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令和元年度 高齢社会フォーラム報告書(PDF版) [2020年05月01日(Fri)]
令和元年度 高齢社会フォーラム報告書(PDF版)(2020年4月23日)
高齢社会フォーラムin東京
目指せ!活躍と健康の好循環 〜誰もが参加できる新しい地域づくり〜
https://www8.cao.go.jp/kourei/kou-kei/r01forum/index-pdf.html
◯分科会 第1分科会 「人生100年、誰もがいきいき まちづくり」
https://www8.cao.go.jp/kourei/kou-kei/r01forum/pdf/tokyo_4.pdf
コーディネーター
木村 民子(NPO法人高齢社会をよくする女性の会 理事、絵本アドバイザー)  
パネリスト
佐々木 都(旅館女将)※欠席
小堀 鴎一郎 (社会医療法人社団 堀ノ内病院地域医療センター在宅診療科 医師)
奥山 千鶴子 (NPO法人子育てひろば全国連絡協議会 理事長)

【要旨】 第1分科会→「人生100年、誰もがいきいき まちづくり」をテーマに、パネリスト2名による 社会活動の発表が行われました。奥山千鶴子様は、日常生活の介護予防や日常生活相互支援事業と、 子育て支援というものを結び付けて、子育て世代と高齢者の人たちを結び付ける活動を行っています。少子高齢化の課題として、お年寄りが支援を受ける側だけではなくて、みんなで支え合い世代間交流しながら、世代を支え合うまちづくりを目指しています。小堀鴎一郎様は、『自分がどういうふうに生きるか。どういうふうにして死にたいかということも含めて、それを確固たるものを自分で持っていることが、その人の老後の幸せにつながる。』を信念に、在宅医療は延命治療ではなく、個人の生き方を尊厳することの大切さを実例を挙げて紹介いただきました。
(委細は、本報告書記載されてあります。)

◯分科会 第2分科会「世界と一緒に考えよう!アクティブ・エイジング」
https://www8.cao.go.jp/kourei/kou-kei/r01forum/pdf/tokyo_5.pdf
コーディネーター
松田 智生(株式会社三菱総合研究所 プラチナ社会センター 主席研究員)  
パネリスト
ティツィアナ・アランプレセ(FCA ジャパン マーケティング本部長) イタリア
フランツ・ヴァルデンベルガー(ドイツ日本研究所 所長) ドイツ
牧 壮(牧アイティ研究所 代表) 日本

【要旨】 第2分科会では、「世界と一緒に考えよう!アクティブ・エイジング」をテーマに、ドイツ、イ タリア、日本のパネリスト3名による社会活動の発表が行われました。 ヴァルデンベルガー様は、ご自身のファミリーの話から、地方地域のコミュニティの活発さをドイ ツと日本の高齢社会を比較してお話頂きました。アランプレセ様からのキーワードは、「Love」と 「Share」。LOVE・愛というのは、自分のやってきたことを愛する、自分のしてきたことを愛する。 そして「Share」は、そういったことをみんなで、シェアすることの大切さを発表いただきました。 牧様からは、ITを使って、新しい仲間や昔の友達とつながる「Internet of Seniors」というキー ワードを軸にした取組を発表頂きました。
(委細は、本報告書記載されてあります。)

◯分科会 第3分科会「認知症になっても皆がゆるやかにつながる地域の創り方」
https://www8.cao.go.jp/kourei/kou-kei/r01forum/pdf/tokyo_6.pdf
コーディネーター
澤岡 詩野(公益財団法人ダイヤ高齢社会研究財団 研究部主任研究員)
パネリスト
水野 隆史(若年認知症いたばしの会ポンテ事務局、みま〜もいたばし発起人 事務局)
矢作 貴晃(NPO法人チーム赤塚 理事、株式会社和生 代表取締役)
三枝 節夫(赤塚新町町会 会長)

