野鳥のニュース(ヒクイナ繁殖、サメビタキ)、サギソウほか[2017年08月03日(Thu)]
センターでは元来ヒクイナの確認はなかったのですが、2013年夏に湿生植物園で声を初確認して以来、毎年声の確認が続きました。
ここ数年は目撃例も増えてきて、センター内で繁殖しているのではないかと期待が高まっていました。
https://blog.canpan.info/sizenhogo-center-01/img/IMG_3951_E38392E382AFE382A4E3838A(s)_2015-11-03.jpg
2015/11/03、タンチョウケージ
https://blog.canpan.info/sizenhogo-center-01/img/IMG_3644_E38392E382AFE382A4E3838A(s)_2016-05-29.jpg
2016/05/29、昆虫の森
今年は確認頻度が高く、撮影の機会も4/25、7/19にありました。
7/20には水生植物園で成鳥の声に混じり、あちこちでピヨピヨと雛らしき声が四方八方から聞かれました。その時はどうやらイタチに追い回されていた様子。
イタチ(おそらくホンドイタチ、2017/07/21、水生植物園)
翌朝気になり訪れてみると、相変わらず成鳥がイタチに追い回されていました。
雛らしき声は聞こえず、成鳥の方の身も危うい気がしました。
巣立ち雛を見てみたかったですが、半ば諦め気分でいたところ、成鳥確認の情報をお客さんからいただきました。
ヒクイナ(2017/07/31、水生植物園、てぃさん撮影)
とりあえず、親は無事だったということで、ホッとしました。
反面、水辺の背景に顔・胸・目の赤色や、クチバシの青味が生えるイイ写真にウズウズです。
ヒクイナの巣立ち雛(2017/08/03、水生植物園、石井さん撮影)
そして、しばらくして、もうスッカリ諦めていた巣立ち雛の目撃情報が!
リアル「カリメロ」!見たかった!久しぶりのお客様に持って行かれた感にウズウズです。
これで、ヒクイナはセンターでの繁殖確定ということで良いかと思います。
てぃさん、石井さん、いつもお越しいただき貴重な情報提供ありがとうございます。
続きましてサメビタキ情報です。
サメビタキは日本へは夏鳥として飛来し、本州中部以北で繁殖する種ですが、今回センター内での確認情報がありましたので、お知らせします。
http://opnacc.eco.coocan.jp/img/contents/migoro/20121005/samebitaki_2012-10-05.jpg
サメビタキ(2012/10/05、ピクニック広場)
この仲間に似た種が計3種おりまして、エゾビタキはセンターでは秋に旅鳥として観察されます。サメビタキも渡りの時期に希に観察され、上記の写真のとおり、秋に一度見たことがあります。コサメビタキは夏鳥として九州以北に飛来するので、センターではもちろん、地域一帯でキビタキ等とともに繁殖しているものと思われます。
サメビタキ(2017/08/02、虫の原っぱ、栗岡さん撮影)
私は秋に確認した成鳥の中でも比較的よく撮れた写真であってもピンとこないものがありましたが、見る人が見るとわかるものなのですね。
写真のとおり当年巣立った幼鳥ですので、この地域で繁殖した可能性があるということです。
2017年の今年は、春の渡りの時期にはクロツグミ、ノゴマといった、希な種が一時滞在し観察されました。また、センターでは初確認と思われるエゾムシクイの一時滞在もありました。
サメビタキなどは本来東日本で繁殖する種なので、ちょっとセンターにこの時期見られることは考えられないですが、梅雨時期までは過ごしやすい気候であったことが影響したのかもしれません。
アオゲラ(2017/08/02、昆虫の森)
少し離れた位置から成鳥のケッ、ケッ、キョッとけたたましい声が聞こえてきました。
で、頭上から2羽ぐらいでしょうか、バタバタとキツツキ類特有の羽ばたき音が頻繁に聞こえてきます。撮れた写真を見ると、もうだいぶ落ち着いた若鳥?。もう巣立ち雛とか幼鳥とは言いにくいしっかりした個体でした。
主な種の巣立ち雛などを紹介してきましたが、これでそろそろ締めくくりかな?時期的にもそう思います。
野鳥のニュースは、ヒクイナ巣立ち雛やサメビタキといった、ビッグなお客様情報でした。
サギソウ(湿生植物園西の谷、2017/07/31)
7/31に1花のみ確認されました。お客さんから連絡あり、見に行ってきました。
ここ数年ほど、初報が早かったですが、今年は開花が少し遅く、例年並みになったのかなという印象です。見頃はもう少し先かと思います。お楽しみに!
オオルリボシヤンマ(2017/07/27、湿生植物園東の谷奥の平成池)
こちらも連絡がおそくなりましたが、毎年定番の本種を見ることが出来ました。
追伸.
田尻大池の水位は2014〜2016年の3年間ほとんど満水のままなのですが、今年は少し水位が下がってきています。ナニワトンボが出やすい雰囲気になってきていると思い、8/2に水辺を少し散策してみましたが発見できませんでした。
いつもスミマセンが皆様の目に期待してよろしいでしょうか?
