若い世代の描くライフデザインや出会いを考えるワーキンググループ(第8回) [2025年05月20日(Tue)]
若い世代の描くライフデザインや出会いを考えるワーキンググループ(第8回)(令和7年4月21日)
議題 (1) 議論のまとめ(最終報告(案)) 2.あいさつ 内閣府特命担当大臣 (こども政策 少子化対策 若者活躍 男女共同参画 共生・共助) 三原 じゅん子 https://www.cfa.go.jp/councils/lifedesign-wg/6bd5258e ◎参考資料1.ワーキンググループの議論を踏まえたここまでの対応について ○地域少子化対策重点推進交付金(令和7年度) 令和7年度予算10億円/令和6年度補正予算83億円 ・地域少子化対策重点推進事業(補助率:3/4、2/3、1/2 )→自治体が行う以下の事業を支援⇒「ライフデザイン・結婚支援 重点推進事業」「結婚支援 コンシェルジュ事業」「結婚、妊娠・出産、子育てに温かい 社会づくり・気運醸成事業」 参照のこと。 ・結婚新生活支援事業(補助率:2/3、1/2 )→・自治体が行う結婚新生活支援事業(結婚に伴う新生活を経済的に支援(家賃、引越費用等を補助)する取組)を支援。 ・都道府県主導型市町村連携コース(補助率:2/3) 参照のこと。 ○重点メニュー(補助率3/4) 〜若い世代の描くライフデザイン支援〜→将来の様々なライフイベントに対応できる知識・情報(結婚、子育て、ワーク・ライフ・バランス等)を習得するセミナーやワークショップを実施したり、乳幼児とふれあう体験や子育て世帯との意見交換などを通じて結婚・子育てに対する理解を深めたりすること等により、若い世代が希望を持ってライフデザインを描けるように支援する取組⇒取組例@ライフデザインセミナー、取組例A子育て家庭やこどもとのふれあい体験 参照のこと。 ○重点メニュー(補助率3/4) 〜結婚支援事業者との官民連携型結婚支援〜→結婚支援の専門的な知見を持つ民間の結婚支援事業者(結婚相談所、仲人、マッチングアプリ等)と自治体が連携すること により、相互の利点を活かして結婚を希望する若い世代のニーズを踏まえた結婚支援を推進する取組⇒取組例@〜取組例C 参照のこと。 ○若い世代のライフデザインの可能性の最大化(民間企業等と連携したライフデザイン支援)→・本経費は、「こども未来戦略」(令和5年12月22日閣議決定)を踏まえ、こどもや子育て世帯に温かい社会づくりに向けた国民の理解促進、共働 き・共育てのベースとなる男性の家事・育児参画の促進、若い世代の結婚や子育てに対する漠然とした不安の解消と、結婚やこどもを生み、育てる ことを希望した場合に、その希望がかなえられるような、結婚、妊娠、子供・子育てに温かい社会づくりの気運醸成を図ることを目的としている。 ・また、令和6年7月からは大臣の下での「若い世代の描くライフデザインや出会いに関するワーキンググループ」が開催されており、「企業等での 取組を通して、ライフデザイン支援の裾野を広げていくことが重要」「ライフデザイン支援は、社会人になってからも、若手の時期、転職の時、婚 活中、結婚前後、新婚期といったステータスを捉えて実施していくことが重要」であるなどの議論があったことを踏まえ、民間企業等と連携し、将 来に向けてライフデザインを行う機会が多い若い世代の社会人をターゲットとして、結婚やこどもを生み育てることも未来の選択肢の一つとしなが らそれぞれの価値観に基づき能動的に人生を選択できるようになることを目指す。⇒事業の概要 参照。 ○若い世代のライフデザインの可能性の最大化 (若い世代によるライフデザインに関する情報発信等)→・本経費は、「こども未来戦略」(令和5年12月22日閣議決定)を踏まえ、こどもや子育て世帯に温かい社会づくりに向けた国民の理解促進、共働き・共育てのベースとなる男性の家事・育児参画の促進、若い世代の結婚や子育てに対する漠然とした不安の解消と、結婚やこどもを生み、育てることを希望した場合に、その希望がかなえられるような、結婚、妊娠、子供・子育てに温かい社会づくりの気運醸成を図ることを目的としている。 ・また、令和6年7月からは大臣の下での「若い世代の描くライフデザインや出会いに関するワーキンググループ」が開催されており、若い世代の ニーズを踏まえ、若い世代が安心して、気軽に、自らのライフデザインに役立つ様々な情報を収集することができるよう、若い世代自身が考案・企 画し発信する、結婚や子育てなどライフデザインに関する様々な情報を、より同世代の共感を得やすい刺さる広報として推進していく必要がある。 ◎参考資料2.令和6年度「若者のライフデザインや出会いに関する意識調査」_ウェブアンケート調査 最終報告サマリ 令和6年11月 ○調査概要→15〜39歳の未婚/既婚の男女一般生活者、全国でのWeb調査。参照のこと。 ○1価値観・自己評価分析サマリ(2/2)↓ 1.生活の満足度や自身について、既婚者は「自分には居場所があると思う」、「自分自身に満足している」と回答した割合が未婚者より高い。「自分自身に満足している」にあてはまると回答した未婚者は、あてはまらないと 回答した未婚者よりも結婚意向が高い。 2.「結婚・子どもを持つことは自然なことである」と回答している未婚者は約5割で、既婚者の約7割よりも低い。 未婚男女ともに、「結婚することは自然なこと」より「配偶者がいたら生活が楽しく豊かになる」と回答している 割合が高い。 ○2 自身の恋愛傾向、恋愛や結婚の価値観分析サマリ(3/3)↓ 1.未婚者の約6割が、「結婚することで精神的な安らぎを得ることができる」 、「恋愛や結婚は自分を高めてくれる」 といった点で、 恋愛や結婚に対する利点を感じている。 2.未婚者の約6割が、「婚活を通じての結婚でもよい」と思っている一方で、約5割は「自然に知り合う恋愛や結婚 でないと嫌だ」と回答している。 3.未婚者の約8割が、「結婚という形を取らないことも選択肢の一つだ」と回答しており、約5割は「結婚は幸せになるためのステップだ」とは捉えていない。 ○3 理想の結婚像についてサマリ(4/4)↓ 1.未婚者の約 6割が結婚したいと思っており、結婚意向のある未婚者は、約9割が子どもを希望している。 一方で、結婚意向のない未婚者の約3割が子どもを希望している。 2.どの程度の個人の年収があれば結婚を考えるかについて、年齢が若い層ほど「年収を気にしない」と回答する 割合が高くなる。 3.個人年収と結婚意向の関係性については、 結婚意向が高くなるほど、「年収を気にしない」と回答する割合が 低くなる。 4.結婚した場合の配偶者との関係について、「家事の負担はどちらも平等に負担するべき」「家計(生活費)の 負担はどちらも平等に負担すべき」と回答している未婚者の割合は、既婚者より高い。 また、「配偶者の年収は自分より高い方が望ましい」に対して、高校生・大学生では「そう思う」「ややそう思う」と 回答した割合よりも、「そう思わない」「あまりそう思わない」と回答する割合の方が多い。 ○4 結婚したいと思う背景やきっかけサマリ(3/3)↓ 1. 未婚者が結婚によって得られるメリットとして回答したのは「愛情を感じている人と暮らせる」が約3割で最も高く、 次いで、「寂しさを感じなくなる」 が挙げられる。結婚をしたくないと回答した人も、同様のメリットが上位に挙げら れる 。 2. 結婚意向のある未婚者の約6割が、結婚や出産に対する考え方や捉え方について周囲から影響を受けている。 3. 結婚意向のある未婚者が結婚・子どもに憧れを抱くのは「街中で家族連れを見たとき」が約3割で最も高い。 ○5 結婚しない/できないと思う背景サマリ(5/5)↓ 1. 結婚意向のない未婚者の、結婚したくない理由は「メリットを感じない」が約3割で最も多い。年齢が上がるに つれて「人と関わりたくない」という理由が高くなる傾向にある 。 2. 未婚者の約 3割が、結婚へのハードルとして「そもそも出会いの場所・機会がない」と回答。既婚者と比較して最も差が大きかったのは「恋愛の仕方がわからないこと」である 。 3. 未婚者が思う結婚によるデメリットは、「自分の時間が減る」が約5割と最も高い。 4. 未婚者の、出会いの場所・機会がなかった理由は、「自分に自信がないから」が約6割で最も高く、次いで、「積極的にアプローチすることが得意でない」、「人が集まる場が苦手」「積極的に人と会いたいと思わない」が挙げられる。 5. 