【要旨】 第3分科会では、「認知症になっても皆がゆるやかにつながる地域の創り方」をテーマに、パネ リスト3名による社会活動の発表が行われました。福祉の専門家の水野隆史様からは、若年性認知 症の方々の自立を社会的にどう支えるか等実例を交えて発表いただきました。矢作貴晃様は、赤塚 の地域特性ならではのお話や、子供から大人まで世代を超えた地域の縦のつながりの必要性を発表 いただきました。三枝節夫様からは、相手の顔や名前がわかるつながりを地域の中で育くむことで、 認知症の人も住みやすくなる町づくりの活動を発表いただきました。
(委細は、本報告書記載されてあります。)


◯全体総括(各分科会司会者)↓
木村 民子 NPO法人高齢社会をよくする女性の会 理事
松田 智生 株式会社三菱総合研究所 プラチナ社会センター主席研究員
澤岡 詩野 公益財団法人ダイヤ高齢社会研究財団 研究部主任研究員


(木村)第一分科会のテーマは、「人生100年、誰もが いきいき まちづくり」、まず、奥山千鶴子さん。奥山千鶴子さんという方は、皆様、プログラムでもおわかりのように、 「NPO法人びーのびーの」を立ち上げた方。横浜市の方で活動していらっしゃいまして、その 「びーのびーの」は、子育て支援の拠点として、今では、横浜市で二つの施設が活動しているということ。 奥山さんの着眼点→この子育て世代と高齢者の人たちを結び付けようということで、 いろいろな高齢者の方たちに力を借りて、ともに活動するということをしてらっしゃいます。それで保育園などもやっていらっしゃいましたし、そこに来るボランティアさんたちは、祖父母世代ということ。昔の井戸端会議をイメージしていただければ、おわかりかと思いますが、楽しく、 ご一緒に活動しているというような報告がありました。 それから横浜市の小規模保育事業というのがありまして、そこで、どんどん活動が広がっていったそうです。ある偶然から、篠原という土地に、ご縁がありまして、その土地を借り受けることが できまして、そこに手作りで施設を作り上げたのです。リフォームも自分たち、それも高齢者の力 を借りながら、あるいは子供たちと一緒に、いろいろな取組を行って、開設に至ったそうです。そこは、今でも活発に続いていらっしゃいますけれど、誰もが気軽におしゃべりし、食事もし、そして、楽しく過ごす憩いの場として、利用されています。 それから、奥山さんは、日常生活の介護予防や日常生活相互支援事業と、この子育て支援という ものを結び付けて、これからも活動していきたいと、そういうふうにおっしゃっておりました。 少子高齢化の課題、これからはお年寄りが、介護されたり、支援を受ける側だけではなくて、みんなで支え合って、しかも、世代間交流しながら、世代を支え合って行こうという、そういうまちづくりを目指しているということで、大いに刺激を受けたところでございます。
小堀鴎一郎先生は、皆様よくご存じと思いますけど、森鴎外さんのお孫さんにあたられる方です。 小堀先生は、NHKの番組などでも、皆様、ご覧に なったと思いますが、在宅医療のパイオニアとして、 ドキュメンタリー放映されました。東大をお辞めに なった後、いろいろな医療機関を経て、退職後、新 座市で、在宅医療に取り組んでいらっしゃいます。 先生のお話は、非常に示唆に富むものでしたけれ ども、強く印象に残ったのは、今の日本は、生かせる医療が中心で、死なせる医療というのが、あまり に注目されていないということをおっしゃっていました。在宅医療というのは、延命治療ではなくて、 いかにその方らしく死んで、死んでいただくというのは変ですけど、あの世に旅立つ力添えをする という、そういうことが肝心だというようなお話をたくさん、実例を挙げて伺いました。パワーポイントでは、3例ほど伺いましたけれども、先生は、いわゆる在宅で恵まれた環境に暮らしてらっ しゃる方ばかりでなく、生活保護を受けたり、障がいをお持ちだったりする方々とも、長年お付き 合いされています。ご近所とのトラブル、特に猫の例があったのですけれど、そういうトラブルも 先生が、身を乗り出して、ご近所との解決を図っていると。そんなことも在宅医療の一つだよということを、非常に身近な例として、お話しいただきました。

