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令和元年度福祉ビジョン21世紀セミナー [2019年12月01日(Sun)]
IMG_2248.JPG
◎↑上記セミナーに参加しましたので、報告します。↓↓

令和元年度福祉ビジョン21世紀セミナー(令和元年11月25日)
「令和時代を迎え、これからの社会福祉を展望する」
〜少子超高齢・人口減少社会における福祉課題と地域共生社会の実現に向けた対応〜
https://www.shakyo.or.jp/news/20191011_fukushivision_youkou.pdf

◎開会あいさつ(10分)→全社協・副会長 古都(ふるいつ)賢一 氏
 情報化社会は、ネット依存。再度考え直す社会か? 2040年を全世代保障型にするために国は議論を重ねている。地位は共生社会の実現に向けて。世界でもSDGsの目標に向けて誰一人も貧困から取り逃がさない環境。それぞれの立ち位置をわきまえて行動することが大事。

◎基調講演(60分)「2040年問題に備える」全社協会長 清家篤 氏
http://www.jamp.gr.jp/academia/pdf/128/128_07.pdf
◯講演要旨→図表1〜図表7を中心とした説明↓↓
・図表1:65歳以上人口比率→我が国は世界で最も高い高齢化率である↓
https://www8.cao.go.jp/kourei/whitepaper/w-2018/html/zenbun/s1_1_2.html
・図表2:人口ピラミッド→2015年画像から2060年画像へ
http://www.ipss.go.jp/site-ad/TopPageData/PopPyramid2017_J.html
2015年画像→団塊世代と団塊ジュニア世代が人口増形成。しかし団塊ジュニア世代が経済的に貧しいために(就職氷河期世代)結婚も数少なく、したがって子育てもできない。→人口減となる。いびつな形の2060年画像参照の事。
・図表3:労働力人口の将来見通し→シュミレーション1〜3参照→日本国をほろぼさないためには、 高齢者や女性も働くことが必要。
https://www.mhlw.go.jp/content/11601000/000532354.pdf
・図表4:世代別の所得変動→図表2‐2‐6 年齢階級別所定内給与額の変化と要因(男性一般労働者)(30〜40歳代の男性一般労働者の所定内給与額減少は、バブル崩壊後の採用抑制と賃金 制度の見直しによる影響の可能性)→赤丸はバブル崩壊後の就職氷河期世代で一般労働者の賃金が改善されても一部改善されたとはいえまだマイナスが多い。→日本の課題。
・図表5:出生率の長期趨勢→出生率は上がらず。第1次ベビーブームから第2次世代の子供が第2次ベビーブームを引き起こしたが「第3次ベビーブームは起こりえない」→人口減少へ。働き手を女性と高齢者へ。
https://www8.cao.go.jp/shoushi/shoushika/data/shusshou.html
・図表6:図5:高齢就業者数の対前年の増減の推移→「団塊の世代」の高齢化などを背景に、2013年以降大きく増加しており、2013年から2016年までは主に65〜69歳で増加、2017年以降は「団塊の世代」が70歳を迎え始めたことなどにより、主に70歳以上で増加
https://www.stat.go.jp/data/topics/topi1212.html
・図表7:平行に移動する平均寿命と健康寿命→人生長生きの秘訣は「未病」、健康と寿命は平行していく。
https://www.taisho.co.jp/locomo/ba/sp/q1.html
◯最後に福沢諭吉の「学問のすゝめ」から学ぶとして締めくくる。いわゆる「主客」「公智」「奴雁」の考え方を地域社会というフィールドに当てはめ、そこで、あるべき姿として、リーダー・専門職の在り方を引用。委細は、最初のURLでチェックの事。


◎講演@(90分)「困りごと」を抱える当事者に社会はどう向き合っていくか
東京大学先端科学技術研究センター 准教授 熊谷晋一朗 氏

https://www.rcast.u-tokyo.ac.jp/ja/research/people/staff-kumagaya_shinichiro.html
(山口県新南陽市生まれ。新生児仮死の後遺症で脳性麻痺となり、車椅子生活を送る。小学校・中学校と普通学校で統合教育を経験し、山口県立徳山高等学校、東京大学医学部医学科を卒業。小児科医として病院勤務を経て2015年より現職。パートナーはアスペルガー症候群当事者の綾屋紗月で、共に障害者の立場から当事者研究を行っている。)
◯当事者視点から「障害者権利条約」の研究解説。→前文「障害(Disability)が機能障害(impairment) のある人と態度及び環境に関する障壁との相互作用であって、機能障害のある人がほかの者との平等を基礎として社会に完全かつ効果的に参加することを妨げるものから生ずることを認め・・・・」
・社会モデルとは↓↓
@医学モデル(インペアメント→体の働きを正常化)、社会モデル(ディスアビリティ→社会環境を整備して正常化)。→この両者が共同して初めてひととしてのモデル正常化へ。
Aスティグマ(恥の烙印)→権力の下で、ラベリング・ステレオタイプ・分離・社会的ステイタスの喪失・差別が共起する現象。公的・自己によるもの・構造的スティグマあり。
B不平等を生み出すスティグマ→社会資源からの阻害、社会的孤立、自己スティグマ、適応的でない対応、ストレス等。→健康・機会の不平等から生ずる
◯ソーシャルワークの歴史→1950年代以前(第1期:診断から意志・機能へ)、1960年代(第2期:個人から社会へ)、1970年代(第3期:部分単線から全体伏線へ)、1990年代(第4期:客観的評価から主観的な体験に基づく支援へ)
◯テーゼ:自立の反対語とは→依存か?
・3・11東日本大震災からのヒント→5階ビルの中で揺れた。下半身まひのため電動椅子使用していたのが電気ストップのため階段から避難。5〜6人に手伝ってもらえたことから障害を補完することは多くに頼ることを学びえた。→依存度が浅い・深いは依存先が多いこと。つまり自立するには依存度を多く持って特定の人だけに依存しない。自立への選択肢を多くする必要があるという。
・自立の意思決定支援とは特定の人よりもいろいろな人に支援してもらえるようにすること。→社会参加をできるだけ多く支援の窓口を広げていくこと。
・適切な意思決定支援の必要条件→選択肢(依存先)の確保、情報保障、経験の共有、洗濯経験の保証、身体反応を拾う、以上の5つ。

