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令和6年度地域・職域連携推進関係者会議 資料 [2024年12月20日(Fri)]
令和6年度地域・職域連携推進関係者会議 資料(令和6年10月25日)
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_44442.html
◎資料6(事例発表)福島県における 地域・職域連携推進の取組 令和6年10月25日 厚生労働省 令和6年度地域・職域連携推進関係者会議 福島県保健福祉部 健康づくり推進課
○本日の内容

1 福島県の概況  2 第三次健康ふくしま21計画
3 地域・職域における健康づくりへの取組

1福島県の概況→「地域」「職域」の紹介
◆面 積 13,780km2 ◆人 口 1,750,486人 (R6.5.1時点) ◆高 齢 化 率 33.8%
◆県型保健所数 6か所+出張所1か所
◆市町村数 59市町村  うち中核市→福島市 郡山市 いわき市

2第三次健康ふくしま21計画↓
<計画の基本的事項>
→◆計画の趣旨⇒福島県の健康づくり分野における施策を中長期的な視点で総合的・計画的に進 めるための「基本指針」であるとともに、県民を始め、家庭、学校、地域、職域 が一体となって取り組む「行動計画」も役割も担う ◆計画の期間⇒令和6年度(2024)から令和17年度(2035)までの12年間 ◆計画の位置づけ⇒福島県総合計画を踏まえた「個別計画」 健康増進法第8条に定める「都道府県健康増進計画」 ◆計画の推進体制⇒県民を始めとして、地域・職域の多様な主体がそれぞれの役割の下、力を合わ せ、「オールふくしま」で計画を推進していく
<現状と健康課題>→◆平均寿命は全国ワーストクラス、健康寿命は全国下位の水準 ◆生活習慣に関する健康指標は全国ワーストクラスが多い状況
<基本目標と主要施策>→基本目標⇒健康寿命の延伸と健康格差の縮小。重点スローガン⇒ みんなでチャレンジ! 減塩・禁煙・脱肥満。主要施策1〜4まであり。
<地域・職域連携による取組>新設→◆目的 地域保健と職域保健の連携により、健康情報の共有のみならず、保健事業を共同で実施するとともに、 保健事業の実施に要する社会資源を相互に有効活用することで、県民の生涯を通じた継続的な保健サー ビスの提供体制を整備する。◆地域・職域連携のメリットの共通認識 1 効果的・効率的な保健事業の実施 (1)地域・職域が保有する健康情報を共有・活用することで、全体の健康課題をより明確に把握できる (2)保健サービスの量的な拡大により、対象者がサービスを選択し、受けることができる (3)保健サービスのアプローチルートの拡大につながり対象者が保健サービスにアクセスしやすくなる (4)地域・職域で提供する保健サービスの一致を図ることが可能となる。 2 これまで支援が不十分だった層への対応 (1)働き方の変化やライフイベント等に柔軟に対応できる体制の構築により、生涯を通じた継続的な健 康支援を実施することが可能になる (2)被扶養者等の既存の制度では対応が不十分でない層へのアプローチが可能となる (3)小規模事業所(自営業者等も含む)等へのアプローチが可能となり、労働者の健康保持増進が図れる。
⇒⇒目指すところへ(健康寿命の延伸、他2項目あり)
◆県内7地域及び関係団体の主な健康課題、課題解決に向けた施策の方向性、取組事例等を紹介
<福島県の目指す姿>→基本理念に沿った基本方針の実現へ。

