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町田洋次のネット・ソフト化経済センター
ソフト経済についての最新のコラムです。
過去から蓄積したソフト化経済センターのホームページ・コンテンツは、06年1月14日・15日にupしてます。過去のコンテンツが載っているページのアドレスはここです。
http://www.geocities.jp/yymachida/index.html
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アシアル[2008年05月19日(Mon)]
東大工学部の3年生だった田中正裕さんが本郷で設立したPHP言語に特化したプログラミング技術開発会社で2002年7月に設立された。「アシア」はアジアのこと、「ル」はリーダーの意味、インターネットの分野でアジアのリーダーになる心意気をこめている。会社のサイトはここ

YouTubeや Flickr のように、数人がほんの数カ月で開発したサービスが世界的なサービスになっている、自分たちも同じようなことをやろうと思っている。

田中さんは子供のころにアメリカに住んでいたときインターネットにはまってハッカーとなり、帰国後中学・高校時代ではフリーソフトウェアやシェアウェアなどの作成をやっていた。

「自分が作ったプログラムをほかの人に、すごいと言ってもらうのがうれしくて」やり続け、東大ではネットベンチャーでアルバイトをやりプログラムング技術を深めた。

今やこんなキャリアの学生が東大にいるなんて東大も変ってきた。

YouTube はパーティに出席できないイーベイのプログラマーが友達のためにビデオサイトをつくったのが始まりである。 Flickr は写真サイトがあると楽しいだろうなと考えてでき、写真愛好家のネットワークとなった。Face Book はハーバード大学の寮生が仲間を広げようとして始まったSNSである。

どれも動機は単純でビジネスデザインをあらかじめ描いてはじめたのではない。こんなのがあると楽しいだろうとか便利だろうとか、具体的なニーズがまずあり、プログラムを書いて一気に作ったサイトがあとで幸運なことにオオバケして大きな事業になった。

このノリが大切である。

田中さんはこの春に社員全員でアイディアを練り、鉄道模型のブログコミュニティー、ケータイ小説でノベルゲームを作成・投稿できるサービス、カラオケの持ち歌を管理できる音楽サイトを公開し、サイト広告を掲載したり、関連商品を販売するビジネスをはじめた。

これではオオバケする事業になるとは思えないが、プログラムを開発する姿勢がいいので、身の回りの隠れている実需を見つけ大当たりすることがあるかもしれない。

アシアルを知り、日本のインターネットビジネスもいい線行き始めたと思った。
Posted by mics at 17:35 | この記事のURL
電気自動車[2008年05月14日(Wed)]
前回、三菱自動車の「i」を電気自動車にする話を話題にしましたが、今日のテレビニュースではホンダが水素エンジン車を来年から売り出す話をやってました。なんだか次世代自動車の実現がせまっている感じです。

グーグルの非営利法人「グーグル・オルグ」のHPを見てましたら、この非営利法人はグーグルの株式や利益の1%を拠出し社会のために投資する事業をやってますが、プラグイン自動車開発(電気が主、ガソリンエンジンが従の車)に資金を出すと書いてありました。

こんな支援財団は昔なら低所得世帯を支援することが主な事業でしたが、最近では化石燃料に代替する再生可能なエネルギーの研究開発に投資するようになってるんです。

グーグルらしいやりかたです。

アメリカでは次世代自動車の開発に官民とも熱心でここに資金を集中してます。GMがトヨタに負けても次世代自動車では勝つ意気込みなのです。

シリコンバレーでもITからバイオ、さらに代替エネルギー開発がさかんに行われるようになっており、電気自動車の開発にも膨大な金が投入されており、こうしたベンチャーからおおばけする企業が出てくる時代になっているようです。

問題はそれが普及するかどうかですが、ガソリンがこんなにも高くなってしまってるので電気自動車の普及には追い風です。

電気自動車は小型車から実用化しますが、これはパワーがまだ足りないとか走行距離が十分でない未熟さのためですが、これは最近のトレンドに合ってます。

昨年の自動車の販売台数は軽自動車だけが前年よりも増えており、これは燃費がよいからだといわれてますが、自動車の小型化現象は燃費だけではないでしょう。

アパートにすみながらベンツを乗ってる時代がありましたが、これは自己顕示欲を示すのに自動車がかっこうの道具だったたからですが、そんな時代はもう終わってます。現在では家具、宝飾、食べ物、住む場所。。。要はライフスタイル全般でそれを見せ付けるのがステータスシンボルです。