未婚者の約3割が、結婚へのハードルとして「そもそも出会いの場所・機会がない」と回答。既婚者と比較して最も差が大きかったのは、「恋愛の仕方がわからないこと」である 。 ○6 出会いについてサマリ(4/4) ↓ 1.既婚者が配偶者と出会った場所・機会として回答している割合が最も高いのは「マッチングアプリ」で、約25% である。 2.結婚意向のある未婚者のうち、交際相手がいない人の約5割が、結婚も視野に入れた結婚相手を見つけるための行動を全くしていない。 中でも35-39歳未婚女性では、その割合は約6割に及ぶ。 3.結婚も視野に入れた相手を見つける行動をしていない理由は「婚活より優先したいことがあるから(仕事や推し活など )」が未婚者で約1割で最も高く、25歳以上の男性は「自分のスペックに自信がないから」、25歳以上 の女性は「婚活が面倒だから」が最も高い。 4.婚活に対して、未婚者の約7割が「具体的に何をすればいいかわからない」「自分に自信がなく、何か行動したところで結婚相手を見つけられると思えない」と回答しているほか、「結婚相手を見つけようと何か行動することはかっこ悪い・イメージが悪い」と回答した人は、未既婚ともに約3割。 ○7 ライフデザインについてサマリ (5/5) ↓ 1.未婚者の 約7割がライフデザインを学んだことがなく、年代が上がるにつれて学んでいない割合が高くなる。 高校生、大学生ともに 約4割が、学校の授業などでライフデザインを学んでいる。 2.未婚者のうちライフデザインで学んだことがある内容は、キャリアプランが約5割で最も高く、次いでマネープラン が高い。結婚生活に関わる情報や地域支援サービス、妊娠・出産や子育て情報は、それらに比べて低い。 3.学んだ結果、結婚・出産に前向きになったライフデザインの内容は既婚者では「マネープラン」が約3割で最も高く次いで「特にない」「キャリアプラン」が挙げられる。未婚者では「特にない」が約4割で最も高く次いで「キャリアプラン」が約2割となっている。 4.未婚の15〜24歳において、ライフデザインを学んだことのある人の方が、今後結婚したいと思う割合が高くなり、 理想の結婚年齢を「25歳から29歳」と回答する割合も高くなる傾向にある。 5.今後のライフプランを考える上で知りたい情報は、未既婚ともに「マネープラン」が最も高く、未婚者は「コミュニ ケーションの方法」、「結婚や結婚生活に関する情報」、「結婚の仕方」、「出会う方法」が既婚者に比べて高い。 ○8 マッチングアプリの利用実態/評価サマリ(3/3) ↓ 1.既婚者が 配偶者と出会った場所・機会で、最も高いのはマッチングアプリで25.1%、次いで、職場や仕事 関係・アルバイト先が20.5%と続く。既婚者の約6割がマッチングアプリを利用したことがあると回答している。 2.安心して利用できるマッチングアプリの利用条件は、未婚者では「身分証の登録」が約5割で最も高く、次いで、「独身証明書の提出」「有料であること」が挙げられる。一方、約4割が「あてはまるものはない」と回答している。 3.マッチングアプリを利用するきっかけになると思うものとして、未婚者では「相手の素性がきちんと把握できる」が最も高く 、次いで、「個人情報の管理がしっかりとされている」「希望する条件の人に出会える」が挙げられる。 一方で、 未婚者の約5割は「何があっても使いたくない」と回答している。 ○9 自治体の結婚支援取り組み認知/評価サマリ(4/4)↓ 1.未婚者のうち、結婚に関連する情報に高い興味関心を持っているのは、高校生や大学生であり、特に少子化 や婚姻率低下等の社会問題、結婚生活のリアルな情報について、社会人と比べて興味関心が高い。 2.自治体の結婚支援に関する取り組みへの認知度は、未婚者では約4割、既婚者では約5割であった。 3.都道府県の結婚支援への利用意向は約3割で、具体的に利用したいサービスとしては 「安心安全なマッチング アプリ」などが挙げられる。 4.未婚者のうち自治体の結婚支援 を利用したいと思う理由は「地元で会えるのがいい」が約4割で最も高く、次いで、「良心的な価格で利用できそう」「真面目な人が登録していそう」が挙げられる。 次回は新たに「第20回年金広報検討会」からです。 |