ウェブ2.0[2006年02月26日(Sun)]
これ、梅田さんのネット論に出てくる言葉で、最近、ときどき聞きますが、第二世代のインターネットのことらしく、梅田さんは、インタビューでこう言ってます。
『インターネットが普及して10年がたった。IT産業には10年から15年に1回、新しいパラダイムができる。80年代のパソコンの後は、90年代のインターネットだった。かねてからインターネットに代わるのは何だという議論はあった。次は携帯だ、ナノテクだ、バイオだ、などと言われてきたわけです。産業界全体に「次が来て欲しい」という期待が高まる一方で、「やっぱり、次の10年もインターネットだ」という確認の言葉が「ウェブ2.0」だと思う』
梅田さんは、「2.0」についてこれ以上のことを言ってないので具体的なことはわかりませんが、blog、ネット販売や証券取引、金融など、インターネットを道具に使ったいろんなソフトのことを指してるんでしょう。
「2.0」は、起こり始めたばかりですが、既存の社会や産業が、過去の延長で変わるのでなく、とんでもない方向に変える性質があるので、何が起こるのか見えない点が不気味です。「とんでもない方向」など、予測できないんですから。
これから5年間に起こることはこれです。見えないことから起こる不気味さや不安にとりつかれた5年間になるのでしょう。全く新しいたぐいの不安ですが、対処策は、ただようしかないんです。