CANPAN ブログ検索
Loading
  • もっと見る
町田洋次のネット・ソフト化経済センター
ソフト経済についての最新のコラムです。
過去から蓄積したソフト化経済センターのホームページ・コンテンツは、06年1月14日・15日にupしてます。過去のコンテンツが載っているページのアドレスはここです。
http://www.geocities.jp/yymachida/index.html
« 道楽的職業 | Main | 郷土料理100選:農水省選 »
<< 2008年09月 >>
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30        
カテゴリアーカイブ
最新記事
最新コメント
Erwin Morton
Crowdsourcing(5)ーInnoCentive (02/15)
あきら
新日本様式 (02/12)
Karol Castaneda
iーPod携帯電話 (02/12)
April Fields
Crowdsourcing(5)ーInnoCentive (02/12)
Kendrick Baker
Crowdsourcing(5)ーInnoCentive (02/12)
Susie Cash
iーPod携帯電話 (02/12)
最新トラックバック
中島千波 (07/06)
video test (06/25)
video test (06/25)
video test (06/25)
月別アーカイブ
消費者が入力するフランスの食品スーパー無人レジ[2007年12月17日(Mon)]
トロンを提唱している坂村健東大教授がフランス北部の都市リールを訪ね、食品スーパーの無人レジを見たときの驚きを毎日新聞「時代の風」に書いている。

このレジは日本にもある田舎の道端にある野菜の無人販売所の拡大版だった。

客は要所にある自動計量器で重さを計りバーコードラベルを貼る、レジでは商品ラベルのバーコードでスキャンし個数は客が入力し、消費期限に近いものの割引も客が入力、支払いは銀行カードのみ、レシートはメールで送るだけなので紙がない。それでも不正入力は0.5%と小さく、客を信用すると誉められた気になり裏切らないと教えられる。

レジの端末は社員の自作で、中古パソコン、カードリーダー、バーコードリーダーを組み合わせてつくられており、一台数十万円と安い。日本にも無人レジがあるが、それは入力ミス・不正防止装置、現金自動識別装置など重装備で高価格で巨大なものに比べて簡素である。

このスーパーは15ヘクタールの農場を持ち野菜と花を栽培し並べている。朝市もあり農場テーマパークの色彩があり、お客にも運営に参加してもらうのが基本コンセプトになっている。

ここまで読めば何は新しいものを創造しようとしている精神はわかる。

この食品スーパーは、地元からせ界に広がった大手スポーツ用品量販店チェーン創業者の息子が独立するために始めたビジネスで随所に新しい工夫があり、このモデルで全国展開を目指している。

これを見て板坂教授は、スーパーの社員が自作できるほど情報処理技術は普及したんだと驚き、日本に必要なことは技術ではなく、やり方を変える「勇気」(むやみやたらに情報器機を導入するのでなくビジネスモデルをつくる挑戦をやる精神)が必要だと悟り、日本にはこの類の開発がなくEUに負けてしまっていると敗北感を持った。「経済力があがったヨーロッパ市場を今頃見直しても時すでに遅しというわけだ」

私が驚いたのは、日本の情報技術の先端にいる開発者が、日本の情報技術開発は人を無視してただ機械的に巨大化している、これではいけないと危機感を持っていることで、さらに社会に信頼関係が欠けていると効率的な情報ネットワークはできないんだと思っていることだった。

現在のような日本の不正社会では思いもしないやり方である。坂村教授が嘆くべきは情報技術社会の間違った方向でなく、不正社会になってしまったことではないのか。

ハードウェアを動かすソフトウェアではなく、社会にない仕組、ビジネスモデルをつくるのこそソフト化であるが、EUではそれが起こっているらしいのだ。

EU経済あなどり難しである。
Posted by mics at 13:06 | この記事のURL
この記事のURL
https://blog.canpan.info/softnomics/archive/309
プロフィール

micsさんの画像
リンク集
https://blog.canpan.info/softnomics/index1_0.rdf
https://blog.canpan.info/softnomics/index2_0.xml