始まり、企業では必須の経営手法として本格的に取り入れられてるが、非営利、例えば国立研究機関などでも始まっているいるようだ。

グループシンクでは思考が硬直化してブレークスルーできないとか、同じ問題は世界の誰かが解いているとか、同じ問題を考えてる人を広く結集してお互いに刺激し合い、解決のスピードをあげるとか動機にはいろいろあるが、こうなると組織内の専門家はあやうくなり、外部の知と競わなくてはいけないので大変である。

以上のことはR&Dや新製品開発でのことであるが、自治体の新しい政策を議論するある会合で、自治体は市民の叡智を集めたらどうだろうかということが話題になった。この会合は理系の人が多く群衆の叡智を集める威力を知っている人たちで、市民行政でも群衆の叡智を集める手法は役に立つというのである。

大方の人が面白い、やってみる価値があるという反応だった。組織知から群衆知へシフトする流れは日本でも噴流となってきていることを実感した。これからいろんな分野で応用されるやり方である。

私たちはブログやSNSで群衆の叡智はゴミだけでなくなかにはいい知恵が入ってることを体感している。これは個人が体得したものであるが、こんな基盤がもうあるので、市民の叡智を結集して地域の問題を解決するやり方はすでに時代に合っているのだと思う。

これはソーシャル・イノベーションだが、最初はやり方が未熟でもやって行くうちにツボがわかり、組織知半分、群衆知半分なんてことになるのだろうと思ったのである。
Posted by mics at 16:54 | この記事のURL
Facebook[2007年10月01日(Mon)]
梅田望夫さんがブログでウォールストリートジャーナルの記事を引用し、マイクロソフトがFacebookへ3億ドルから5億ドルの出資を申し出た話を話題にしており、昨年はユーチューブ、今年はFacebookの年だと書いてます。

ウォールストリートの記事は日本でもヤフーニュースに紹介されています。

Facebookは大学の新入生が入寮したときにつくる自己紹介の写真集ですが、これは寮毎につくられてました。ハーバード大学の学生のマーク・ズッカーバーグは、これをウェブで横断的につくれば便利と04年1月に思いつき、5人でプログラムを書き04年2月にハーバード大学の学内用に始めたところ、すぐ学内で広がり、2月の中旬にはアイビーリーグへ広げ、現在では全米の大学に広がってます。06年には高校生にも開放。

現在の本拠地はシリコンバレーのパルアルト。ソフトのつくり方がオープンソースで、SNSトップのマイスペースよりも独自の機能があると言われてます。

Facebookの理念はリアルな人間関係をつくるSNSだ、人間関係をつくる地図だといわれてますが、これは後講釈で、ビジネスの動機がとても自然で、なんでこれまでなかったんだろうかと不思議です。

マイクロソフトが投資するのは、Facebookの時価総額が100億ドル以上にはなる(創業者のマーク・ズッカーバーグは150億ドル以上だと強気のことをいってるようです)と見込んでのことです。

ユーチューブが昨年グーグルに買収された額が16.5億ドル、それに比べると法外な評価です。07年の売上高(広告)は1億5000万ドル、利益は3000万ドルと見込まれており、この業績でいったいどんな計算をやるとこんな額になるのか、ユーチュブのときも法外な価値額で驚きましたがまたまた驚きのできごとです。

ヤフーが買収しようと思ったこともありこれは失敗しましたが、グーグルも狙っており、2大ITブランド企業からラブコールを送られている幸運な会社です。創業者のマーク・ズッカーバーグは傲慢な人間と評判ですが、マイクロソフトとグーグルから争奪戦を繰り広げられてるのですから、そうなってしまいます。

ユーチューブはeBayの若いプログラマーが仲間同士でやったパーティで欠席した人にも見せてあげようと二人でビデオサイトのプログラムを書いたのが始まりです。

Facebookも隣の寮のFacebookがないので不便とインターネットでつくることを思いつき、プログラムをつくったのが始まりです。

こうした人は意図が明確ならプログラムなんか簡単につくっちゃうんですね。現在はそんな時代になってるんです。

両者のビジネスの動機はシンプルで、事前におおそれたビジネスプランがあわけではない、この軽いノリがよく、ビジネススクールで知識武装したあとデザインしたのでないのが、なるほど爆発的に広がるビジネスはそうしたものだと納得しました。

時価総額が100億ドルになるビジネスの動機が身の回りにころがっていると知ると、なんだか気持ちは明るくなってきます。

起業はビジネススクールで学んでもできるものではない、日常生活を細かく観察し、無自覚にやっていることの中に種がある、それを見つけたときに起業は成功するんだということを改めて思いました。
Posted by mics at 09:34 | この記事のURL
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