(松田)第二分科会、「世界と一緒に考 えよう!アクティブ・エイジング」ということで、今回、ドイツ、イタリア、日本から、パネリス トをお招きしまして、自分の国の高齢社会の状況、それから海外から見た日本の高齢化のイメージ、 そして、これからドイツ、イタリア、日本、世界で、どうやってアクティブ・エイジング社会を築 いて行くかという報告と討議をしました。 まず、ドイツのパネリストは、ドイツ日本研究所のヴァルデンベルガー所長から報告をいただき ました。キーワードとして、やはり、コミュニティが出てきました。それは、町でお祭りがある、 それから教会がある。つまり、集う場所があるということです。それから、ドイツの特徴として、 小さな町が元気であるということ。それが、日本の地方の疲弊との比較ということで話をされまし た。 それから、次に、イタリアから、アランプレセさんという、車のフィアットの日本の法人のマー ケティング本部長をされている方から、お話をいただきました。主に、彼女のアクティブなライフ スタイルから見える示唆ということで、女性の社会参加が鍵を握る。今、彼女が、マーケティング の仕事で日本の多くのNPOとお付き合いしている中で、多くのNPOの代表が女性だということで、女 性の社会参加が鍵を握るということです。 それから、次のキーワードは、「Love」と 「Share」という言葉です。LOVE・愛というのは、 自分のやってきたことを愛する、自分のしてきたことを愛する。そして、「Share」っていうのは、そう いったことをみんなで、シェアしましょうということで、「Love」と「Share」というキーワードが出て きたということです。 最後に、日本は、IoS、「Internet of Seniors」という、シニアをIT、インターネットを使って社会参加を促す牧壮さんがお話をされました。 これから、シニアの引きこもりですとか、あるいは、台風や地震などの災害の情報収集、それか ら、ITを使って、新しい仲間や友達をつなぐ、昔の友達とつながるといったことで、「Internet of Seniors」というキーワードが、きわめて大事だということで、その取組を話されました。 日本のそういった新しい先駆的取組、あるいは、ドイツやイタリアで進んでいる地域のコミュニ ティ、社会参加、家族とのつながりの融合こそが大事ではないかという議論になりました。 そして、私の方から総括として、やはり、高齢社会、こういったものを日本だけじゃなくて、世 界と一緒に考える機会が必要だということです。将来的には、ダボスの経済フォーラムのように、 高齢化を考える国際会議を開いてはどうかと、そして、日本は、高齢化の先進国でありますけども、 高齢化を解決した課題解決先進国だということを世界に強くアピールすべきだとまとめました。 さらに、高齢社会というのは、高齢者だけがハッピーな社会でなく、多世代が輝く成熟した社会 を目指すべきだと、それを日本と世界で考えていこうということで、総括をさせていただきました。 今回の討議、分科会ですけども、非常に明るいというか、フレンドリーな感じで、僕は、5年ぐら い続けているんですけども、とても活発な雰囲気になりました。