よろしくお願いします。
文/記名のない写真:難波
ここ数年は目撃例も増えてきて、センター内で繁殖しているのではないかと期待が高まっていました。
https://blog.canpan.info/sizenhogo-center-01/img/IMG_3951_E38392E382AFE382A4E3838A(s)_2015-11-03.jpg
2015/11/03、タンチョウケージ
https://blog.canpan.info/sizenhogo-center-01/img/IMG_3644_E38392E382AFE382A4E3838A(s)_2016-05-29.jpg
2016/05/29、昆虫の森
今年は確認頻度が高く、撮影の機会も4/25、7/19にありました。
7/20には水生植物園で成鳥の声に混じり、あちこちでピヨピヨと雛らしき声が四方八方から聞かれました。その時はどうやらイタチに追い回されていた様子。
イタチ(おそらくホンドイタチ、2017/07/21、水生植物園)
翌朝気になり訪れてみると、相変わらず成鳥がイタチに追い回されていました。
雛らしき声は聞こえず、成鳥の方の身も危うい気がしました。
巣立ち雛を見てみたかったですが、半ば諦め気分でいたところ、成鳥確認の情報をお客さんからいただきました。
ヒクイナ(2017/07/31、水生植物園、てぃさん撮影)
とりあえず、親は無事だったということで、ホッとしました。
反面、水辺の背景に顔・胸・目の赤色や、クチバシの青味が生えるイイ写真にウズウズです。
ヒクイナの巣立ち雛(2017/08/03、水生植物園、石井さん撮影)
そして、しばらくして、もうスッカリ諦めていた巣立ち雛の目撃情報が!
リアル「カリメロ」!見たかった!久しぶりのお客様に持って行かれた感にウズウズです。
これで、ヒクイナはセンターでの繁殖確定ということで良いかと思います。
てぃさん、石井さん、いつもお越しいただき貴重な情報提供ありがとうございます。
続きましてサメビタキ情報です。
サメビタキは日本へは夏鳥として飛来し、本州中部以北で繁殖する種ですが、今回センター内での確認情報がありましたので、お知らせします。
http://opnacc.eco.coocan.jp/img/contents/migoro/20121005/samebitaki_2012-10-05.jpg
サメビタキ(2012/10/05、ピクニック広場)
この仲間に似た種が計3種おりまして、エゾビタキはセンターでは秋に旅鳥として観察されます。サメビタキも渡りの時期に希に観察され、上記の写真のとおり、秋に一度見たことがあります。コサメビタキは夏鳥として九州以北に飛来するので、センターではもちろん、地域一帯でキビタキ等とともに繁殖しているものと思われます。
サメビタキ(2017/08/02、虫の原っぱ、栗岡さん撮影)
私は秋に確認した成鳥の中でも比較的よく撮れた写真であってもピンとこないものがありましたが、見る人が見るとわかるものなのですね。
写真のとおり当年巣立った幼鳥ですので、この地域で繁殖した可能性があるということです。
2017年の今年は、春の渡りの時期にはクロツグミ、ノゴマといった、希な種が一時滞在し観察されました。また、センターでは初確認と思われるエゾムシクイの一時滞在もありました。
サメビタキなどは本来東日本で繁殖する種なので、ちょっとセンターにこの時期見られることは考えられないですが、梅雨時期までは過ごしやすい気候であったことが影響したのかもしれません。
アオゲラ(2017/08/02、昆虫の森)
少し離れた位置から成鳥のケッ、ケッ、キョッとけたたましい声が聞こえてきました。
で、頭上から2羽ぐらいでしょうか、バタバタとキツツキ類特有の羽ばたき音が頻繁に聞こえてきます。撮れた写真を見ると、もうだいぶ落ち着いた若鳥?。もう巣立ち雛とか幼鳥とは言いにくいしっかりした個体でした。
主な種の巣立ち雛などを紹介してきましたが、これでそろそろ締めくくりかな?時期的にもそう思います。
野鳥のニュースは、ヒクイナ巣立ち雛やサメビタキといった、ビッグなお客様情報でした。
サギソウ(湿生植物園西の谷、2017/07/31)
7/31に1花のみ確認されました。お客さんから連絡あり、見に行ってきました。
ここ数年ほど、初報が早かったですが、今年は開花が少し遅く、例年並みになったのかなという印象です。見頃はもう少し先かと思います。お楽しみに!
オオルリボシヤンマ(2017/07/27、湿生植物園東の谷奥の平成池)
こちらも連絡がおそくなりましたが、毎年定番の本種を見ることが出来ました。
追伸.
田尻大池の水位は2014〜2016年の3年間ほとんど満水のままなのですが、今年は少し水位が下がってきています。ナニワトンボが出やすい雰囲気になってきていると思い、8/2に水辺を少し散策してみましたが発見できませんでした。
いつもスミマセンが皆様の目に期待してよろしいでしょうか?
よろしくお願いします。
文/記名のない写真:難波
Posted by 山田 at 10:00 | 最新情報 | この記事のURL | トラックバック(0)