そうなると自動車は移動する道具に戻り、都市内移動なら小型車の方が便利、また高齢者は小型車を好む傾向があります。

どれも小型車には追い風で、こんなことから小型電気自動車は予想外に早く普及するのではと思います。

来年からそんなことが始まり、関連するいろんな産業が起こり、経済に活気が出てくると考えると楽しくなってきます。
Posted by mics at 20:53 | この記事のURL
三菱自動車iMiEV(アイミーブ)[2008年05月12日(Mon)]
三菱の軽自動車「i」を電気自動車にした「iMiVE」の開発責任者が新聞のインタビューでこう語ってました。

・3年前から開発し09年夏発売
・技術課題はほぼ克服、現在は試作車を全国で走らせ氷点下でも性能が出るか最終チェッ ク
・二酸化炭素排出量はガソリン車の四分の一(電気のほうが排出量が小さい)
・高性能のリチウムイオンバッテリーを開発しバッテリーの大きさを小さくしたので室内 は「i」と同じ広さ(電気自動車は大きな電池のために室内が狭い問題を克服)
・加速力はガソリン車の2倍
・エンジンのピストン運動がないので非常に静か
・燃費は深夜電力で充電するとガソリン車の十分の一
・1回の充電で160キロ走行できる(普通の一回の走行距離は20〜30キロなので十 分)
・充電時間は14時間(30分でできる急速充電器を開発中)
・価格は250万〜300万円、ベース車の「i」130万円の倍
・環境にやさしい、静寂性、高い快適性で「小さな高級車」として高価格でも受け入れら れると思っている

こんな自動車があと1年ちょっとで出るなんて驚きで、自動車業界は様変わりします。

日本やアメリカのような高所得者がいる社会ではガソリン車の2倍の価格でも買う人はいるでしょう。クール ! だからです。

自動車がガソリンから電気に変わることで、iPodが出たときのような大変化が起こる感じがしますが、来年はそんな時代になります。
Posted by mics at 13:23 | この記事のURL
日本の長者ランク[2008年05月09日(Fri)]
5月7日付けフォーブス誌が日本の長者ランク40人を発表しました。サイトはここ


トップは任天堂の山之内さんで78億ドル、トップ20では60才代が7人、70才以上が6人と老人集団です。

エレクトロニクス部品、サラ金とパチンコで財を成した人が多く、財産の額も他国に比し少ない。

資産は株式ですが、こんな状況を見るとこの20年新産業で起業家が現れずにアメリカ、中国、インドなどに比べて長者不足の経済だったことがわかります。

新しいビジネスではソフトバンクの孫51億ドル、楽天の三木谷38億ドル、ユニクロの柳井47億ドル、ABCマートの三木20億ドル、光通信とコールセンターの重田12億ドル、松井証券の松井7,8億ドル、ミクシーの熊谷7,4億ドルというぐあい。

経済と社会の長期停滞と起業家精神が眠っていた20年を反映したランクです。ソフト経済にまだ十分転換してないんです。

これではいけません。次の10年は反転して若い長者が出てくるのかどうか。IT、金融、環境、エコライフスタイル。。。など成長分野はいくらでもあるので起業家が現れる気配はあります。

反転し新ビジネスがあふれる10年になって欲しいものだと思います。
Posted by mics at 10:16 | この記事のURL
Jay Adelson[2008年05月07日(Wed)]

彼は37才、Digg.com を Kevin Rose と04年12月に創設し現在はCEOをやっているが( Kevin Rose は技術の最高責任者)、タイム誌(5月3日号)の「世界に影響を与える100人」に選ばれている。

このサイトはユーザー投稿方式によるニュースサイトで、インターネットで地方紙、ミニコミ誌やブログ、ユーチュブへのビデオ投稿などを探して(Dig)、他の人にもすすめたいものを投稿し、読者が投票してトップニュースを決める。

テレビや新聞では編集者が掲載記事を決めているがそれを排除し、群衆知を集め「参加型ニュースサイト」を作ったのが評価された。

選考理由にこうある。
・昨年、月1600万人が訪れたが現在は2600万に急増
・”秘密のアルゴリズム”で投票によってランクを決めトップページを配置している(不正、いんちき投票排除のプログラム)
・完璧な Web2.0サイト