(澤岡)第三分科会は、今回、テーマとして、認知 症にフォーカスを当てました。 「認知症になっても皆がゆるやかにつながる地域 の創り方」、かなり、大きなテーマで今回はシンポ ジウムを組ませていただきました。その中で、様々 な、全国に優良事例があります。ですが、やはり、 その一部を捉えただけでは、地域づくり、地域全体 を動かしていくという視点にはなり得ないのかなあ ということで、今回は、板橋区の赤塚。この緩やか につながる地域の作り方。このテーマに向けて種ま きを始めている板橋区の赤塚にフォーカスを当てさ せていただきました。 この、板橋区の赤塚。住んでいる方もおっしゃっていましたが、都会田舎と表現できるくらい、都会と田舎、両方が共存していると言えるとおっしゃっていました。地縁が強く残っている一方で、新 住民、特に子育て世代といった方々が、流入もされているということで、新旧の力がうまく交じり 合えば、いい力になる。ですが、これが反目しあって、なかなか、地縁は地縁ということで、固 まってしまえば地域がうまく回らなくなってしまう。そんな地域の中でどんなまちづくり、そして、 その中で認知症の方、認知症になった方を、どのようにつながりを作っていくか、このような視点 で、今日はご報告をいただきました。 ご報告をいただきました三者は、異なる視点で地域にアプローチをされている方々になります。 お一方目の水野さんは、福祉の専門家、特に、若年性認知症の方々を、社会的にどう自立を支える か、そういった視点で大きな活動をされている方になります。そして、お二方目、矢作さんは、ま ちづくりのNPO、こちらの活動をされている方になります。そして、お三方目の三枝さん、やはり、 地域ということ、そして、コミュニティを語る上では一番地域づくりのベースとなる、原動力と なっている町内会、自治会、この地縁組織の代表のお立場から、お話をいただきました。 お三方それぞれに、非常に貴重なお話をしていただいたんですが、今日は、すべてお話をさせて いただきますと、お時間の関係で限られておりますので、お三方の中から出てきた共通することと いうのを、これから皆様にご報告させていただきたいと思います。 やはり、大きい部分、お三方それぞれに出てきましたのが、言葉は違いましたが、「まちのつな がりを育んでいく」、まず、これが一番重要なことなのではないかというポイントが出てきました。 この、「まちのつながりを育む」、これだけ聞くと、何が認知症の人に対しての支えなのかという ふうに疑問符を持たれる方もいらっしゃると思います。 これは、最初にお話しいただきました水野さんから出てきました課題提起にもなりますが、認知 症の方を支える家族、専門職、様々な支え手がいます。ですが、そこで支えられる部分というのは、 やはり、生きている生活の中の、ごく一部と言えます。重要な部分としましては、認知症になった 方の日常生活、普段の生活、その普通を如何に支えられるか。そのためには、隣近所の支え、地域 の支え合いなくしては、なかなか成り立たないよねということを、視点をいただきました。じゃあ、 この隣近所の支え、隣近所の力を借りる。これって、いきなり、じゃあ、隣の人が認知症になった から支えてあげてください。助けてあげてください。これって、なかなか難しいですよね。そうい う意味で、やはり、日常的に、如何に地域で、まちのつながりがゆるやかに育まれているか、これ が、重要なポイントだよねと、お三方からお話をいただきました。 そのためにはというところで、じゃあ、どうしたらそれが実現して行けるかということになりま す。そこでは大きく二つ挙げられるのかなと思います。 まず、一つ目は、認知症ここに限らず、になりますが、やはり、地域の多様な団体、認知症の支 援をする団体だけが、連携すればいいのではなくて、子育て支援から、様々な支援団体、地域にあ ります、その町に関わる様々な団体が連携をする。お互い、つながりを持つことが、まず、スター トだよねというお話もいただきました。 そして、二点目ですが、今、やはり、認知症の方を支えるとなりますと、認知症の人のための場 づくり、認知症の人のための制度設計、そういったように視点が動きがちです。これも大事です。
でも、今、欠けている部分としては、特化したつながりづくりのきっかけの場ではなくて、既に地 域にある餅つきであったり、子育て支援のサークルであったり、その既にある様々なつながりの きっかけの場、ここに、じゃあ、認知症になった人がどう巻き込まれていくか、どう一緒に作って いく担い手になり得るのか、その既にある場に、どう巻き込んでいくか、そういった視点も重要だ よねというお話が出てきました。 ここで、やはり、最後にちょっと感じたこと、これは、あくまで私の私見になりますが、今回は、 認知症になっても、「皆がゆるやかに」というテーマ設定をさせていただきましたが、結局、もう これは認知症になっても、ではなくて、認知症になっても、それから、子育てに困っても、障がい を持っても、これはもう、すべての人に、その主語が当てはまるのかな。○○になっても、重要な のは、緩やかな育み、つながりが育まれる地域、これを実現させていくために、如何にそのつなが りのきっかけ、その種まきができるか。これは、おそらく認知症にかかる人だけではなくて、地域 に生きるすべての人が、そういった視点を持って、地域、ご自身の日常生活を見ていくことで、も しかしたら、素晴らしい、豊かな地域社会が作られていくのかなということを、今日の分科会で教 えていただいたようにも感じます。 皆様も、ご自身の地域、ご自身の取組を、そういった視点で、もう一度、見直していただけたら なとも感じております。第三分科会の報告は、これで終わらせていただきます。どうもありがとう ございました。

◯令和元年度 高齢社会フォーラムin東京 アンケート集計結果
Q1 〜Q11まで。

次回は、「令和2年第6回経済財政諮問会議」からです
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