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成年後見制度利用促進専門家会議 第1回成年後見制度の運用改善等に関するワーキンググループ [2021年06月21日(Mon)]
成年後見制度利用促進専門家会議 第1回成年後見制度の運用改善等に関するワーキンググループ(令和3年6月2日)6/21
≪議事≫(1)有識者等による報告「意思決定支援ガイドライン」 (2)意見交換
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_18944.html
◎参考資料5 豊田市参考資料(意思決定支援ポイント集、わたしのノート「スタート編」、成年後見制度概要わかりやすい版)
◯はじめに→在宅での生活を希望するすべての市民を支えていくことを目的に、「豊田市在宅医療・福祉連携推進計画を平成30年3月に策定、今後の目指す姿や方針、事業等を取りまとめました。推進計画や国の動向を踏まえ、対象を限定しない「意思決定支援」をテーマにして、様々な多職種が参加する合同研修会やシンポジウムを開催するとともに、多職種で構成されるワーキンググループを設置し、意思決定支援に関するニーズや課題等の把握と必要な取組みについて検討を進めてきた。 ポイント集は、このような経緯のもと制作をした、医療・福祉専門職の方が意思決定 支援に関わる際のサポートをするためのもの。

1 意思決定支援とは
(1)なぜ意思決定支援が重要なのか→誰しもが自らが望む生活を送ることができるようにするため、意思決定に 支援が必要な人に対しては、支援することが重要
(2)意思決定支援とは何か
(3)対象とする範囲→「 医療や福祉など何らかの支援を受けるすべての人」及び「すべ ての世代・場面」を対象
2 意思決定支援で陥りがちな対応
<意思決定支援でついしてしまいそうな対応>↓
▼支援者側の価値判断が先行していませんか?
▼決断を迫るあまり、本人を焦らせていませんか?
▼最初 から「本人には決められない」と判断し、本人に問いかけること をやめ、他の人に決めてもらおうとしていませんか ?
3 ポイント集の役割→「意思決定支援の普及促進」「意思決定支援の学び・取組をサポート」「〜あくまで参考書〜」「<ポイント集イメージ図>」 参照のこと。
4 10項目の心がけ
(1)10項目の心がけの活用方法
・活用する際のポイント→意思決定支援の場面で大切な事項として理解を図る。意思を引き出す際のき切っ掛け作りに、意思決定支援の振り返りに活用するツールとして活用。
・意思決定支援のタイミング→【タイミングの参考】 参照のこと。
(2)10項目の心がけ
・意思決定支援の基本→1〜4。
・本人の生活情報→5
・本人・家族等への接遇→6と7。
・本人への情報提供→8と9。
・本人を支える家族等への支援→10。

5 心がけを活用した参考事例集
・70代男性。妻とのふたり暮らし。「認知症」と診断、「認知症ではない」と内服・継続受診を拒否。以後、暴言・暴力が続き、困った 家族から今後の対応方法について相談。
・10数年前にトラック運転中の交通事故で高次脳機能障がいが残った事例。
・レビー小体型認知症と診断された方で、妻と二人暮らし。
・現在、6歳女児。重症心身障がい児。常時人工呼吸器を装着し、胃ろう、吸引など医療 的ケアが常に必要。現在は体調を考慮しながら週2日程度、児童発達支援センターに通園。

6 意思の記録・共有ツール→本人の意思の実現に向けて多職種が連携する際に、意思が多職種で共有されること。
(1)わたしのノート(スタート編)
→医療・福祉関係者によるこれまでの経験や議論から作成した記録ツール。 ノートに記述した「自分の想いや夢」、「こうして生きていきたい」という本人意思を、家族や専門職等に対して伝える参考材料として活用することができる。
(2)豊田みよしケアネット(ICTツール)→多職種で利用者(患者)情報を共有する際に活用できるICTツール。 セキュリティの問題で、FAXやメールによる多職種での共有ができなかった情報が、 豊田みよしケアネットを用いることにより、データでの情報共有が可能。 意思の変化に関する様々な情報について、自由な記録・共有ができます。
・豊田みよしケアネットの活用方法→本人の意思を記録し、その内容を多職種で共有する際に活用できるツール。データとして本人の意思を記録することができ、意思の変化を効率的に多職種で確認・共有することがで きる。 ⇒活用イメージ→@A参照のこと。

7 意思決定支援の取組事例集
◆留意事項
→これ以降の事例の中には、本人による意思決定が困難とみられる状態で、可能な限り 本人の意思を推定することを試みた事例や他者決定の事例も含まれています。
◯以下↓それぞれの概要のみ記載。↓
・現在、6歳女児。重症心身障がい児。常時人工呼吸器を装着し、胃ろう、吸引など医療的ケアが常に 必要⇒意思決定支援の経過、困った事に対する対応、特に工夫・配慮した点、本人の希望・目標の 実現における最終結果、次の機会に配慮したいポイント 参照のこと。

