続:越冬チョウ(本命のヒオドシチョウが出てきた)[2015年03月18日(Wed)]
皆様こんにちは
自然保護センターの難波です。
2月の中旬以降、相変わらず天候不順で週末のお天気に恵まれません(涙涙)
しかし、ここ2日ほどはとても暖かくなり、皆様の周囲でも春の兆しが見て取れるのではないでしょうか。
私の自宅は県南ですが、ナナホシテントウがフロントガラスにとまっていたり、ツバメが飛来していたり、公園ではシロハラが声高らかに歌い上げていたりと春の雰囲気が高まりつつあります。
センターでの春探しの成果については次のとおりです。
キタテハ(2015/03/13、湿生植物園にて撮影)
越冬チョウ3種目はキタテハでした。
ヒオドシチョウを確認しに、湿生植物園を経由した際に見かけました。まだ肌寒く、時折さす日差しで体を温めているようでした。
シジュウカラ(2015/03/15、虫の原っぱにて撮影)
3/13に、実に一月以上ぶりに「私の観察ノート」への記録がありました。橋さんによると、鳴き声や白い頬、黒いネクタイが印象的だったとのこと。ありがとうございました。
写真は「ツツピー」と囀っているところです。シジュウカラやヤマガラは繁殖期に入っていて、中には巣作りに入っているような個体もいるのではないかと思います。他との小競り合いや警戒からか、割と騒々しい時期ではあります。
また、エントランスの四阿の灰皿に営巣するのでしょうか。もし見つけたら暖かく見守ってやってください。
シナマンサク(2015/03/15、エントランス付近にて撮影)
小さな春探しをするにあたり、やっぱり少しでも南の方が訪れが早かろうと思い、センターの南端にあるエントランスを訪れてみました。その際、目立たない場所にあるシナマンサクが綺麗に咲いていたので撮影しました。
中国原産の植栽樹種で、花や葉がマンサクに対し大きいです。また冬の間葉が落ちにくいのも特徴です。シナマンサクの開花状況ですが、2013年は○、2014年は×。今年もあまり良くないようです。
センターのエントランスには、いきなり心臓破りの階段(金比羅さんに比べたら全然たいしたことない…)があることはご承知の通りですが、その登り口の広場の左手に植わっています。常緑樹に覆われて目立たないですが、細工のような花をじっくりご覧になってみてください。
ホトケノザ(2015/03/15、エントランス付近にて撮影)
やっぱりちょっとでも太陽に近いと少し暖かいのでしょうか(ホントかな?)。ホトケノザが咲いていました。名前の由来は花を抱くようについている葉っぱの形から。仏が座しているふうに見えますでしょうか。
春の七草にうたわれるホトケノザはコオニタビラコのことで、この写真の植物ではありません。ややこしいですが、スーパーなどで売られている七草粥セットには、まれに間違えてこのホトケノザが入っていることもあるそうです。そういえば…という方はおられませんでしょうか。
ミチタネツケバナ(上記に同じ)
タネツケバナと思っていたら、知らない間に外来種が広まっていた。というお話しのようです。
在来のタネツケバナと比べると、花の形が整っておらず、穂が狭まっていて果が花より上に突き出ており、多毛ではない。というような特徴があるようです。
この写真は日当たりの良い法面に生えているものを撮影しており、湿ったところに生えるタネツケバナと棲み分けもされているのかもしれません。
カンサイタンポポは開花まであとちょっと。キュウリグサという、もむとそういう臭いがする雑草も開花していました。
ヒオドシチョウ(2015/03/16、いっぷく広場にて撮影)
汗ばむ陽気となったこの日、出ていないわけがないと思い訪れたところ、バッチリ見ることができました。他の個体が近づくと、追い払ってはお気に入りの場所に戻るなど、かなり活性が高いようでした。
ヒオドシチョウで、越冬チョウ4種目。5種目のルリタテハも今月中に見られるはずです。
花の広場付近の観察路沿い、平成池奥の2箇所に植わっているコウヤミズキですが、少しずつ蕾がほころび始めているようです。今月中に開花するはずですのでお楽しみに。
文/写真:難波