3地域・職域における健康づくりへの取組
<地域・職域連携推進部会>
→◆令和5年度実施状況 第三次健康ふくしま21計画の策定もあり、5月・8月・10月・1月の4回開催 ◆内容 ・第三次健康ふくしま21計画の策定⇒・地域・職域連携による取組 ・福島県の健康づくり事業(実施状況・改善点等) ・各団体の健康づくりに関する取組内容
<地域・職域連携推進事業>→◆各保健所で年に1〜2回、二次医療圏協議会を開催 ◆協議会の他、地域・職域で共同事業を実施⇒・働き盛り世代への健康づくり研修会 ・市町村と連携した事業所の健康経営支援 ・情報発信(HP掲載、情報誌の発刊、たよりの送付等) ・実態把握調査(健康診断・がん診断の実施状況、健康づくりの実態等)を行い、市町村へ情報提供
<民間企業と協働した保健事業のプログラム活用>→◆市町村や事業所が健康課題の改善に向け、効果的な健康づくり活動を展開するため、健 康づくりにノウハウを有する民間企業が提案するプログラムを活用し、メタボを中心と した住民の生活習慣病予防・改善を図る。⇒ 市町村先駆的民間プログラム活用事業、「元気で働く職場」応援事業、大規模事業所と連携したメタボ改善モデル事業(プログラム実施前後で統一指標を評価、R5は改善あり)
<健康経営トータルサポート事業>→◆健康経営の取り組み開始から発展・維持期まで、事業所の取組状況に応じて包括的に支 援することで、健康経営に取り組む中小事業所を継続的に増加させる。 ◆取組の更なる充実を図ることにより、健康経営の更なる普及と働き盛り世代の健康増進 を目指す。
⇒⇒ (1)健康経営スタートアップ支援事業 健康経営に「新たに」取り組む事業所の増加を図るため、関係機関とのネットワーク強化や相談窓口等の情報の一元化、リーフレット作成、 実務担当者向けセミナーを開催することで、県内事業所の健康経営マインドの裾野の拡大及び実践の第一歩を促進する。 (2)健康経営優良事業所の認定及び表彰 健康経営に関する牽引企業を醸成し、働く世代の健康寿命の延伸等に資するため、従業員の健康づくりに積極的な取組を行っている中小事業 所を健康経営優良事業所として認定・表彰する。 (3)健康経営フォローアップ支援事業 健康経営に取り組む事業所が取組を継続できるよう、保健所が核となり、地域・職域保健関係者と連携しながら、事業所の情報交換会等を開 催する。
<県民健康リテラシー推進事業>→生活習慣病を始めとした健康課題解決のため、県民や事業所が自由に活用できるツール を作成し、働き盛り世代を中心とした県民の健康リテラシーの向上を図る。⇒制作動画とする。


◎資料7(事例発表) 桑折町における健康づくり事業の取組み について
桑折町役場 健康福祉課  課長補佐 佐久間ミチル  主査 鴨田 智早

○桑折町(こおりまち)→ 人 口 11,008人、 世帯数 4,670世帯、男性 5,376人、女性 5,632人、 高齢化率 37.7%。令和6年9月1日現在 (住民基本台帳)
○発表者紹介
○町民の健康状況
1→・015(平成27)年当時、町のメタボ率は22.2%と 国(16.7%)・県(19.3%)よりも大きく上回る結果であった。・定保健指導の強化、健康づくりコンソーシアム「こおり健康楽会」の設立などにより、一時は減少に転じたものの、 新型コロナウイルス感染症の流行後、メタボ率・メタボ予備群率 共に右肩上がりとなっている。
○町民の健康状況 2→・運動習慣(1回30分以上)がない町民が、国・県と比較しても 大幅に上回る結果であった。 ・町民の推定食塩摂取量についても、目標量よりも上回る結果 となっている。 ⇒ 自治体として町民の生活習慣改善に取り組む必要性→「福島県市町村先駆的民間プログラム活用事業」 の活用
○町の取組み 福島県市町村 先駆的民間プログラム活用事業→2018〜2024までの取り組み。
○ウォーキング チャレンジ→・提携先:花王株式会社 ・実施年:2020(令和2)年 2021(令和3)年 ・事業内容:専用歩行計(ホコタッチ) を装着しながら日常生活を送り、 「歩行年齢」を算出。 ・「歩行力」の現状を知り、課題を意識して運動して成果を確かめる。 ・成果を「見える化」し、次のモチベーション へつなげる。 ⇒「歩行の若返り」を目指す。
○行測定会の様子(ウォーキングチャレンジ)→・測定会では圧力シート上 を歩行し、個人の歩き方を 把握。 ・測定結果では、スピード やバランス、歩幅や歩隔な ど細かく分類され、「歩き 方の癖」が表示される。 ・花王(株)スタッフが歩行結果をそ の場で説明。それぞれに見合った歩行 アドバイスを受けられる。
○参加者の取組み(ウォーキングチャレンジ)→・初回測定会後、ホコタッチ(専用歩行計)を着けて生活。月に1回、ホコタッチステーション(役場)で歩行結果を出力。 ・歩行結果には、日ごとの「活動結果」や「歩行生活年齢」、「歩行安定・脳活性」などの数値が出力される。 ■桑折町では、参加者へホコタッチを6ヶ月着用を依頼。最終月に測定会を再度実施し、「歩行の若返り」ができたか を測定。
○事業成果→令和5年度ウォーキングチャレンジ参加者の平均結果 参加者78名⇒歩行 バランス 年齢 50.1歳 42.5歳 7.6歳若返り など 参照のこと。すべてアップしている。
○参加者の声→3名の声⇒福島県市町村先駆的民間プログラム活用事業終了後も、取組み結果・参加者の声を受け、2022(令和4)年度より 町の主要事業の一つとして現在も継続。
○健康づくり 事業継続の ポイント→・参加者が継続しやすい・わかりやすい事業 ⇒ 事前準備不要・老若男女 誰でも手軽に開始できる。 ・イベントの開催 ⇒ 参加者の取組み事例共有・事業の目的を再確認。 ・参加者のモチベーション維持 ⇒ 結果の「見える化」。・民間事業者が培った科学的知見・ノウハウを活用したプログラムを採用 ⇒ 町が抱える健康問題への 解決に繋がる。
○桑折町健康づくり 今後の展望→・若者世代から生活習慣病予防 ⇒ 働く世代を健康面からサポート、地域職域との連携、長期的な健康づくり事業の実施。 ・より効果的な健康施策 ⇒ ポピュレーションアプローチ・ハイリスクアプローチ
⇒⇒ 「みんなが幸せを実感できる元気なまち こおり」 を目指して


