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第 7 回アジア社会福祉セミナーの報告 [2019年12月10日(Tue)]
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◎↑↑第 7 回アジア社会福祉セミナー参加修了生57名

第 7 回アジア社会福祉セミナーの報告(令和元年12月5日)
http://jaswe.jp/doc/shakya_asia_seminar_20191205.pdf
◎開会あいさつ(10:45〜11:00)
(全社協・清家篤会長、国際社会福祉基金委員会・菊池繁信委員長)
・ここまで35年、8ケ国165名もの研修修了生を輩出、今回は57名の修了生が6日間にわたる本セミナーへの参加。最初の2日間は、ロフォス湘南でのディスカションや本事業の在り方を考える時間を設けて修了生同士の交流を図ってきた。次第に国を超えた人と人とのつながりを育んできたことが36年にわたる最大の成果といえる。「国際交流・支援事業」が開始から40年を数える。事業を振り返るリーフレット作成からこれまでの事業の足跡を共有出来たらうれしく思う。

◎第7回アジア社会福祉セミナー参加修了生・研修生一覧→自国での氏名・所属・役職名簿がありますが、ここでは国名と人数のみ。7か国57名。
・大韓民国(6名)、台湾(16名)、フィリピン共和国(4名)、タイ王国(10名)、マレーシア(3名)、スリランカ民主社会主義共和国(8名)、インドネシア共和国(10名)
・これとは別に第36期生(令和元年度)の研修生が現在進行中→大韓民国(1名)、台湾(1名)、フィリピン共和国(1名)、タイ王国(1名)、マレーシア(1名)、インドネシア共和国(1名)

◎セミナー第1部「各国からのレポート/修了生が関与するプロジェクト報告」
◯スリランカ民主社会主義共和国(8名)→「スリランカの社会開発に連なる研修生の希望に満ちた福祉活動」がテーマ。2期生と5期生発表。
・面積6万5,610 Ku(北海道の0.8倍)、人口2,103万人(2016年)、民族構成:シンハラ人(74.9%)、タミル人(15.3%)、スリランカ・ムーア人(9.3%)
・1983年スタート以来23名が全社きよあぅによる研修。研修生のほとんどが社会に貢献する財団、社会開発、地域開発、貧困地帯の児童福祉、教員、視聴覚障害のある子供の学校にいる。
・具体的には、「セネック財団→ディケアセンターの仏教による子どもたちへの支援」児童発達センター→身体・精神・教育的支援(孤児や弱者の子供支援)」「政府のもとに設立された社会福祉機関への勤務」「ソーシャルワーカーとして問題のある家庭の調整活動」「貧国層の子供を奨学金プログラムを含んで改善方向へ向かわせる、救護施設的な役割も?」「スリ・ボディラジャ財団の福祉サービス→保護観察保育の開発と先住民州会議とした社会福祉に位置づけたもの。子どもの家や子供の村の運営、特別支援学校、高齢女性老人ホーム、妊娠中の母親プログラム、職業訓練センターなど、人が生活するための総合的な支援を経営」

◯インドネシア共和国(10名)→社会福祉法・ソーシャルワーカー法発効後のインドネシアにおける社会福祉の今後のチャレンジ→28・32・33期3人発表。
・資格が与えられ、質の向上が期待される。
・10人の研修生の現状での仕事紹介→「人道及び災害管理センターのコーディネーター」「財団活動:地域開発と地域教育活動、障碍者プログラムの組織もある」「子どもの権利活動組織」「非行少年・薬物中毒など特別なニーズのある子供のケア」「子どもに社会サービスや医療サービス、教育支援を提供する社会福祉機関。低所得家庭・経済的サポートも提供」「CSR(企業の社会的責任)の責任者→起業家を支援してビジネス加速」「地域開発→子供への奨学金支給、子どもと高齢者のプログラム、高齢者と若い母親へのヘルス情報の提供」「米国発の無利用ビジネスメンタリングプラットホームを利用し、起業貢献に活躍」「西ジャワ州のもっともすぐれた総合的な社会福祉施設、賞を受賞、35期生と2人ここで勤務」

◯マレーシア(3名)→「マレーシアと日本の協働」がテーマ。32期生発表。
・インクルーシブ教育実現に向けて→「早期介入・早期気養育→発達に遅れのある子供たちを幼稚園や保育園が断っている」「日本からの助成金で調査活動等→特別なニーズのある子供たちをどの程度受け入れているか。2年後の助成金で結果の出版物を全国に広く配布。就学前教育の在り方を提案。一大旋風を引き起こす。」「アドボカシーの推進へ→政府がインクルーシブ教育ができるように」
・学習発達センターの立ち上げ→学習環境の改善となる。

◯タイ王国(10名)→「すべての人のための社会」タイからの学び
・社会開発のためのボランティア協会の設立→2015年、「研修生タイグループ」として立ち上げが始まり。2019年に声式に法人として登録。恵まれない人たちの保証、関係する組織間の協働支援、社会開発の学術事項のコア関しあえるように。→タイ内務省登録認証。
・至福の料理プログラム:たい・カンチャナブリ県サンカブリ郡「バーンウンラック学習センター」の取り組み→ミャンマー国境に住む青少年向けの学習センター。安全で安定した未来を生きるために(自然との共生した循環型の社会)。