サイトを見ると、「500 Digg it」とあり、500人がそれを「気に入った」と表示されている。「Digg it」が多いのがトップにくる。

ITニュース投稿で事業を始めたのでIT関係者の間では有名なサイトだったようだが、一般のニュースにも広げて「社会を変えそう」まで躍進した。

アップルのipodは音楽会社を破壊し、最近の論調ではアップルの完勝、音楽会社の完敗になってきているが、同じように大手メディアの記者や編集者を失業させるほどの革命的な挑戦(記事はインターネットで拾い、自動編集システムで表示)で、そう思わせるので「影響を与える100人」に選ばれたのだろうと思う。

机上では前から起こると予想されていたが、それが実際に起こり始めたのが驚きである。

Jay Adelson は15年ぐらい前からインターネットにかかわっていたようだが、こうした連中がいよいよ社会の古いものを破壊し、新しいものを創造し始めたのである。

次はどんな破壊が起こり新しい創造が始まるのか、そんな時代に入ってしまった。おそるべし。
Posted by mics at 10:10 | この記事のURL
Mark Zuckerberg[2008年05月05日(Mon)]

Mark Zuckerberg、23才(写真)、Facebook、ソーシャル・ネットワークの創業者です。5月3日付けタイム誌「2008年世界に影響を与える100人」に選ばれました。

2004年ハーバード大学の学生寮でキャンパス内のネットワークとして始め、他のカレッジに広がり、全米、世界中に拡大しました。

クレイグリスト(サンフランシスコのSNS、月に3000万人が訪れる)の創業者クレイグ・ニューマークが賛辞を書いてますが、
「ヤフー、バイアコムなどから数千万ドルの投資や買収の申し出があるが、拒否してるのはザッカーバーグに真のビジョン、”flexible information ecology”の実現があるためで、公正なオープンシステムでユーザーは小さなアプリケーションをペイジに追加でき、メンバーはフェイスブックのプラットフォームを使ってローンシステムのあるビジネスサイトをスタートしたり、音楽配信をやったりできる。これは(ユーザーには)挑戦的なことで、フェイスブック疲労 "Facebook fatigue" になるが、(使いかってがいいので)多くの人が訪れる。(投資家にとっては)これは通貨鋳造化にかかわることなので(オオバケする投資である)あきらめずに決して忘れない。こんなわけで成長を続け7000万人以上のアクティブなユーザーが訪れる」
と評価している。

なるほど、08年はもうグーグルでなくフェイスブックの時代になっているんだとわかった。SNSが情報交換して友達をつくるだけのものからオープンソースのイーベイのようなものに進化してるんです。

ネットではつぎつぎとスター企業が出てくるのがすばらしいことです。はてしないビジネスモデルの開発が行われており、次は何が出てくるのか楽しみです。
Posted by mics at 13:12 | この記事のURL
グーグル、アップル、任天堂[2008年04月30日(Wed)]
米グーグルの2008年1〜3月期決算は、売上高は前年同期比42%増の51億8600万ドル(約5300億円)、純利益は30%増の13億700万ドルと、市場の予想を上回る大幅な増収増益となった。

似た傾向にあるのがアップルと任天堂、エネルギーと原材料の高騰により企業業績が悪化しているのにここは3割から4割の増収、増益です。

どれもネットワークビジネス、ソフトビジネスで、ここでは不況は関係ありません。

ソフト企業は不況抵抗力が強いと前から言われてましたが、その威力を初めてみせたのです。

この三社がソフト経済時代のロールモデル御三家になりました。こんな明らかな実績を示しているので、企業はこのあとを追うべきことで、現在はそんなことはできないと思うでしょうがトレンドはそうです。

数年後には御三家化がどこでも見られることになるのではと思います。
Posted by mics at 17:35 | この記事のURL
フェースブック[2008年04月28日(Mon)]
今日のサンケイネット版に梅田望夫さんがコラムを書いており、そこでフェースブックのことを話題にしてますが、こんな内容です。

アメリカに長く住んでいると、ネット文化でまたアメリカにやられたと感じることがあるが、最近またやられたと感じるのはフェースブックがつくっている実名ネット文化です。

フェースブックはハーバード大学生が始めたSNSで、最初はハーバード大の寮生名簿をネットにのせてお互いに知らない学生が交流を開始するサイトでしたが、全米の大学に広がり、今では世界中の若者が登録し5000万人をこえる会員がいます。

利用者の学歴は高く、その大半が顔写真、実名、自らの詳細なプロフィルを公開し、相互にコミュニケーションを取り、友人知人のネットワークをネット上で広げており、留学を志しているような日本やアジアの学生たちも多く参加するようになっいる。

