今日は、「第18回社会保障審議会児童部会社会的養護専門委員会資料」からでしたが、掲載の予定変更を願って、昨日(6/19)、かねてから予定されていた
「第2回秋田県福祉施設士会定例会」が「八郎潟保育園」(午前11時から午後2時頃まで)で開催されておりますので、この模様を記させて頂きます。秋田県の施設士会会員は全部で14名おり、このうちの参加者は9名でした。
初めに、「(福)秀麗会・八郎潟保育園(定員90名)」の説明・見学があり、印象として,採光面など、とても明るい雰囲気の施設に感じさせられました。0歳児が多く現在10名でやがてもう3名の入園予定があるという。人口6.300人くらいにしてはうらやましい限りである。八郎潟町にはこの保育園の他に公立保育園1ヶ所があるとのこと。
次に、八郎潟駅前の「法人経営の子育て支援センター」へと移動しながら「八郎潟町」との連携による説明から、町とは切っても切れない設立以来からの関係が感じられました。
「
子育て支援センター」はこの4月に開設されており、広々とした真新しい建物の中にあり、同一建物の中には、図書館(1.2万蔵書)、学童保育、交流スペースとゆったりとした子育て環境の雰囲気が汲み取られ、何よりも期待できると思ったのは、障がい者によるコーヒーショップが同一建物内に設置され運営されていたことです。
図書館長さんの話では、参考として各地からの見学者があるという。ちなみに北秋田市・教育委員会からの見学もあったと言うこと。
町の人口は6.300人程度ときかされ、更に今後の諸々の運営に関して、その努力が期待されると興味津々になっていたことが印象にあります。
次に、近くの八郎潟公民館に場所を移し、昼食後、会員間の交流・情報交換が行われました。
話し合われた内容の要旨として、施設長の集まりですので、「施設長としてそれぞれの施設をどのように運営していくのか」にどの会員からも意識の根底に存在しているようで、特に組織面での職員と利用されている方々との関わりの悩みが多かったように感じました。
例えば、若い職員の気持ちの落ち込み等(利用者との関わりで)、ベテラン職員が「どのようにサポートしたらいいのか」「若い職員の落ち込みに対して自ら乗り越えていく」所に,職場定着があるようだが、そこまで行く前に現場の多忙さから転職されてしまう、給料どころではなく、その精神性にあるのではないか、ほめられて育ってきているが故の脆弱さではないか、安心して職員に働いてもらうための配慮は、施設自体の取り組みの目標設定向かう姿による事が大きい、 等々。
話題は職員に関する悩み・確保のための方法に限らず、このほかにも「楽しい職場を目指すためには」など話し込んでいく姿に感銘しております。
職の種別が異なっていても施設長としての共通性が話題になった好例でしたが、話合いの時間が不足しており、終了時間となってしまったことを反省しています。
次回の企画立案の参考にさせてもらいたいと思っています。
◆施設経営で一言言わせてもらうなら、昔から「福祉は人なり」のように、今の時代こそ生きてくる格言があります。
施設長は、どんな場合でも、「悩み・困難は乗り越えられる」という強い自分自身の決意・覚悟を確認することではないかと思います。
そのように言うと、そうはいっても、「現場経験のない未経験者に解るわけがない」と思われるかもしれませんが、その意味は,施設長であると言うことは、「職員等、人のせいにしないこと]ということであり、自ら自分の姿勢をかえりみること、そのように考えることが、常に施設長として組織を変革していく力によどみがなくなっていくと思っています。
未来に向かって(施設の理念にむけて)意識的に走り続けていく施設長、この姿を職員の前にさらけだしていくこと(モデル)こそが職場を取り仕切る役割のようにも思えますが、いかがでしょうか。
関わるお互いが先ず知り合う、理解し合う、信頼しあう所に人としての存在の原点があるようにも思えますが・・・。そんなことは「解っているよ」といっても、まだ納得しないのは、施設長としての役割が、まだまだ未熟なことになるようです。
長くなりましたが、次回は、
「第18回社会保障審議会児童部会社会的養護専門委員会資料」からです。
定例会出席メンバー(保育園正面)
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昼食後の情報交流(公民館)
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