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成年後見制度利用促進専門家会議 第5回地域連携ネットワーク ワーキンググループ [2021年05月25日(Tue)]
成年後見制度利用促進専門家会議 第5回地域連携ネットワーク ワーキンググループ(令和3年5月12日)
≪議事≫(1)有識者等による報告「新たな支え合いの検討」 (2)意見交換
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_18451.html
◎資料3 有識者等報告資料「地域福祉活動におけるファンドレイジング」(日 本地域福祉ファンドレジングネットワーク COMMNET 理事長 久津摩 和弘氏)
1.福祉活動と資金の関係性
◯欧米のNPO/NGOの社会課題解決アプローチの一例→社会課題(難民、貧困、病気、紛争、災害等)⇒ファンドレイジング活動が必要。支援団体の支援活動にも力を入れている。
◯日本の福祉団体の社会課題解決アプローチの一例→資金調達を軽視した労力の偏りあり。ファンドレイジング活動の両方が必要。


<福祉活動のための財源確保の流れのイメージ図>→福祉団体、福祉専門職の仕事は、「公的財源」で福祉サービスを提供すること自体ではなく、 福祉課題の解決や支援を必要とする方々への対応をすること!⇒@〜Fの参照。
・公的財源では対応困難なニーズ(支援の狭間)⇒公的財源は万能だと思っていませんか?
・行政の特徴→財政問題・補完性の原理型へ・法律の留保の原則・公平性原理・予算単年度主義・首長の任期と交代・定期的な異動・予算の事前決議の原則・行政区域(所管区域)・事業・部局のタテ割 などを特徴としてとらえておく。
<行政(公的財源)が支援しづらい傾向のある福祉ニーズの例>→1〜11の例あり。

◯そこで「公的財源+民間財源」が必要
・資金の自由度・独立性と継続率の関係
→事業収入を高めていくらは「会費」「寄付」必要。補助金、委託金 受託金、助成金だけでは自由度・独立性 継続率は低下。
・NPOの収入構造(国際協力)→会費(13%)・寄付金(44%)・事業収入(19%)・補助金・ 助成金(22%)などの構造。◯国際NGOの例→世界NGOトップランキング上位(1〜2位)の団体⇒寄付金を中心で活動。政府から支援を受けていた場合、中東などで活動する 際には、一部の政府と関係があると現地の人々から見 られて、活動に支障をきたす可能性。一部の政府から支援を受けていると、その国の利害や 考え方によって制限を受けることもあるので、資金の独立性と透明性を保ち、どのような権力からの影 響も受けず、自らの決定で必要な場所へ援助を届ける ために、あえて民間からの寄付金を主な財源として活動
・これまでの福祉活動は、いまの予算や財源からどのような活動をするかを考えてきた傾向。これからは、組織や福祉専門職としての使命を果たすためにはどのような資金を活用し活動するのが望ましいかを理解し、使い分けていく必要性。
・福祉専門職からの「ガチガチ」「動きにい」という声は、公的財源のみで活動しているのも一因。自由度・独立性の高い資金を集めて、本来やるべきことをできるようにする必要。

<自由度・独立性の高い資金によって実現できることの例>↓
@ サービス志向からニーズ志向への転換→ニーズに合わせた自由な事業設計や改善。行政区域(所管区域)や行政の業務・部局に捉われないサービス提供。ニーズへの即応の実現 等
A 第三者に対象者や支援内容を制限をされない 自由で柔軟な支援活動→個人的ニーズへの支援活動や物品・現金の給付 等
B 行政との対等な連携→行政の複数の部局を跨ぐ横串を通す連携の実現。アドボカシー活動・証言活動による制度化等の実現 等
C どのような権力による影響も受けない経営→第三者の権力による影響を受けない、民間福祉団体として独立した経営 ・ 理念を重視したニーズ志向の活動の実現 等

<自由度・独立性の高い資金の活用例>→三芳町社協↓
<個人的なニーズへの給付支援>
→学校の授業・部活・通学で使う物(体操着・運動靴・上履き・書初めのお道具・定期・部活のユ ニフォームや楽器等)、学校集金(PTA会費・生徒会費・教科書代)、学力テスト・模擬試験、 みんなで作るTシャツ、修学旅行費(カバン・着替え・現地での食費)、町外に転居した子の修 学旅行代、学校の入学金や学費、生活必需品(メガネ・自転車・食材・服・靴等)、病院代など。
<コロナ対応における年度内の事業開発>→ 食糧提供、独自資金給付、休校による学力格差対策(夏期・冬期講習、オンライン授業)、高 齢者オンライン化支援、高齢者感染予防対策、子どもたちへの感染予防個別支援(マスク提 供等)、ラジオ体操普及活動等
・以上→公的財源だけでなく民間財源も活用することで、支援活動の幅が大きく広がる。

2.ファンドレイジングとは?
◯ファンドレイジングの目的は↓

資金調達ではなく、多くの人に社会課題と有効な解決策を共有し、理解と共感と参加を得て、課題解決まで一緒に歩む参加者の自立性維持を支えていく取り組みである。
◯ファンドレイジングサイクル↓
・組織づくり⇒潜在的な提供者の特定⇒調査ニーズ把握↓
・開拓・関係構築⇒依頼または企画案⇒資源(寄付金、助成金等)⇒感謝と報告

3.ファンドレイジングの手法
◯団体を知ってもらい覚えてもらいファンになってもらう

・ドナーピラミッド→潜在的寄付者から遺贈寄付者(レガシーギフト)まで。
・寄付プログラムの継続性と総寄付額の関係→「口座振替・クレジットカードによる定期的な自動引き落とし(マンスリーサポーター等)」「寄付つき商品」「寄付つき自販機」が「大」。
<寄付プログラムの種類>→9種類の説明。
◯遺贈寄付とは
・遺言による 寄付→個人が自己の財産の全部、または 一部を民間非営利団体や国、地方 公共団体などに寄付することを遺言 で残す
・相続財産の寄付→手紙、エンディングノート、言葉など で遺族に相続財産の全部又は一部 を寄付することを伝える
・信託による 寄付→ 信託を引き受ける者との契約によっ て財産の全部または一部を民間非 営利団体に寄付することを約する
◯遺言書作成に関わる士業、終活に関わる関係者、福祉専門職などが相談を受けることが増えている。 「社会における『遺贈寄付』の認知度アップ」「倫理面の整備と理解の浸透」が重要。
◯倫理的配慮が求められる可能性があるポイント→15項目の配慮。

4.社会的インパクト志向の活動づくり
◯≪伊賀市社協CSW作成のロジックモデルの簡略版≫
※論理検証中のため内容変更の可能性あり→10年以内に伊賀市における 徘徊認知症高齢者の死亡率をゼロにする組織的な実践。
◯ファンドレイジングに対する典型的な思い込み→×の10項目の錯覚・思い込みをはねのけること。

次回も続き「参考資料1〜4」からです。

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