◯まとめ→どんな場合でも本人の社会参加として可能な限り選択枝を広げて共有する。


◎講演A(90分)高年齢ひきこもり・8050事例の現状と支援活動の展開
〜社会的孤立の防止に向けて〜    愛知教育大学准教授 川北 稔 氏

https://souran.aichi-edu.ac.jp/profile/ja.4bceec0a2ce778dcb07031094a0c261d.html
1.はじめに―川崎と練馬の事件を受けて
川崎・練馬事件で改めて注目される「8050問題」の本質とは?
https://dot.asahi.com/aera/2019061000086.html?page=1

2.地域づくりに関する施策の動向
・地域包括ケアシステムの強化のための介護保険法等の一部を改正する法律のポイント
https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-12300000-Roukenkyoku/k2017.pdf
→市町村が包括的な支援体制づくりに努める旨。
・地域共生社会推進検討会中間とりまとめ
https://www.mhlw.go.jp/content/12201000/000529520.pdf
→P4〜5参照。→2 対人支援において今後求められるアプローチ、3 伴走型支援を具体化する際の視点。

3.8050問題について
・『8050問題の深層−「限界家族」をどう救うか』
http://jun-ohsugi.com/column/8050mondainoshinsou
→「8050問題」は、「団塊世代の親と団塊ジュニア世代の子ども」の組み合わせで、今後数年間〜十数年間にわたり、急激に増加して大きな社会問題になることは、まず間違いないでしょう。(2005年から2015年の間40代・50代未婚者、親同居者→非就業者77.3万人・2.3%)
3.2地域包括支援センターでの調査から→長期高年齢化する社会的孤立者(ひきこもり者)への対応と予防のための「ひきこもり地域支援体制を促進する家族支援」の在り方に関する研究→(社会的孤立(無色・ひきこもり)状態の子供と同居する高齢者の事例)
https://www.khj-h.com/research-study/family-investigation/
・全国調査では、家族状況や課題、子どもの状態や支援の現状と課題など説明。支援の課題では「父母が何事もないように」など父母の無力化や40代・50代の支援の乏しさを上げていた。
3.3生活困窮者の窓口における40歳維持用の支援事例→引きこもり以外に仕事、人間関係、経済、精神面などの課題あり。連携機関につないで自立意欲の向上・改善など多い順に紹介。
4.引きこもりの定義と現状
4.1定義→社会参加を回避し、原則的には6か月以上家庭にとどまり続けている状態。
4.2ひきこもりの状態→15-39歳の調査54.1万人人口比1.57%。40-64歳調査61.3万人、人口比1.45%
5.ひきこもりの背景
→「心理的側面(生きづらさ、優等生の息切れなど)」「生物学的側面(第一群・第二群・第三群、評価支援ガイドライン)」「社会的側面」あり。
6.本人や家族が置かれた現状(心理的不安・社会的孤立)
6.1心理的な不安の実情と対応
→「安心⇔不信」⇒「自信⇔無力感」⇒「自由⇔選択肢がない」→心のエネルギーを蓄えてもらう対応が必要(エンパワメント)。
7.ひきこもり支援のステップ→@家族へのアプローチA本人への個別アプローチB中間的な場への参加C段階的な社会参加→本人に沿って一歩ずつステップアップ
8.家族が相談から遠ざかってしまう理由
@家族のことを外に出したくない
A子育ての責任を感じてしまい相談できない→責められる
B子供との関係がよくない→相談を子供に隠す。支援を呼びかけたら子どもから暴力。
C相談・支援とのミスマッチ→具体的なアドバイスがない・・。

9.孤立の防止に向けて→「まずは家族の誰かの困りごとを外に出す(外へのつながり)」「関係構築、見守り、介入で外部とつながる」

10.支援事例から→「猫の世話から病院を探す→信頼関係に繋がった例」「本人が自宅でケガ→母親に病院同行の願い・SOSキャッチに繋がる→外出は10年ぶり」

◎今日の感想から
・基調講演の「2040年問題に備える」→とても勉強させてもらいました。全社協会長さんが変わられたということで、セミナーまでに事前学習させられたことが当日の講演にプラスになったと思っています。特に、福沢諭吉の「学問のすゝめ」で締めくくられたことに感動しました。
・講演@では、スティグマの問題が心に残っています。特に障害されている人や家族を新たな視点からとらえなおしてみたいと思いました。disabilityとimpairmentの違いも理解。
・講演Aの「高年齢ひきこもり・8050事例の現状と支援活動の展開〜社会的孤立の防止に向けて〜」→川北先生の「ひきこもり」への打ち込みようは、大変心強さを感じました。
このような若手の研究者を大事にしていきたいものです。国は、もっともっと未開拓分野に豊富な資金を計画してほしい。日本国再生のために。

次回は、「域社会から社会的孤立を防ぐために、講演と3事例の実践報告」です。

◆開会あいさつ 全社協・古都賢一副会長 
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◆基調講演 全社協・清家篤会長  
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◆講演@ 熊谷准教授説明スライド 
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◆講演A 川北准教授説明スライド 
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◆講演A 事例の豊富な体験をバックに 
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