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町田洋次のネット・ソフト化経済センター
ソフト経済についての最新のコラムです。
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精密農業[2007年10月19日(Fri)]
今朝のNHKテレビニュースで、豊橋市の農家が糖度16度の富有柿の栽培に成功してアジアへ輸出する話しをやってました。

富有柿は江戸時代に岐阜で開発されあのあたりが産地で「甘い柿」が売りです。

この柿を開発したのは中年の農家で、鉢に植えて栽培し人の背丈ぐらいの高さの低い柿です。

根から実まで短いほど甘くなることを発見し、背丈の低い栽培法を開発しましたが、こうすると楽に収穫できるうえ、枝が横に広がらないのでたくさんの柿を密度濃く栽培することができます。栽培革新です。

香港でテスト販売したところ価格は50円で輸出に失敗、次にタイの高額品市場でテスト販売したところ一個1000円で売れそうなことがわかりました。これは日本の3倍もの値段で輸出で利益が出ることがわかり今年はそこへ輸出します。

宮崎産のアップルマンゴーが一個5000円以上で売れてるので、この富有柿も国内の贈答品市場で高く売れるはずで国内でも出回るでしょう。

この柿を開発したのは風貌がホワイトカラーのような感じの人でした。農家には典型的な風貌がありますが、それとはまるっきり違っており付加価値の高い農産物を開発するのはこういう人か、なるほどと納得しました。

テレビニュースで取り上げたのはこれが新しい農家の方向だとプロデューサーが判断したからですが、こういうのを精密農業といいます。

「精密農業」のコンセプトは90年ごろ文化人類学者の梅棹忠夫さんが提唱した概念です。情報化の行く末に農業は粗雑農業から精密農業へ変ると予言しました。規模拡大した農業に対抗した概念です。

情報化社会になると農産物にも情報価値、安全、味が新鮮、健康によい、驚き。。。が入り、消費者はそれを読んで買います。

梅棹さんは、精密農産物は寺のお布施の値段に似ており消費者が付ける値段だと言っており生産者が付ける値段の何倍にもなります。

高価格のメロンやアップルマンゴー、ブランド野菜なんかもそれです。地場の臭いがする加工食品もこれでしょう。前回書いた新顔野菜、例えばコリアンダーを食べる人が増えたのもこの流れです。

農業の精密化は現実にいろんなところで起こっていることです。自民党は今年から規模拡大農家を支援する政策を始め、民主とはこれから外れた零細農家を支援するために1兆円を投じることを政策にしてますが、どちらでもなく農業の精密化政策を展開すればいいのにと思います。

衰退部門を支えるために税金を使うのでなく、伸び始めたところに政策投資をやらなくては元気は出てきません。
Posted by mics at 10:58 | この記事のURL
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