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町田洋次のネット・ソフト化経済センター
ソフト経済についての最新のコラムです。
過去から蓄積したソフト化経済センターのホームページ・コンテンツは、06年1月14日・15日にupしてます。過去のコンテンツが載っているページのアドレスはここです。
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ヤフーの買収[2008年02月04日(Mon)]
1月末のヤフーの株価に62%のプレミアムをつけてマイクロソフトは総額446億ドルで買収することを提案した。

マイクロソフトのバルマーCEOは1月末ヤフーのヤンCEOへ電話しこれを伝えたそうだ。

こんな巨額な投資をしてだいじょうぶかと心配だが、ビジネス・ウィーク誌2月1日の記事では好意的で、いろんなアナリストの評価を書いている。

・グーグルの狙いはオンライン広告でトップシェアを狙う、オンライン広告は2010年に800億ドル市場になると展望されている成長市場
・この市場で現在グーグルが42%を占め、残りをマイクロソフト、ヤフー、タイムワーナー、AOLなどがわけあってるが、混線から抜け出すことができる
・エンジニアリング・タレントが増え、ネットで革新を起こせる
・マイクロソフトは年10億ドルのコストを削減できる(ネット事業をヤフーへ移すからか)
・レイオフによる競争力回復、ヤフーの収益が低迷していたので昨年創業者のヤンがCEOへ返り咲き、14,300人のうち1000人のレイオフを開始、マイクロソフトは買収してもレイオフをやらないがヤフーの方でこれが一層進む

問題は企業文化の違いで、マイクロソフトが「秘密をもらさない、しゃべらない(Buttoned up)」文化なのにヤフーはその反対、これで融合できるかである。しかしネット事業はヤフーへ移してヤフー文化でやるなら問題にはならない。

グーグルの売上高は昨年1兆7000億円、ほとんどオンライン広告なので、マイクロソソフトだって年1兆円以上あげれば買収額は4年強で取り戻せることを考えると買収額の大きさに驚くことはないのだが、なぜこんな巨額な買収額と計算されたのか。

ビジネス・ウィーク誌の世界のブランド・ランキング100では06年ヤフーは55位で60億ドル(グーグルは124億ドル)、ブランド額の7倍強の額でブランド価値からみると法外な額である。

株価に6割のプレミアムがついたほか、ヤフーの企業価値を高く評価したからこんなことになった。それだけマイクロソフトは欲しくてたまらなかったのである。06年末から07年の年初にマイクロソフトはヤフーへ提携の提案を行いこれが失敗、以後恋焦がれていたのだろうと思う。
Posted by mics at 20:59 | この記事のURL
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