◎資料8(事例発表) 事業場における地域・職域連携 はたらく世代からの健康づくり
令和6年10月25日(金)   株式会社菅澤建設 山本桃子 喜古弘光
○あなたとともに「歩む」「変わる」「未来へ」(株)菅澤建設
→会社名 株式会社 菅澤建設。 創業 1971年2月1日。 所在地 本社:福島県二本松市 郡山出張所:福島県郡山市。 従業員数 78名(令和6年10月1日現在)。
○従業員の年齢構成と分布図→参照のこと。
○あなたとともに「歩む」「変わる」「未来へ」(株)菅澤建設→事業内容 鉄道設備工事・一般土木工事
○共通の話題「健康」が、 コミュニケーションのきっかけにならないだろうか
○健康づくりの現在の課題と目標↓
<課題>
→ • 従業員が健康習慣の獲得まで至らない。(継続できない) • 従業員の自発的行動につながらない。 <目標> →・ヘルスリテラシー向上 • 従業員が健康習慣を獲得すること。 • 従業員が自発的に健康のために行動できるようになること。
○地元自治体との連携→限られた予算の中で、従業員の行動変容につながるような効果的な 健康づくりの取り組みを継続して実施するためのサポート↓
1.従業員に提供する具体的な取り組みの選択肢の幅を広げること
2.疾病予防の専門家からのアドバイス(行動変容の動機付けが難しい)→・具体的な取り組み内容 ・関わる際の話し方のポイントなど
3.健康づくりに取り組む他の民間企業とのつながり
4.健康づくりに関する情報提供

○元気で働く職場応援事業→• 実施主体:福島県 • 弊社連携機関:県北保健福祉事務所、二本松市、健診機関、 健康経営支援サービスを提供する民間企業(スポーツクラブ) • 参加期間:令和4年度、令和5年度 • 参加目的:外部の専門家にサポートいただくことで職場の健康づくりの取り組みをより効果的なものにすること • 事業の内容:巡回支援、職場環境改善支援、事例集
<具体的にサポートいただいた内容>→ 健康課題の把握、目標の設定、具体的な取り組み内容の検討、民間企業の健康経営支 援サービスの情報提供、実際の取り組み、評価、次年度の対策・改善 など
○健康づくりで心がけていること→• 社内の健康課題や労働環境、従業員の要望などの正確な把握 (健康診断結果、健康アンケート、勤務形態、時間外労働時間、労働環境 など) • 把握した状況を連携関係機関と共有 • スモールステップの取り組み • 家族を巻き込んだ取り組み • 従業員の立場に立ち、寄り添って取り組みを考えること (従業員一人ひとりと向き合うこと)
○地域と職域がつながるために→・地域からの事業提案 (元気で働く職場応援事業、健康経営支援プログラム など) ・セミナー・相談会などの事業 ・地域の広報誌・SNS・HP ・健康づくりイベント

○事業所における健康支援→健康寿命の延伸、従業員が元気にいきいきと長く働けるように・・・ 従業員とその家族が、生涯を通して健康維持・増進の支援を受けられるように・・・ • 健康を支える職場環境の提供(健康で、安全に安心して働くことができる職場づくり)
• はたらく世代の主たる健康支援窓口・支援者として健康づくりの実施
• 対象者が必要な支援を受けられるよう、関連機関と連携し、多様な選択肢を準備
⇒⇒ これらの取り組みを効果的に行うためには、地域の皆様のご協力が必要不可欠です。 今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。
○連携していただいた皆様→5か所の組織・団体名、各 内容 参照。

次回も続き「資料9(事例発表) 住みやすく魅力と活気あふれる愛のまち」からです。

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