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ようこそ信州まちづくり研究会へ
私たちは、デンマーク、ノルウェー、スウェーデンに行きエコヴィレッジとその要素であるコウハウジング、そして循環形社会のモデルを勉強しました。アメリカ、カナダでは,”サステイナブル・コミュニティ”の理念で創られた町と住宅地とデュレ夫妻が北欧から学び帰った”コウハウジング”を視察しました。そして今里山の資源活用研究と、「田舎暮らしコミュニティ」創りの推進を始めました。
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農村ツーリズム シンポジウム12月19日開催![2012年11月27日(Tue)]

このシンポジウムは日本のグリーンツーリズムに新たな展望を切り開いてくれるものと期待しています。

幸運の女神に導かれて今春、銀座の白鶴酒造ビル屋上で行われた田植イベントに参加した際、偶然フランス在住の大島順子先生にお会いしたのがコトの始まりでした。

大島先生が私が受入れている「ほっとステイ」を見学したいというので、我家を訪れた際、信州せいしゅん村にお連れして「フランスのグリーンツーリズム」についてプレゼンして頂きました。

信州せいしゅん村(上田市武石)の小林一郎村長(むらおさ)が感じ入って、シンポジウムの講師にと長野県観光課に推薦してくださり、講師として(フランスから)来てくださることになったのです。

昨日、未完成ということでしたが講演の資料を頂きました。読ませていただくと「う〜ん、なるほどそうなのか!」と驚きと感心の連続でした。

本当の幸せとは何か。田舎の良さと重要性、農村・自然体験のすばらしさ、教育ファームの大切さ等々、そこには我々が学ばなければならない価値観と文化があると思いました。

資料を読んでいてふと、昔日本人が「エコノミック・アニマル」と揶揄されたことを思い出しましたが、もしかしたらまだ日本人はそこに立ち止まっているのかなと思ってしまうほどの格差を感じまた。

全国の農村の人々に聞いて欲しいとという心境ですが、特に自治体の首長さん・議員さん、教育委員さんには聞いて頂きたい。これを読まれた方は身近にいるこれらの皆さんにお伝えください。

先生から頂いた資料の前文だけご紹介致します。
<学⽣時代、フランス語を学ぶために夏休みを過ごしたブルゴーニュ地⽅で、カルチャーショックを受けました。フランスは、ファッションの国でも、気取った⽂化が⽀配する国でもない。国⼟の半分が農地という農業⼤国で、農村の素晴らしさを最⼤限に享受する⽂化がある国だったのです。

本当の豊かさとは何か? 東京育ちで、⽥舎もなかった私には、それを初めて考える機会になりました。

オイルショックの後、⽇本は産業重視の経済⼤国であり続けることを推し進めてきたのに対して、フランスは農村への回帰の⽅向に進みました。フランスの⼤都市は、少しでも農村の良さを取り込んで、都市住⺠も⼈間らしい⽣活ができるようにと知恵を絞って政策を進めています。

フランスでは⼈⼝2,000⼈未満を農村と呼びます。その定義でも市町村の9割は農村となり、不便きわまりない過疎地が数多くあります。それでも⼩さな村が存続できる体制があり、⼈々は農村に住みたがる。もしも今、農村に移り住もうとしているフランス⼈たちが計画を実⾏できたら、フランスの農村⼈⼝は都市⼈⼝を上回ってしまう、という結果が出たアンケート調査さえありました(現在の都市⼈⼝は75%)。
 
⽥舎の空気を吸いに⾏かないと窒息してしまう、という強迫観念を持っているようにも⾒えるフランスの都会に住む⼈々…。東京に住む⼈々には、パリ住⼈のような都会独特のストレスは感じていないようだと思っていたのですが、最近では、ひと昔前には⾒られなかった苛⽴った⼈々を⽬撃するようになりました。

パリっ⼦たちは、出会った⼈にエスプリのきいた意地悪を⾔ってうっぷん晴らしをし、週末や⻑期休暇には農村に出かけてストレスを発散しています。 しかし⽇本⼈は我慢強い…。我慢の限界に達して破裂してしまう前に、農村体験の癒しの効果を、⽇本の都会に住む⼈々がもっと味わう必要があるのではないでしょうか?

首都圏から⾏きやすい⻑野県に期待します! 60年以上の歴史を持つフランスの農村ツーリズムでも、初めに農家⺠宿を誕⽣させ、その後も新しいコンセプトを⽣み出しながら農村ツーリズムを発展させてきたのは、アルプス⼭脈のある⼭間部の地域だったのです。>

下記のような書き添えもありました。
<この夏、安江さんの「ほっとステイ」を見学させていただいたときには感激しました。農村体験に来た千葉の子どもたちの嬉しそうな表情...。このような活動が、首都圏から行きやすい長野県でもっと発展してくれたら... と願っています。>

如何でしょうか?これを読まれた方はこのシンポジウムにお出かけ下さい。
 農村と田舎の価値と意味を知ることは,日本の将来に関わることとも言えると思います。
 自治体の首長さん,議員さん方,教育関係者にお声掛けください。

下記要領にて開催されますので宜しくお願い申し上げます。

1 開催趣旨
 「国際青少年交流農村宣言」の普及を図り、市町村、地域と
 一体となったグリーン・ツーリズムと農村の癒し体験を取り入れた
 ニューツーリズムを推進することを目的として開催する。

2 日 時 平成24年12月19日(水)13:00〜16:30

3 会 場  長野市「ホクト文化ホール」

4 講 師 アールシーエス研究所 大島順子氏
      「農村体験が持つ価値とその活用について」

5 パネルディスカッション
      「農村体験が持つ価値と農村ツーリズムの可能性」

6 主 催 長野県、長野県学習旅行誘致推進協議会、
      農村セラピー協会(ほっとステイの仲間が参加)他

7 一般参加ができます。問合せ申込みは下記です。
  長野県 観光部 移住・交流課(担当:川崎)
  Tel:026-235-7248(内3553)
  メール:iju@pref.nagano.lg.jp
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