
vol.6グローバル化による東京一極集中は「愚者の楽園」[2017年12月19日(Tue)]
大手製造業の不祥事が続く原因はコスト競争
昨今、神戸製鋼所や日産自動車、スバルなど大手製造業による品質上の不祥事が相続いている。この問題の根は深い。1960年代から米国の品質を目指してきた日本の製造業は、80〜90年代には世界に誇る品質に達した。しかし、2000年代に入ると、企業間の競争の焦点は、いかに魅力的な価格を提示するかというコモディティ化の時代に移っていった。さらに経済のグローバル化に伴い、韓国や台湾を先達にBRICsと呼ばれる新興国企業が安い人件費を武器に鉄鋼、電機、自動車業界に進出すると、コモディティ化は一気に加速し価格競争に輪をかけた。続きをよむかたは☞こちら