第38回厚生科学審議会感染症部会 資料 [2020年02月29日(Sat)]
第38回厚生科学審議会感染症部会 資料(令和2年2月18日)
《議題》(1)新型コロナウイルス感染症について (2)エボラ出血熱の公表基準について (3)その他 https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_09638.html ◎参考資料1 議論の方向性等 ◯国内の発生状況について→感染経路を特定できない可能性のある症例が複数認められる状況。一方、クルーズ船という特殊な状況→通常の地域では生じ得ない多数の患者が生じている状況であり、クルーズ船の患者を受け 入れている地域では、それに対応した医療提 供体制を確保する必要がある ◯相談・受診の目安 1.相談・受診の前に心がけていただきたいこと→発熱等の風邪症状が見られるときは、学校や会社を休み、外出を控え、毎日、体温を測定 記録しておく 2.帰国者・接触者相談センターにご相談いただく目安→・風邪の症状や37.5℃以上の発熱が4日以上続く方。 (解熱剤を飲み続けなければならない方も同様) ・強いだるさ(倦怠感)や息苦しさ(呼吸困難)がある方。 なお、以下のような方については重症化しやすいためこの状態が、2日程度続く場合には帰国者接触者相談セン ターに相談→ ・高齢者 ・糖尿病、心不全、呼吸器疾患(COPD等)等の基礎疾患が ある方や透析を受けている方 ・免疫抑制剤や抗がん剤等を用いている方 (妊婦について)(小児について) 3.相談後、医療機関にかかるときのお願い→医療機関を受診する際にはマスクを着用するほか、手洗いや咳エチ ケット(咳やくしゃみをする際に、マスクやティッシュ、ハンカチ、 袖を使って口や鼻をおさえる)を徹底する。 ◯無症状病原体保有者の管理について→ 陽性だった場合48時間ごとにPCR検査を行う。 ◯無症状病原体保有者の退院等基準 ・今後の退院基準→軽快後、48時間毎にPCR検査を実施。陰転化が確認されたら、前回検体採取後 12時間以後に再度採取を行い、二回連続で陰性が確認されたら退院可とする。 ◎参考資料2 エボラ出血熱の公表基準 ・公表する情報、公表しない情報 参照の事。 ◎参考資料3 新型コロナウイルス感染症に対する感染管理 ・新型コロナウイルス感染症に関する行政検査について(依頼)と同じ。省略。 ◎参考資料4 2 0 1 9 - n C o V (新型コロナウイルス)感染を疑う患者の検体採取・輸送マニュアル ・【必要な検体】・【検体採取時の留意点】・【検体輸送まで】・【検体の輸送】・【同意の取得について】の記述あり。 ・【連絡先】→【技術的なこと】・【検体送付に関すること】・【気道由来検体以外に関する技術的なこと】 【検査後検体を用いた研究に関すること】に関する連絡先あり。 ◎参考資料5 新型コロナウイルルス感染症患者に対する積極的疫学調査実施要領(暫定版) 国立感染症研究所 感染症疫学センター 令和2年2月6日版 (調査対象) 用語の定義 (調査内容) (調査時の感染予防策)→対応人員はサージカルマスクの着用と適切な手洗いに加え、眼の防護具(ゴーグルまたはフェイ スシールド)を装着。 (濃厚接触者への対応)→「濃厚接触者」→保健所が咳エチケットと手洗いを徹底、サージカルマスクの着用を伝える。 ◎参考資料6−1 国内で報告された新型コロナウイルス感染症確定例 12 例の記述疫学 (2020 年 2 月 3 日現在) ( 速報掲載日2020/2/10) ◎参考資料6−2 国内で報告された新型コロナウイルス感染症確定例 12 例の記述疫学 (2020 年 2 月 3 日現在)→図.新型コロナウイルス感染症確定例 12 例の発生状況 ◎参考資料7 症例報告 国立国際医療センター ◯省令の考察より最後の部分を抜粋↓ 我が国における 2019-nCoV 感染症では、感染そのものを封じ込めることを目的 とするよりは,致命率の低下と医療体制の維持をめざすことが良いと考えられる.具体的には感染症指 定医療機関や都道府県の指定する診療協力医療機関 で重症例を対象として治療を行って致命率を低下させることを目指し,軽症例は全ての医療機関で診療を行う医療体制を構築することが望ましい.また, 感染防止対策については,日頃からの標準予防策の 徹底と,接触予防策・飛沫予防策を遵守することが 重要と考えられる.2 月 4 日時点では国立感染症研究所・国立国際医療研究センターからの「中国湖北 省武漢市で報告されている新型コロナウイルス関連 肺炎に対する対応と院内感染対策(2020 年 1 月 21 日改訂版)」が参考となる.当院での新型コロナウ イルス感染症患者に対する診療時の個人防護具について図を添付する(Fig.9)→防護についての図あり。 ◆新型コロナウイルスに関するQ&A(一般の方向け)(令和2年2月19日時点版) https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/dengue_fever_qa_00001.html 次回は、「世界経済の潮流 2019年 II」からです。 |