自然保護センターの難波です。
2月の中旬以降、相変わらず天候不順で週末のお天気に恵まれません(涙涙)
しかし、ここ2日ほどはとても暖かくなり、皆様の周囲でも春の兆しが見て取れるのではないでしょうか。
私の自宅は県南ですが、ナナホシテントウがフロントガラスにとまっていたり、ツバメが飛来していたり、公園ではシロハラが声高らかに歌い上げていたりと春の雰囲気が高まりつつあります。
センターでの春探しの成果については次のとおりです。
キタテハ(2015/03/13、湿生植物園にて撮影)
越冬チョウ3種目はキタテハでした。
ヒオドシチョウを確認しに、湿生植物園を経由した際に見かけました。まだ肌寒く、時折さす日差しで体を温めているようでした。
シジュウカラ(2015/03/15、虫の原っぱにて撮影)
3/13に、実に一月以上ぶりに「私の観察ノート」への記録がありました。橋さんによると、鳴き声や白い頬、黒いネクタイが印象的だったとのこと。ありがとうございました。
写真は「ツツピー」と囀っているところです。シジュウカラやヤマガラは繁殖期に入っていて、中には巣作りに入っているような個体もいるのではないかと思います。他との小競り合いや警戒からか、割と騒々しい時期ではあります。
また、エントランスの四阿の灰皿に営巣するのでしょうか。もし見つけたら暖かく見守ってやってください。
シナマンサク(2015/03/15、エントランス付近にて撮影)
小さな春探しをするにあたり、やっぱり少しでも南の方が訪れが早かろうと思い、センターの南端にあるエントランスを訪れてみました。その際、目立たない場所にあるシナマンサクが綺麗に咲いていたので撮影しました。
中国原産の植栽樹種で、花や葉がマンサクに対し大きいです。また冬の間葉が落ちにくいのも特徴です。シナマンサクの開花状況ですが、2013年は○、2014年は×。今年もあまり良くないようです。
センターのエントランスには、いきなり心臓破りの階段(金比羅さんに比べたら全然たいしたことない…)があることはご承知の通りですが、その登り口の広場の左手に植わっています。常緑樹に覆われて目立たないですが、細工のような花をじっくりご覧になってみてください。
ホトケノザ(2015/03/15、エントランス付近にて撮影)
やっぱりちょっとでも太陽に近いと少し暖かいのでしょうか(ホントかな?)。ホトケノザが咲いていました。名前の由来は花を抱くようについている葉っぱの形から。仏が座しているふうに見えますでしょうか。
春の七草にうたわれるホトケノザはコオニタビラコのことで、この写真の植物ではありません。ややこしいですが、スーパーなどで売られている七草粥セットには、まれに間違えてこのホトケノザが入っていることもあるそうです。そういえば…という方はおられませんでしょうか。
ミチタネツケバナ(上記に同じ)
タネツケバナと思っていたら、知らない間に外来種が広まっていた。というお話しのようです。
在来のタネツケバナと比べると、花の形が整っておらず、穂が狭まっていて果が花より上に突き出ており、多毛ではない。というような特徴があるようです。
この写真は日当たりの良い法面に生えているものを撮影しており、湿ったところに生えるタネツケバナと棲み分けもされているのかもしれません。
カンサイタンポポは開花まであとちょっと。キュウリグサという、もむとそういう臭いがする雑草も開花していました。
ヒオドシチョウ(2015/03/16、いっぷく広場にて撮影)
汗ばむ陽気となったこの日、出ていないわけがないと思い訪れたところ、バッチリ見ることができました。他の個体が近づくと、追い払ってはお気に入りの場所に戻るなど、かなり活性が高いようでした。
ヒオドシチョウで、越冬チョウ4種目。5種目のルリタテハも今月中に見られるはずです。
花の広場付近の観察路沿い、平成池奥の2箇所に植わっているコウヤミズキですが、少しずつ蕾がほころび始めているようです。今月中に開花するはずですのでお楽しみに。
文/写真:難波
Posted by 山田 at 14:25 | 最新情報 | この記事のURL | トラックバック(0)