◯フィリピン共和国(4名)→「フィリピンにおける社会福祉と災害福祉」23・34期発表。
・フィリピンも日本と同じように火山帯に囲まれ、台風の条件では似ているようだ。気候条件から熱帯・亜熱帯地方になっているものの、十分な備えが必要。建物にしても日本のように社会福祉施設が決められた基準ではなく、簡易なものとなっている。写真にもあるが、台風後は建物が倒壊されて平らになっている。研修生は、児童福祉に従事が3人、地域開発に従事が男性1人。

◯台湾(16名)→「社会セーフティネット」〜台湾における危機予防の仕組み〜31・32期発表。
・設立経緯→社会治安事件。児童虐待増加。ひとり親家や子供を育てる祖父母家庭の増加。成年失業率が高い、自殺率が高い、ことが背景。→当時の福祉制度ではソーシャルワーカーが不足、障害者や生活保護、家庭内暴力などの情報共有がなされておらず、連携システムが必要であった。
・2008年、セーフティネット内容→普通の家庭と「高いリスク家庭(脆弱家庭と危機家庭)」→治安の維持にはサービスのシステム化。
・戦略@〜C→地域に社会福祉センターを創り高リスク家庭にサポート。虐待等に対処するために公民の役割を明確に。ソーシャルワーカーの増加(加害者・精神患者自殺予防のサービスを整合)。就労・教育・警察などの協力体制の構築
・台湾福祉への成果→「児童/青少年の現状→貧困家庭への経済的援助」「成人の現状→DV被害者への中・長期サービスプログラム」「精神障害者への適切な対応・入院の在り方など」「老人の現状→1名を5人の支え、地域密着型の介護サポートが今後の目標」
・実施の問題-政策→ソーシャルワーカーが増えているが、公的と民間の差が顕著。都市と地方のギャップもあり。
・未来の展望→「家庭経済の安定-児童と青少年の安全」「介護のサポート(家庭内→介護する人の心理や経済のサポート)」「ソーシャルワーカーの給料と仕事量のバランスを見直す」

◯大韓民国(6名)→「韓国福祉環境の変化と対応」-韓国型コミュニティケア事業を中心に-26・35期2人発表
・韓国の人口現象→超少子高齢社会(出生率0.98%、平均出産率31.6歳)、未婚・晩婚化進む(平均初婚男33歳・女性31歳)、期待寿命増加(男79.7歳・女85.7歳)、高齢人口(2018年高齢社会入り)、世帯規模の縮小(平均世帯数2.4人)、一人世帯の急増、世帯主の高齢化。
・社会保障政策の推進原則及び戦略→「保障体系の包容性強化→基本生活の保障、公平性」「制度の連携や調整強化→効果・効率性の向上、政府のガバナンス体系強化」「地域社会統合ケアサービス、経済支援」「包容と革新(国家と個人)の相互補完体系の構築」
・社会保障政策の方向性→地域社会中心サービス制作。行政区ごとのハブ化。公民館機能を併せ持った住民センター。脱施設化。地域内の社会福祉館の総合的サービスを提供することで福祉になっている。
・先導事業基本モデル→政府では2025年のモデルとして老人や障害、いわゆる誰でもドルボムサービス(食事を創る)が享受できるように計画されているが、財政状況がひっ迫しているのでまだわからないという。話を聞いていて日本のような体系を受け入れながら、しかし、実現する財源が確保できるかどうか、とも感じられた。日本をモデルにしているのか?

◎セミナー第2部「アジア社会福祉従事者研修の今後」(16:00〜17:20)
・12/2日にロフォス湘南入り。2日間にわたって「日本の社会福祉を理解するために(地域共生社会)」「社会的養護について」「介護の時代〜マンパワーと社会資源の観点から」講義を受け、57名の研修生がワークショップをしている。このワークグループでの意見をもとに7グループの代表者が登壇してその結果を報告すること。
・これを聞いての感想〜それぞれの国境を越えて研修生たちがSNSでつながり、連絡しあっていること。これは、日本の実績として素晴らしいことと思えた。40年継続した結果がようやく「アジア社会福祉団体」として結束する兆し。全社協・国際部にとっては、今までの難儀の分、大変に大きな成果をもたらしている。日本国民として誇りに思います。

◎交流会(18:00〜19:30)→写真で説明。7団体が全社協に贈り物贈呈している。

次回は、「第4回人生100年時代に向けた高年齢労働者の安全と健康に関する有識者会議(令和元年 11月27日)」からです。


◆第 7 回アジア社会福祉セミナーの会場 
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◆インドネシア共和国(10名)の紹介 
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◆マレーシア(3名)の紹介  
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◆タイ王国(10名) の紹介   
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◆フィリピン共和国(4名) の紹介 
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◆台湾(16名) の紹介 
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◆大韓民国(6名) の紹介 
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◆第36期生(令和元年度) の紹介 
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◆セミナー第2部「アジア社会福祉従事者研修の今後」
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◆オール研修生修了生57名 
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◆贈り物贈呈 全社協・古都副会長へ
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◆韓国の修了生 
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◆スリランカから
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◆乾杯 全社協寺尾常務
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