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施設長の考え方 [2013年03月27日(Wed)]
前回は、日本福祉施設士会による「倫理綱領」から更に具体化されたもの、すなわち「行動原則(6つの姿勢とそれに関わる12の行動)」を実践するためには、「その人なり」の人物が問われ、特に「組織のトップの質が問われ、不思議なことにトップの器量通りの組織になっていく」ということを述べさせていただきました。

社会福祉施設には、社会福祉法人もあれば、公立、公益法人の設置もあり、株式会社などさまざまな経営主体があります。
日本福祉施設士会の会員はほとんど社会福祉法人の経営主体ですので、行動原則は「管理者・組織のトップ」が一人ひとり実践目標を立てて実行するように進められています。

繰り返しますが、施設は施設長等トップの考え方に左右され、トップはどのようなサービス提供を望み、どのような地域への姿勢を持ち、どのような姿勢で職員に対して臨むかが大きな施設長のリーダーシップの発揮になります。

よく「うちの職員はやる気がない」とか「チームワークが保てない」とか否定的な言動が目立ったりしますが、施設長は職員等に責任転嫁をしないことです。
職員がどうであれ(極端ですが)、施設長の質的向上に向かっている姿が大事であり、その姿を見たり、感じたりしながら職員は育っていくのです。

例えば、家庭の中での親子の関係を引き出しますと、
いくら親が「テレビを見る前に宿題しなさい」とか、「学校の先生の言うことをまず聞きなさい」とかを、考えてみたとき親が子どもの宿題中に見えないところで興味があるからと言ってテレビを見ていたり、我が子かわいさから子どもの前で学校の先生の悪口を言ったりすると、言動不一致になります。すなわち、親が望んだように子育てはうまくいかなくなるおそれがあります。子どもは親の態度・考え方ををよく見ていると同時に目に見えない言動に応えてしまうのです。

余り良い例とはいえませんが、施設長と職員の関係、地域と施設の関係も「関わり」の視点では同じになります。

社会福祉施設長は自組織に対し、どの程度のサービスを望むのか、定期的に見直し、チェックを入れ、現状維持で問題が起こらなければ良しとするのか、地域的にみんながこのくらいのサービスで良いだろうとか、それとも利用者一人ひとりの幸せを願いながら関わっていくのか、運営する施設長はその点検に迫られてきます。


次回以降、とびとびの日にちになってしまうと思いますが、第三者評価の観点から応えていきたいと思います。
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