欧米英語圏の若者たちを中心に「強い文化」が世界に広がっている。「またすごいものができちゃったな、やられたな」といつもため息をつく。

昨年10月、マイクロソフトがフェースブックに出資したとき、150億ドルという時価総額評価の高さに世界中が驚いたが、能力が高くやる気のある世界中の若者たちの多くが「人生のインフラ」としてフェースブックを利用してるので、マイクロソフトはその価値を、これほどに高く評価したわけである。

日本から留学した大学生は「匿名参加者が中心で、完全には自分を明かさない人が多い日本とぜんぜん違う。実名で、その人に関する情報が大量に公開されているフェースブックだと、それをお互いに読むことで相手のことがよく理解でき、会わなくても信頼関係を結べます。海外旅行に行くときは、フェースブック上で知り合った各国の友人の家に泊まります。大抵はタダだし、ユースホステルよりずっと安心なので、これからは学生貧乏旅行の主流になるでしょう」と語っている。

ネット文化は匿名の方へ行くのか、実名で実社会で役立つ道具になる方へ行くのか、分岐点にあり日本では匿名の弊害が大きくなってきているが、フェースブックは後者の価値を作り出していることに梅田さんは、またやられたとため息をついているのです。

梅田さんはグーグルの価値を誰よりも早く見抜き当てました。フェースブックの価値も梅田さんの予感の通りなのでしょう。

日本発でなかったのは残念ですが、日本の大学生が下手な英作文でも気にしないでやり、世界を知るのはいいことです。大学の英語講座でフェースブックの使い方を教えたらどうかと思います。
Posted by mics at 09:58 | この記事のURL
革新企業ベスト10[2008年04月20日(Sun)]
毎年恒例のビジネス・ウィーク誌が4月28日号で世界で最も革新的な企業50社番付を発表しました。サイトはここ

トップ10:
1,アップル
2、グーグル
3,トヨタ
4、GE
5,マイクロソフト
6,タタグループ、インド
7,任天堂
8,P&G
9、ソニー
10、ノキア

ビジネス・ウィーク誌がボストン・コンサルティングと一緒にやった作業でこう番付されましたが、タタと任天堂が初めてベスト10入りしました。ここはなるほどです。トヨタはハイブリッドカーのおかげです。ソニーは今ベスト10に入るほどではないと思います理由は不明です。アメリカでは相変わらず革新的な企業だと見られていることがわかりました。18位のGMはダークホースで電気自動車の開発で来年にはトップ10に入るかどうか期待されているらしい。日本企業では上記3社のほか16位にホンダが入っているだけです。

ベスト10のうち三分の一がソフト企業ですがそんな時代です。これ以外でアマゾンが11位、IBMが12位、フェイスブックが25位(ハーバード大学の同窓名簿から始まったSNS、世界中に広がっている)、イーベイが33位になってます。

意外なのは金融業が革新企業としてランキングされていることで、ゴールドマン・サックスが21位、INGグループ36位、HSBCが40位、バンク・オブ・アメリカが41位、アメックス50位というぐあいです。

日本では考えられませんが、金融業は革新が起こってる産業なんです。タイムラッグをともなって日本でも起こることです。

このランクは日本でもこれから起こることをいろいろ考えるにはいい材料です。
Posted by mics at 11:59 | この記事のURL
ips細胞、オープンソース宣言[2008年04月16日(Wed)]
昨日東京であったips細胞国際シンポジュームで、山中伸弥京大教授は「この技術がお金もうけのために利用さることは絶対に避けねばならない」と発言しました。

これPCのリナックスと同じオープンソース宣言で画期的なことです。

バイエルン薬品が京大より先に開発し特許を取りそうと新聞報道にあったのを受けての発言ですが、山中教授の方も特許戦略にはぬかりはないと自信を示したのに加えて、オープンソースにして誰にでも使えるようにするというのです。

山中教授がオープンソースにしてしまえばバイエルンは金儲けができなくなります。

PCソフトではオープンソースソフトはずいぶん広がっており、そのルールも確立されてきているとみていいでしょう。

山中教授はips細胞のオープンソース化でまだルールを発表してませんが、PCソフトとそんなに違いがあるとは思えないのでルール作りに時間がかかるとは思えません。

そうなるとリナックスに並び日本発のオープンソースソフトが世界中に広がるというすばらしいことが起こりそうです。
Posted by mics at 20:48 | この記事のURL
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