ホームレスの実態に関する全国調査(概数調査)結果について [2022年05月02日(Mon)]
ホームレスの実態に関する全国調査(概数調査)結果について(令和4年4月26日)
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_25326.html 今般、令和4年1月に実施したホームレスの実態に関する全国調査(目視による概数調査)結果がまとまりましたので、別紙のとおり公表します。 本調査は、ホームレスの自立の支援等に関する特別措置法(平成14年法律第105号)等に基づき、ホームレスの自立の支援等に関する施策の策定及び実施に資するため、毎年、各自治体の協力を得て行っているものです。 ○調査結果のポイント↓ (1)ホームレスが確認された地方公共団体→246市区町村、前年度と比べて4市区町村(▲1.6%)減少している。 (2)確認されたホームレス数3,448人(男性3,187人、女性162人、不明99人)であり、前年度と比べて376人(▲9.8%)減少している。 (3)ホームレス数が最も多かったのは大阪府(966人)。次いで多かったのは東京都(770人)、神奈川県(536人)である。 なお、東京都23区及び指定都市で全国のホームレス数の8割弱を占めている。 (4)ホームレスが確認された場所の割合は、前年度から大きな変化は見られなかった。 (「都市公園」24.6%、「河川」24.0%、「道路」21.3%、「駅舎」5.7%、「その他施設」24.3%) ○調査概要 1.調査目的 ホームレスの自立の支援等に関する特別措置法(平成14年法律第105号)及びホームレスの自立の支援等に関する基本方針(平成30年7月31日厚生労働省・国土交通省告示第2号)に基づき実施される施策の効果を継続的に把握することを目的とする。 2.調査客体 法第2条に規定する「都市公園、河川、道路、駅舎その他の施設を故なく起居の場所とし、日常生活を営んでいる者」 3.調査方法 市区町村による巡回での目視調査 4.調査実施時期 令和4年1月 5.調査事項 男女別ホームレス数 場所別ホームレス数(「都市公園」「河川」「道路」「駅舎」「その他施設」の 5区分に分類) ○調査結果 別紙 01_報道発表(ホームレス概数調査) (mhlw.go.jp) ○調査結果の詳細(P3〜) 1.全国のホームレス数→ 表1 全国のホームレス数 2.都道府県別のホームレス数→35 都道府県でホームレスが確認(青森 県、岩手県、秋田県、山形県、福井県、長野県、滋賀県、奈良県、鳥取県、島根 県、山口県、長崎県は確認されず)され、昨年調査と比較すると、47 都道府県 のうち 26 都道府県で計 409 人減少、11 府県で計 33 人増加、10 県が同数であっ た。 また、減少数の多い順に神奈川県 151 人減、東京都 92 人減、兵庫県 25 人減 であった。(表2 都道府県別のホームレスの数) 3.東京都 23 区及び指定都市別のホームレス数 表3 東京都23区及び指定都市のホームレスの数→東京都 23 区及び指定都市の状況(表 3)については、合計が 2,737 人であり、 全国のホームレス数の8割弱を占めている。昨年調査と比較すると 263 人 (▲8.8%)減少した。 各市区別の減少については、減少数の多い順に、東京都 23 区 97 人減、横浜市 93 人減、川崎市 21 人減であった。 4.中核市別のホームレス数 中核市の状況(表4)→合計が 224 人であり、全国のホームレス数 の 6.5%を占めている。 昨年調査と比較すると 68 人(▲23.3%)減少した。各市別の減少については、 減少数の多い順に久留米市 15 人減、尼崎市 14 人減、高崎市 8 人減であった。 5.起居別場所のホームレス数 起居別場所の状況(表5)→いずれの場所で減少している。各場所 の割合は、昨年から大きな変化は見られなかった。 表5 起居別場所のホームレス数 次回も続き「ホームレスの実態に関する全国調査(生活実態調査)結果」からです。 |