・10数年前にトラック運転中の交通事故で高次脳機能障がいが残った事例、
・50代・男性・盲腸がんステージ1。
・80代 女性 ひとり暮らし
・101歳の男性で、肺炎の疑いにて入院された方で、最期を特別養護老人ホームで迎えたいとの家族か らの希望を踏まえて対応した事例→デスカンファを実施し、最期まで意思を尊重する事、その人を 知ることの重要性を施設として再認識し、また意思を尊重した 対応を実施するにあたり、それに伴うリスク等についても事前 に説明と同意を必ずいただく。
・72歳女性・要介護度:4.夫と義母(要支援2)と3人暮らし。3年前から脳の悪性リンパ腫の診断。抗がん剤投与、放射線治療を行うが改善せず、余命2か月の宣告。A病院緩和病棟へ入院。入院可能な期限が近づき転院か在宅介護の選択を迫られる。家族は転院を希望。
・肝臓がん、肝硬変のため余命3か月(本人には未告知)。退院前カンファレンスで総合病院退院後に在宅療養を希望。家族が介護を強く拒んだが最終的に予定通り在宅療養を継続中。
・97歳女性。認知症なし。45歳で夫と死別し、その後、親戚にいる豊田市へ移住。現在は特別養護老人ホームで生活。市内には姪がいるが、意思決定に関わることには消極的。慢性心不全があり、頻回に増悪し入院加療を要している。⇒事例を通じて次の機会に配慮したいポイント→とても重要、参照のこと。
・91歳女性。認知症自立度W。若い頃は洋裁の講師。夫とは死別しており、在宅時は、 長男夫婦、孫夫婦の7人で生活していた。入所以前より、帰宅願望が強い方。 特別養護 老人ホームに入所するも帰宅願望がみられていた方の看取りについて

8 コラム
(1)豆知識 〜望まない救急搬送を防ぐために
→人生の最終段階において、本人の意思を尊重した医療・介護を行うための 取組が進められている中、本人の家族等から119番通報を受けて出動した 救急隊が、救急現場において心肺蘇生を望まない意思を示され る事例が発生しています。⇒【イメージ】参照のこと。
・救急隊の責務は心肺蘇生を実施しながら搬送しなければなりません。→救急車を呼ぶ意味をご理解いただき、急変時に本人の意思を尊重 した対応が行えるように、あらかじめ話合いをしておきましょう

2)住民からの相談支援に係る豊田市の基本的な考え方と心構え↓
@どこでも受け止める 
→市民がどこの 所属・機関に相談しても受け止め、各所属・機関が連動し、サービス提供 や支援を漏れなく提供していくことを目指します。
Aつなぎ合う →相談を「どこでも」受け止めた後は、地域づくりへの展開も含めて考え、 自所属・機関だけで対応するという考え方を捨て去り、各所属・機関が連 動するために、「つなぎ合う」ことを目指します。
B主導役とチーム →地域共生社会の実現に向けた相談支援では、1つの所属・機関が「局所的な対応を行う」のではなく、優先順位等を決めながら、各所属・機関が チームとなり、サービス提供や支援を連動させていくことを目指します。主たる課題や本人との関係性から「支援を主導する」所属・機関を定めま すが、チームの「主導役」は、本人の状況等により常に変わり得ることを意 識します。
C誰もが関わる →上記のことから、「誰かがやる」から「誰もが関わる」へ、また、「制度 での解決の支援」から「アイデアでの解決の支援」へ発想を切り替え、各 所属・機関は「制度の執行者」から「制度を知った発想者」へ転換していくことを目指します。
D寄り添う伴走→世帯が抱える複雑かつ複合的な課題に対しては、即時的な課題解決・手法の提示だけではなく、地域や社会とのつながりへの対応や、本人を中心として伴走する意識で応対することを目指します。伴走する中で課題解決のタイミングを幾度も創出していきます。
私たち誰しもが少しの「のりしろ」を持つことで、 支援に大きな「伸びしろ」を生み出します。⇒地域共生社会の実現を目指す心構え。

◯参考文献等
<厚生労働省>↓

・人生の最終段階における医療・ケアの決定プロセスに関するガイドライン
・障害福祉サービス等の提供に係る意思決定支援ガイドライン
・認知症の人の日常生活・社会生活における意思決定支援ガイドライン
・身寄りのない人の入院及び医療に係る意思決定が困難な人への支援に関するガイドライン
<日本老年医学会> →ACP推進に関する提言
<自治体>柏市 人生の最終段階における意思決定支援 〜支援者のためのガイドライン〜
<検討・製作体制>
(令和元年度)豊田市在宅医療・福祉連携推進会議 →意思決定支援に関する検討WG
(令和2年度)豊田市在宅医療・福祉連携推進会議→意思決定支援に関する検討WG

◆日本中の市町村に地域共生社会の実現を願っております。お金のつながりよりも人々の心のつながりを優先するようにしたいものです。豊田市の「意思決定支援に関する検討WG」の皆様、励みになります。ありがとうございました。

次回は新たに「第7回「障害者雇用・福祉施策の連携強化に関する検討会(オンライン開催)
」からです。

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